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坐骨神経ブロック点刺鍼は標治

「標治も、本治も、ともに大事である」と、ことあるごとに言ってます。

標治とは、とりあえずの治療。例えば坐骨神経痛に対して、坐骨神経ブロック点に刺鍼します。坐骨神経にまで届く「鍼」はありがたいものです。

坐骨神経痛は痛むのは坐骨神経、痛みを認識するのは脳。坐骨神経を鍼で刺激すると、この刺激によって、元の痛み(坐骨神経の痛み)が打ち消されます。

「打ち消す」のではなく、「ごまかす」といったほうが正しいかもしれません。というのも、この段階では「痛みを感じなくなった」だけの可能性があるから。

感じなくなるならそれでいいじゃないか、という考え方もありますし、それっきり、再発しないケースもあります。

しかし、再発するケースもある。その確率は高い。

だから標治にとどまらず、本治をしっかりと行うことが大事。坐骨神経痛という症状の奥底にある、「証」に働きかけることこそが、治療におけるメインディッシュです。

読んでくれてありがとうございます。

坐骨神経痛に限ったことではありません。



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