【KRC】体とランを結びつける「連動性」で走りを磨く。
「連動性」
この言葉を聞いた時、
何を思い浮かべますか?
"?"が並ぶ方々は、
今回のnoteを読んでいただくことで、
今後のランにおける走り方が変わると思います。
それでは↓↓↓↓へお進みください。
皆様にとって、
良いnoteでありますように。
【連動性とは?】
体が最大限のパワーを出力するための体の使い方です。
例えば、
ピッチャーがボールを投げる時、
手でボールを放るからと言って、
手だけ動かすわけではありませんよね。
足を上げ、
体を捻り、
肩を使って、
指にまで神経注いで投げます。
つまり、
「投げる」という一連の動作の中には、
いくつもの体の連動動作が含まれているのです。
これは「走る」ことも然り。
ではランナーが意識すべき連動性とは何なのか?
今回はその内の1つをご紹介します。
[連動性 -腕- 編]
先程は野球のピッチャーを例に上げましたが、
走る際にも連動性は随所に見られます。
一番目に見えて確かなものは
「腕振り」です。
個人的な感覚では、
足の動きをコントロールしているのは腕だと考えています。
左手を引いていれば左足は前、
右手が前にあれば右足は後ろ、
そんな当たり前の体の動きを、
各個人の体に合ったタイミングで繰り出す事で、
よりスムーズな足運びを実現させ、
動きを自動化させることに近づけることで、体への負担も軽減させられます。
つまり、
これらパフォーマンスの向上を叶えるキーセンテンスが、
「連動性」なのです。
[連動性を向上させる腕振りのポイントとは]
答えから申し上げますとそれは、
・「肘を引けているか否か」
・「肘と足の周期的動作」
この2点です。
それぞれ短い言葉だけでは、
私と皆様で理解に齟齬が生まれてしまうと思うので、
もう少し噛み砕いてみた言葉を下記にまとめます。
「肘を引けているか否か」
引いた肘がどれだけ体より後ろに送れているかが判断のポイン
トです。
肘を引いた方が理由としては、
引いた分だけストライドの幅を広げる事が可能になるからです。
ストライドを広げるには身体を大きく捻る必要があります。
捻る際は体のバランスが不安定になるデメリットがありますので、
肘を引いて体を捻ったことによる、
バランスとの調律を取ることにもなるのです
しかし、これは一人では判断しにくいです。
体の動きと感覚は必ずも一致しません。
ですから、動画等で撮ったご自身の姿を観た
方が間違いが少ないはずです。
また、肘をより引くためには背中の柔軟性が肝です。
ここが固くては肘を引くことは困難かもしれません。
「腕と足の周期的動作の合致」
ランは同じ動作の繰り返しです。
腕を引いて足を前に出してその繰り返しなのです。
しかしその分、
腕と足の動きのタイミングは、
走る距離が長ければ長くなるほどズレるリスクが高くなります。
腕と足のタイミングがズレることは体の中で不協和音となります。
それすなわち、
動きの潤滑さに錆ができることになるのです。
錆ができてしまった機械は動きが固いですよね。
その錆は腕と足の動かすタイミングがズレることで、
どんどん範囲を広げていきます。
錆なく、スムーズな動きを実現する事に必要なものが、
冒頭からずっとお伝えしている"連動性"なのです。
[まとめ]
[連動性を向上させるメリット]
・スムーズな動きの実現
・体の負担への軽減
・ランニング動作の自動化
→楽に走れる♪
・パフォーマンス向上
[連動性を向上させないことのデメリット]
・長い距離を走れば走るほど体に錆が出来たように動きにくくなる。
→体への負担の増加
→パフォーマンス低下
→楽に走れない
[最後に]
今回のnoteは前回投稿しましたスロージョギングにおいて、
応用させることが可能です。
そこでもお伝えしましたが、
体は覚えた動きしか再現させることは出来ません。
ハイペースのジョグで、
イメージしている腕振りや足運びを実現出来ないのであれば、
スロージョギングで一度実現後、
様々なペースのランへ再現&応用すれば良いのです。
是非ご活用ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
KRC東京コーチ : 石川 颯真ンを結びつける「連動性」