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vol.31 孤独の喫茶②

都内某所。

私は時折、無償に素敵な喫茶で美味しいコーヒーが飲みたくなる。

この店は6.7年前から、ずっと通っている店なので、今では目を瞑っても、たどり着ける。

あまり歩いて行くことはないが、駅からだと20分くらいかかってしまうだろう。
愛車のチャリで今日も快適だ❗️

この店へ向かう時は常にコーヒーへの渇望が激しい時である。

店は大通りから一本路地を入ったところにある。
こんなところに本格的なコーヒー豆屋があるなんて、長年住んでいる私でも全く気づかなかった、、、

元は倉庫(大きな冷凍庫)があった場所を、リフォームして、おしゃれな店舗へと模様替えをしている。
全体的にコンクリート打ちっ放しの空間にウッドカウンターが備えられており、木の温もりを感じる内装がまた雰囲気があって良い。

店舗の中で一段と目を引くのが大きな富士ロイヤルの焙煎機。
大きな窯をもつシルバーのマシーンは、まるでSLのような大迫力だ。

興味がありすぎて、一度無理を言ってオープン前に焙煎している様子を見学させてもらったことがある。

あの時の興奮はいまだ冷めず、私が想像する未来の自店舗のイメージは、強くこの店の影響を受けている。

お店の中はカウンター席のみ。
もともとゆっくりコーヒーを楽しむと言うよりは、上質な豆を買って帰り、家でのコーヒータイムを楽しむことをメインとするお店である。

家でコーヒーをドリップするために必要な道具は店舗に揃っている。
私もよくおすすめを聞いては、家で使うことが多い。
私のドリップグッズの大半は、ここのおすすめで埋め尽くされている。

カウンターには、黒のTシャツが似合うマスターがいつも笑顔で出迎えてくれる。

私はいつも通り、約12種ある豆の中から、今日の狙いを定めて購入する。

豆はいつものようにショーケースに収まり、浅、中、深煎りが置かれており、それにプラスして、オリジナルブレンドが3種、常備されている。

私はシングルオリジン(単一農園)のコーヒー豆が好きなので、新しい国のコーヒーが並ぶと手を出さずにはいられないたちである。

いつも思うがこのお店のコーヒー豆たちはずば抜けて美系である。
こんなに男前?美人?な豆たちは他所ではなかなか出会えない。
それくらい美豆たちである。

私はライナップから、エチオピア、グアテマラ、そしてコロンビアを選択。
浅、中、深煎りと煎り違い3種を選択した。
それぞれ作られた農園が記されており、遠い異国の方達の愛情がたっぷり注がれた豆たちが愛おしくなる。

そして暑い日々を乗り越えるために、アイスコーヒー用の深煎り豆も常備しておかなければ、私の心は落ち着かない。
今回はコロンビアにその役を任命した。

今はコロナの関係で店舗でのドリンクが休止中であるが、マスターの淹れたコーヒーで以前一目惚れならぬ、一味惚れをした。
忘れもしない、エチオピアのサワナ農園が作ったイチゴの風味がする一杯。
あの一杯で私の人生は大きく変わったと言っても過言ではない。
人生を変える出会いができた私はとても
口福者である。

豆を各200gずつ購入する。
600gで私と妻、20回分のコーヒーが楽しめる。


うーん、早く帰って飲みたい‼️

私の中のコーヒーへの渇望が爆発する💥
早く飲みたい☕️

会計をすませ、最近の出来事を少し話したのち、足早に帰路につくのであった。


いつも良質な美豆と心安らぐ豊かな時間をありがとうございます😊

最後まで読んで頂きありがとうございます☕️
それでは☕️

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