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効果を最大限に引き出す

本物の薬を飲んだ100人のグループAと、
偽薬を飲んだ100人のグループBとを比較し、
偽薬を飲んだ人は、100人のうち50人にしか効果が無く、
本物の薬を飲んだ人は、100人のうち60人に効果が有れば、
その薬は、プラシーボ以外の効果が認められた、ということになります。

グループAの効いた60人の効果が純粋に薬効によるものなのか、
これは本当のところはわかりません。グループAでは、本物の薬を飲んでも効かなかった人が40人いるわけですし。

ある人から譲り受けた一枚の人形の絵を、南西の部屋に飾ってから体調が悪くなり、その後死に至った。という話をされても、では東南の部屋だったらよかったのか?人形ではなく、動物の絵だったらよかったのか?富士山だったら病気にならず、どんどん元気になったのか?

鍼灸による治効のメカニズムはかなり解明されていますが、しかし効く人と効かない人、効く場合と効かない場合があるのは事実です。

治ったのは鍼灸の効果のみによるものなのかどうかも、本当のところは分かりません。

西洋薬に限らず、漢方薬でも、鍼灸でも、気功でも、何でも、
基本的にすべてそうなのですが、その効果を100%立証するのは簡単ではありません(厳密にいえば無理です)。すべてが明らかになる、などということはこれから先もないでしょう。

大切なのは、病気が治り、体調が良くなるために、何をどうするか、です。薬を飲もうが飲むまいが、鍼を打とうが打たれまいが、これはもうわかっています。

読んでくれてありがとうございます。

よく寝て、適度に働く。ストレスを溜め込まない、

そうすれば、ごはんも美味しい。






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