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香りのこと

ご覧いただきありがとうございます。

手作り石けんに
精油などで香りを付けると
使う楽しみや効能がより一層広がります。
精油のお話を少し。

石けんの材料となる
植物油と精油はどちらも植物です。
好みを除けばどの香りも調和するはず。
精油は石けんの香り付けとしては最適です。

精油とはエッセンシャルオイルとも呼ばれ
植物から抽出される天然の素材です。

植物の花や葉、果皮、樹皮、根、種子などから
抽出されます。
最も一般的な方法は
植物を水蒸気で蒸す「水蒸気蒸留法」。
そのほか
柑橘系の果皮を絞る「圧搾法」
溶剤に花を漬け込んで芳香成分を抽出する
「溶剤抽出法」などがあります。

精油には植物の持つ有効成分が凝縮されていて
心を落ち着かせたり
肌を引き締めたりする作用があります。
これを利用したのがアロマテラピーで
香りをかいだり
植物油で薄めて体に塗ったりすることで
精油の成分を体内に取り入れます。

石けんを作るうえで
精油は絶対に必要というわけではありませんが
精油を入れることによって
石けんを使うたびに
好きな香りを楽しむことができたら
嬉しいですね。

精油の香りはほのかに穏やかに
心身に働きかけます。
石けんの使い心地を高める要素のひとつとして
取り入れてみても良いですね。

精油の中には、妊娠中は控えた方がよいものや
お年寄り、既往症がある人など
敏感な体質の人は
香りに反応しやすいこともあります。
パッケージや説明書をよく確認した上で
精油を選び
不快や異変を感じた時は使用を控えます。

また、3歳未満の乳幼児は
抵抗力も弱く体重も軽いため
大人に比べて
精油の影響を受けやすいとされています。
乳幼児の使う石けんには
精油を加えない方が良いですね。

ここで少しフレグランスオイルのこと。
フレグランスオイルとは
天然香料や合成香料を調合して作られたものです。
ポプリオイルやアロマオイルとも呼ばれ
主に香りを楽しむために使われるオイルです。
精油のような植物成分の効果はあまりありません。

フレグランスオイルは
精油と比べてリーズナブルな価格で
フルーツやチョコレートなど
精油にはない香りの種類があります。
また香りの持続性が高いのが特徴です。

石けんの香り付けに使用すると
香りが長くはっきりと続くものになります。
飾って香りを楽しむ石けんができますね。

精油のブレンドのお話は次回に…。

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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