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フィリピンのことを日本人に伝えたい

私はフィリピンに約1年半住んでいました。

南に位置するミンダナオ島に1ヶ月、残りの1年以上をネグロス島というフィリピン中央に位置する島で過ごしました。

どちらの生活も刺激的で、まさに私の人生を変えるような体験ばかり。

見て見ぬふりをした。

あの時、私の世界観を変えてくれたフィリピン。

スラムの人たちは思っていたよりもずっと貧しく、街に出ると想像していた以上に物乞いがいっぱい。フィリピンと言えばストリートチルドレンのイメージが強いですが、テントというにはあまりにもボロボロの、ゴミで作ったような家で一家が路上生活している光景は、リアルで衝撃的でした。

「トイレはどこでしてるんだろう?」
「仕事してないのかな」
「あの道端に大きな石が埋まってるお墓っぽいのはもしかして人のお墓…?」

素朴な疑問がいっぱいだったけど、いつも側を通る時は見て見ぬふりをしました。

何をしたら良いか分からなかった。
何をすべきなのかも、分からなかった。
本当はそんなこと考えなくても良かったのかもしれない。
何かを渡したいと思ったのなら渡せば良かったし、日本人にもこの現状を伝えたいと思ったのなら写真を撮らせてもらえば良かったのかもしれない。

無力。罪悪感。

何もできない自分が嫌だった。無力。
何もしなかった自分にも罪悪感を感じていました。

今コインケースに入れてるたった100円でも渡せばハンバーガーが食べられる。20円でも、50円でも、彼らにとっては大金になる。たったそれだけなのに。それが解決策にはならないと思っていた。今でもそう思っています。

けれども、それでも何もせずに見て見ぬふりをしてきた自分が、今でも恥ずかしい。

あの時は何もできなかったけど、これから何かできるかもしれない。

今からでも、フィリピンのことを日本人に伝えていけるはず。
できることは少ないけど、できることをやれば良いと思うようになりました。

フィリピンについて話せることがあるし、話したいことがあるから、noteをうまく活用していきたいと思います。


noteには下書きばかり溜まっていて全然発信できていないけど、少しずつ公開していきたいな。

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