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JBCFおんたけTT・HC

個人の力量が試される2日間だった。

特にTTは当方が目指しているデフリンピックの競技種目になっているため
現状把握と課題の洗い出しに注力。

【目標】
TT:22分台
HC:FTP域を維持。順位はともかく自分のベストを尽くす

結果(E1)
TT:23分38秒 (28/34位)
HC:1時間12分33秒 (38/41位)

パワーデータ
HCのデータ↓

15分あたりまではパレード走行。一旦停止してからリアルスタート。

※TTのデータはパワーが低すぎたり高すぎたり終始挙動が怪しいため
データとして成り立っていないため掲載しません。


レース前日

今回は車ではなく、新幹線+特急で移動。
新横浜でチームメイトと合流し、名古屋ー木曽福島のルートで移動。
運転しないため移動時間はリラックスしたり喋ることができたのは良かった。
ただ輪行する必要があるので輪行の労力を考えたら一長一短かな。
今回一緒に移動したチームメイトは宿に直接ロードバイクを送っており、
移動は最低限の荷物だけだったので、次回以降は前もって宿に送るのも検討したい。

現地でもう一名のチームメイトと合流し、昼食→試走。
今回、TTバイクは有難いことにチームメイトのものをお借りして走ることになったのでポジションの確認・微調整を実施。
サイコンに表示されているパワーがいつもより低いな〜と思っていたが
TTポジションだからこんなもん?とその時は気にしていなかったが
一時チームメイトと離れた時にパワーが出なくなってしまい、
再合流した際にまた表示されていたので、これはチームメイトのパワーメーターを拾っていることに気が付く。
このことをチームメイトに話した時に付け足しで「いつもよりパワーが低いなぁ〜」って話したら
「こういうのはパワハラって言うんだよ」って言われた。確かに。
パワーメーターハラスメントだから意味的には合っている。

肝心のTTバイクに付いているパワーメーターは終始挙動が怪しかったため
本番はパワー値は見ないことにした。

1日目 TT

平坦基調で、往路・復路ともに短い登りが入るレイアウト。
往路はダラダラ1分くらい登るが、復路は勾配がキツい代わりに20秒頑張れば登り切れる。

目標は22分台で走り切ることなので
往路Uターン時に11分台に収めることを目標に。

当日は微風ではあったものの、往路は向かい風だったため
Uターン時は11分30秒-12分でも慌てず、復路で追い風の力もお借りして
ペースを上げていく作戦で行くことに。

スタートし、4km地点からの登りまではそこそこスピードも出ていたが
ギアが軽く感じたので1枚重くしたところもっと加速できていた。
その勢いを殺すことなく登りに入ったが、慌てることはせずに淡々とFTP+50wくらいを維持するイメージで走る。
登りが終わったところで苦しさはあまりなかったので
往路でしっかり出し切るためのペース配分を意識して走行。

Uターンする手前で、30秒後にスタートした選手に抜かれたが
ガチなTTバイク・TT仕様のホイール・ヘルメットという装備だったので
「まあそうなるよな」と思いつつも自分の走りに集中する姿勢は崩さず、
復路に入る。

往路Uターン時点でタイムは11分58秒。
目標よりも若干遅めなタイムだったが、余力はあったので
復路で出し切ることにフォーカスして走行。

復路の登りは先述の通り20秒頑張って登り、以後ゴールまでの4kmはとにかく全力で走ってゴール。

最終的なタイムは23分38秒。
復路は11分40秒で走った計算になる。(往路11分58秒)

【反省】
全体的なペーシングは予定通りだったが
復路で20秒も短縮できるなら往路でもっと上げても良かった。
また、心拍計を忘れてしまったことで、今回のようにパワーに頼れない状況になった時にペーシングの参考材料がタイムのみだったことは勿体なかった。

デフリンピックのTTコースは未定だが
距離は20km程度か、それ以上ある予想なので
今回のようなペーシング配分はすごくいい勉強になった。
今回のタイムには全く満足していないので、もし来年もおんたけ出れるなら
1分以上は短縮したい。いや、短縮してやる。

2日目 HC

重量級スプリンターがHCに出ると表彰台なんて雲の上の存在だが
パワーを維持する点はTTと似ているので、TTの強化として参加。

スタートは標高800m地点、ゴールが2140mというコースレイアウト。
今回のスタートとゴール標高が似ている渋峠(群馬)をGWに登った際はFTPから20w低い数値で登りきれたので今回はそれを下回らないようにすることと、せっかくのレースなので20分以上のパフォーマンス測定も兼ねて走行。

スタートから5km地点まではパレード走行、一旦整列してからリアルスタートの流れ。
リアルスタートして、先頭集団に残るべく一か八かの賭けとしてE1優勝した成田選手を追走したが、15秒550w出ていて「これは無理」と判断して
開始20秒で先頭集団から脱落。
チャレンジしないよりは当たって砕けろ、の精神。

以後は展開に絡むことができず、特筆すべき事項がないのだが
20分・60分のパワーは自己ベストを更新する収穫もあったので
結果的にはHCに出て良かったなと。

最後に

TTは悔しさしか残らなかった反面、HCでは自身のパフォーマンスが向上していることを確認できた良い機会になった。
成長を実感できると今後の競技活動に対するモチベーションも上がるので
この調子でニセコ150kmで良い成績を収めるように、怪我・病気には注意を払って過ごしていきたい。

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