【KRC】クラブで走る理由
【はじめに】
陸上競技は個人種目、
駅伝だって走る時は個人になってしまいます。
ではなぜ、そこにクラブやチームで走る理由があるのでしょうか。
今回のnoteにはその理由について、
私の考えを言葉にします。
【長距離種目は個人で走れるが、チームやクラブで走ることで+αの力を生む】
この題目だけですと、
+αの力とは?
と疑問符が浮かぶと思います。
詳細については下記にてご紹介します。
【個人で走るとは】
ランニングは前述したように一人で行うこともできます。
それはそれでひとつの魅力です。
ウェアとシューズがあれば練習だって一人で出来るうえに、レースにだって出場できます。
又、長距離種目はほぼ全てのレースを一人で走りますよね。
ペースメーカーを設ける事や箱根駅伝予選会等の、集団走を展開するためにチームプレーが必要なケースもありますが、ほぼ一人です。
では、
チームやクラブで走ることで、
どんな+αがあるのでしょうか。
【集団で走ることの+α①】
例えば、
一人ではこなすことのできない(距離やペースの)練習をチームで取り組むことにより、励まし合い、叱咤しあい、仲間の力を使ってこなせる練習も多々あります。
又、クラブでの活動では、
共に似たような志を持ったメンバーと会うことが可能になり、良い相談相手、良い競争相手として、良いアドバイザーとして、あなたのランニングライフをより良いものにしてくれます。
【集団で走ることの+α②】
では、それらをレースに落とし込むとどうなるのでしょうか。
私の場合は、
レースでは関わった人たちに報いたいという考えの下、
辛い局面で助けてくれる支えになりました。
主に駅伝で培われたものですが、
「次の走者が楽になるようにこのキツイ時間帯を踏ん張りたい」
「チーム目標が優勝だから、この先頭集団からは何がなんでも離れないぞ」
「先輩や監督から色々なアドバイスをもらってきたのだから、走りで恩を返したい」
と言ったような、
個人で走っていては到底到達できない域にまで思考を張り巡らせることができ、尚且つ力に変えることが出来ます。これがチームやクラブで走る理由です。
【幅広い視野の獲得】
直前に少しだけ出てきましたが、
チームやクラブで走る理由には、思考を張り巡らせる事ができると触れました。
それはどういうことなのか?
題目にもあります通り、
幅広い視野を獲得できるということです。
「一緒に走っているメンバーにどのように声をかけたら良いのか」、
「チームメートが苦しそうだから、前にでてペースメイクした方が良いのか」、
等々、状況に応じた対応を考えると共に、自分だけではなく、周囲に気を配れる広い視野が育つのです。
その視野は、
周りの方々の練習法を柔軟に取り入れられたり、レースの流れや動きを捉えることに敏感になれます。
【まとめ】
チームやクラブで取り組むことは、
練習でもレースでも、あなたを一歩二歩先に、考え方や走力を進ませてくれる環境となります。
多くの人と関わり、
走ることは勿論、考え方や感性を磨くことで、皆様の足がどんどん広い世界へ進むことを祈っております。