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情報活用のうまい人がやっている3色ボールペンの使い方

齋藤孝先生の「情報活用のうまい人がやっている3色ボールペンの使い方」を読んだ。齋藤孝先生の本は実生活にとても活用出来る本である。3色ボールペンというから黒、赤、青じゃないの?緑が入るなら4色なのでは?と思ったがこれには理由がある。黒は元々使わないのである。赤と青は客観的にみて重要の度合いで使い分ける。緑は主観的にみて重要な事に使う。そしてペンも重要で「ノック式で色を切り替える物」を使う。3色なんだから3本用意すれば良いわけではない。ノックで切り替える=意識を切り替えるということなのだそう。
僕がこの本の中で一番残ったのは「アイデアとは既存の物に対してバランス良く自分の内側の情報をくぐらせたことで生まれた考えをブレンドして新しい形を作る」と言うところだ。僕は何かを作るときは無の状態から作らなければならないと考えていた。しかし考えてみれば全くの無から新しいことを考え出すのは不可能だとも思う。多分、物を作るときに例え無意識にであっても何かしら自分の中で蓄積された過去の知識からインスパイアされたりリアレンジしたりして新たなアイデアが生みだしている。結果、全く違う新しい物を生み出せればそれはパクりではなく立派にクリエイトしたことになる。
そう思うと生成AIのアイデア出しから生まれたものもオリジナルと言えるのかもしれないなぁと思った。自分としては生成AIに頼るつもりはない。
しかし少なくとも他者が生成AIを元に作ったという物は否定することはなくなるかもしれないと思った。

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