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渦の中心がどこなのか、
はっきりと判別できる場所に私は籍を置いてしまった。

心地良い環境を求める行為は、
自らのためではなく、
あくまで他人のために率先される。

ただ幹事の人が、
私たちの集団を民族のサラダボウルと評したのは、上手く言ったもので、
確かに自分自身の民族性を改めて認識する時間をもたないと、
緊張とそれにより乱れた呼吸のせいで、
勝手にぶっ倒れそうだったから。

幸い、その幹事の人がまず初めに私から、自己紹介を促してくれた。
しどろもどろする私の短いスピーチも、
”こんな大舞台の一番手なんだから、不安だよね”という
観客の温かいご理解で、どうにか無事終えられた。

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