見出し画像

Starbucksリユースカップ実証実験スタート

Starbucksのリユースカップ実証実験が11月22日スタート

アメリカ、韓国ではすでにスタートしている試み。

国内ではスペシャリティコーヒーの名店「オニバスコーヒー」を中心に先月より同様の取り組みが始まっています

オニバスの取り組み

■LINEでお友だち登録

このサービスの特徴の一つはLINEを使うこと。先日東京都が始めたコロナワクチンの証明書サービス「TOKYOワクション」もLINEが必要。

タンブラーのリユースを行うRe&Goに友達申請

画像1

登録するとLINEの画面の下に操作メニューが表示されます

LINEでこんなメニューが表示できるとはビックリです

画像16

■使い方

1.メニューからお店を探すを選択

今回の実証実験は丸の内エリアの10店舗が対象店です

画像16

店にはこのような案内が設置されています

画像4

2.バリスタにリユースカップの利用を告げる

すると専用カップが手渡されるのでメニューの容器を借りるを選び、タンブラーのQRコードを読み取ります

画像5

正常に読み取れるとこのような画面が表示されます。そして普段と同じようにドリンクをオーダーします。今回はマイタンブラーと同じように20円引きになりました

画像6

タンブラーはグランデサイズまではいるので思ったより大きいです

ステンレス製で保温保冷機能もあるようです。通常の紙コップに比べるとその差は歴然です。

スタバのロゴもなくシンプルなデザイン。ロゴとかあると転売されそうです。

画像7

底には数字が刻印されています。カップ毎のナンバーかな?

画像8

透明なプラ製の蓋。パッキンが付いているので簡単には外れません

画像9

蓋の上面は飲み口に向かってすこしスロープが付いているので思ったより飲みやすいですが、やはり蓋を外して飲んだほうが美味しいです

画像10

■容器返却

1.LINEのメニューから容器を返却を選びます

すると手持ちの容器をすべて返却するか聞いてきます

画像14

2.店頭の返却用QRコードを読み込む

画像15

返却処理が終了するとこのような画面が表示されます

画像16


メニューにあるみんなの環境貢献度を選ぶと、総利用者数が表示されます

画像16

一人で同時に3個まで使えるようです

画像16

■LINE連携

オペレーションの肝はLINE連携かな、電話番号毎に1IDなので未返却への催促メッセージや常習犯の利用停止、また利用履歴によるインセンティブでポイント付与などいろいろできそう。

期間中にいろいろなアンケートメールがきそう。

■現状のオペレーション

店頭でのオペレーションの整理

1.イートインでマグカップ利用:無料、店内洗浄
2.テイクアウト(紙コップ&蓋):無料、利用者が廃棄
3.マイタンブラー持ち込み:20円引き、利用者洗浄
4.リユースタンブラー:20円引き、店頭回収&業者洗浄(現状)

私は昔いたオフィスのスタバで毎朝ダブルトールラテとクロワッサンを買っていました。その頃はマイタンブラーを使っていたのですが毎日自宅に持ち帰り洗うのが面倒でした。年間で200杯以上飲んでいましたね。

このサービスがあればヘビーユーザーになっていたでしょう

この状態から推測すると、今回のリユースカップは10円引きが妥当かな
ただ、カップ返却時に10円渡すのは不可能なので、LINEポイント付与が現実的

1回10ポイント付与、10回で更に追加で10ポイント付与とかキャンペーンもできそう。

ただ、プレスリリースにあるこの文面がわかりにくい。

「●利用料金
実証実験スタート時は無料でご利用いただけます
*実証実験期間中に変更の可能性があります」
これでは本運用時には有料メニューのように感じてしまう。実際有料は難しいと思います。回収洗浄費用をどう負担させるのか?悩ましいところです。

■今後に期待

プレスリリースにあるようにstarbucksだけでなく競合のチェーン店や個人店を含めて広がると面白い。洗浄に関しての回収オペレーションが課題かな。

今回のサービスは丸の内のようなオフィス街での実施が現実的ですね。朝近くの店でドリンクを購入して帰宅時に返却。これの繰り返し

住宅街の場合はこれよりマイタンブラーの利用促進の方が向いている。

マイタンブラーを店でキープして洗浄してくれると嬉しいけど、タンブラーの破損や紛失のリスクがあるので実現するのは難しそう。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?