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もう息の 絶えた人が 海原に咲く 花を摘んでいる 彼に記憶はないのに 花の香りに 満たされ…
その太陽には 明るさも暗さもなかった 雲に覆われながらも はっきりとした円形が私には見えた…
重かった 春を想う 早過ぎた 夏を想う 十月の風が 冷たさを増していく 季節がまた 季節を…
古びたオレンジ色の バスを降りると 小さなバス停が 風に揺られていた 私は陽炎に 染まる小道…
穏やかに見える海も その底は深く 神々しく冴える満月の光さへ 深海の花園を照らす事は出来な…