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毎日の珈琲のように、日常に寄り添う音楽を!

娯楽というのものは、食べることや眠ることと同じくらい生きていく上で必要不可欠なものです。
スポーツにレジャー、読書、映画、ゲームなどなど、世の中には様々な娯楽がありますが、もっとも身近な娯楽はやはり音楽ではないでしょうか?
少なくとも僕にとっては、生きていく上で重要なものです。

では、どんな時に必要なのでしょう?
気持ちを奮い立たせる時には元気な音楽。
ストレス発散したいときには激しい音楽。
気分が高揚している時にはダンス・ミュージック。
しかし、普段の日常を過ごしていると、そういう特別な気分になることは稀です。
それよりも、料理や掃除などの何気ない作業時や、リラックスしている時に音楽を聴く時間のほうが、僕は多いようです。

僕の運営するディストロ『珈琲マインド』では、そんな日常生活に寄り添う音楽を提供していきたいと考えています。

事の発端は、名古屋の新栄ROLLINGMANにて不定期に開催している僕の主催イベント『コーヒーもう一杯』のコンピレーション・アルバムを制作したことに始まります。

まさに前述の通り日常生活に寄り添うアルバムであるこの2枚。
このCDの販売先を色々と探していたところ、地元・名古屋にあるインディーズ音源を扱うショップはパンクやニューウェーブなどのロック系がメインのところが多く、全国で探してもこういうアコースティックな和み系の音楽を専門で扱うような店舗は見つかりませんでした。
色々と探している過程で、HOLIDAY! RECORDS に代表される「ディストロ」という販売形態があることを知り、無いのならば自分でやってみよう、と思いついた次第です。

HOLIDAY!さん以外にも、このBASEやstore.jpを利用したディストロは探してみると結構ありますが、やはりロック系が多く取扱商品も似通っている印象でした。
そこで、当店ではアコースティック系をメインに置き、シンガーソングライター、シティポップ、ジャズ、ブルーグラス、ブルース、カントリー、60年代~70年代色の強いルーツ志向のロックなどの国内インディーズ・ミュージシャンの音源を販売し、パンクやニューウェーブなど激しい音楽やアバンギャルドな音楽は一切取り扱わない、という方針で営業していきます。

ロックは一切取り扱わない、というわけではありません。
基準としては、クリエイション・レーベル時代の Teenage Fanclub のような、のどかな雰囲気のロックは積極的に取り扱おうと考えています。

これこそ、僕が考える日常生活に寄り添う音楽かと。


そして、当店の名称である『珈琲マインド』
これは70年代中期に活動していた日本のバンド「銀河鉄道」の曲に由来します。

2000年代初頭に、日本の60~70年代のフォークやロックを懐メロとしてではなくスタンダードなポップスとして再評価する「喫茶ロック」というプロジェクトがありました。
僕のイベント『コーヒーもう一杯』並びにコンピレーション・アルバム制作は、このプロジェクトに強い影響を受けています。
そのプロジェクトにてアルバムが再発され「70年代のサニーデイ・サービス」という、ちょっとよくわからないキャッチフレーズで再評価されたバンドが「銀河鉄道」です。
『銀河鉄道』『ミルキー・ウェイ』という、現在はCDでも手に入る彼らの2枚のアルバムは、どちらも日本のロックの歴史的名盤です。

ちなみに『珈琲マインド』という名称は、僕がパソコンをやり始めた2005年頃にHTMLを独学で学んで稚拙ながらも作った、和みの名盤を紹介するホームページにも使用しました。
去年、そのサイトも復活させましたので、そちらもぜひご覧ください。

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