2021日本ダービー 予想

今年のダービーの予想アーカイブです。
https://twitter.com/coe1akanth1/status/1397194594010423301

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日本ダービー
今年もやって来る競馬の大晦日。無敗で皐月賞制覇となったエフフォーリアが無敗の2冠馬となるべく参戦。
実力を考慮しても東京は問題なく、一瞬の爆発力は世代トップクラス。当然下馬評でも1人気想定、ダービーは1人気の信頼度が高いので今更逆らうのは馬鹿らしい。

エフフォーリアに関して、実は一族の悲願を背負っていたりする。
父エピファネイア、父父シンボリクリスエス、母父ハーツクライと、いずれもダービー2着に甘んじた血統背景。
裏を返すと、東京適性ないしはダービー適性は文句なしともいえる。

皐月賞は上がりのかかる結果で、当日バシバシ決まっていた外差しが一切通用しない、実は結構特殊なレースだった。その中で最後までインベタを決めたエフフォーリアは、人気上位で一番上手く立ち回った分の勝利であったように思える。

ここで言いたいのが「実は骨っぽいメンツは多いよ」ということ。
驚愕レコード勝利のシャフリヤールとタイム差なし2着のグレートマジシャン、すみれSがそれなりに優秀なディープモンスター、年明け2戦目の青葉賞馬ワンダフルタウン、オークスを蹴って挑戦するサトノレイナスなどなど。

個人的な予測として、今年は極限のレースになる可能性がある、そういうレースで光る血統を評価していきたい気持ち。
そしてエフフォーリアを打倒できる可能性がある馬にも目星は付けてある(要調査)

■レッドジェネシス
見事好枠を引き当てた隠れツヨ馬。勝ち方、レース内容
が地味。地味地味で影が薄い。
今年のダービーはタフなレースになる想定なので、この馬には持って来いのレース設定。
そして近年のダービーにおいて最も重要な「横綱相撲」を体現できる馬であると評価しています。

前走の京都新聞杯@中京では、淀みない展開を作ったルペルカーリアをしぶとくしぶとくしぶとく追い続けて優勝。勝ちタイムも例年の京都開催より優秀で、キレはしなくとも最後まで伸び続けられる&耐えられる能力はかなり大切。

2012年トーセンホマレボシ2:10.0とその他
2014年ハギノハイブリッド2:11.0、サウンズオブアース、ガリバルディ(ともに2:11.2
2018年ステイフーリッシュ2:11.0

※ちなみに2013年キズナは2:12.3、2015年サトノラーゼンは2:11.3、2019年ロジャーバローズは2:11.9の2着

ということで、この時期に2200mを2:11台で走破出来る馬はダービーでも十分勝負になるはず。なおかつ中京でのあのタフな展開で最後まで伸び続けられるのだから、消耗戦となる想定の今年のダービーでは外すことが出来ない一頭。

何より、近くにいる息子がゴリゴリの人気を背負う事になるし、こういう時にオヤジの貫禄を見せつけるのが横山典弘神。
※大舞台で変態騎乗をするのも、また横山典弘神。
爆発力はエフフォーリアに軍配が上がるが、TS持続力はメンバー最上位。

「ダービーポジション」はもともと30頭近く出走数があった時代の言葉だが、平成令和時代では圧倒的前有利な馬場故の「ダービーポジション」が確立しつつある。
近年でも穴を空けてきたのはもれなく先行勢であり、いずれもキレないが前で長く脚を使った馬が穴を空けている。

その最たる例が12人気で勝利した2019年ロジャーバローズ、この馬もまた長い脚で先頭を駆け抜けていった。
その前年コズミックフォースも最後で差されたものの、早め先頭で3着に粘った。
1人気の信頼度が高いレースでもあるが、売上が多い分穴馬が刺さった時、大きなインパクトを残す事になる

今年が消耗戦になる根拠については、消耗戦になってほしい馬が多数いるから。
グラティアス、ラーゴム、ワンダフルタウン、バスラットレオン、実はステラヴェローチェやタイトルホルダーもそのクチ。

残り6Fあたりの坂の下りから12.0近辺が出現し、上りのかかる競馬になると想定。
枠の並び的にも外に先行馬が集約した事もあり、先行争いは激化するはず。
その分、レッドジェネシスはインベタでジッと出来るため、先行馬の中では最も優位性がある。

とにかく鞍上が遊びださないよう今晩から祈り続けようと思います。ガンバレ横山一族。

■エフフォーリア
今回ゴリゴリの一番人気にして世代頂点の筆頭格。誰も注目していないが、ここ10年、9回ウインドインハーヘアの血が流れた馬がダービーを制している。
オルフェ―ヴル以来の非ウインドインハーヘアの勝利なるか。どうでもいいか。

実力については今更語る事はなく、1枠1番というお膳立てもある。外から先行馬が襲い掛かってくるが、ある程度のポジションを取れれば、後は坂を上りながら捌くだけ。
捌くだけなのだが、買う側は抜け出しに手間取るリスク、消耗戦に巻き込まれるリスクも想定しなければならない。

皐月賞のエスコートを見る限り落ち着いて運べるとは思うが、騎手にとってダービーは特別中の特別。弱冠22歳の若手のホープが自分と馬を信じてプレッシャーに打ち勝つことが出来るか
答え合わせはレースが終わってからのお楽しみだが、親父もライアンから19年待ってのダービー制覇だったしね。

■ヴィクティファルス
皐月賞ではあんまりレースに参加できていなかったですね。
共同通信杯ではエフフォーリアにちぎられたが「あれれ、案外強いね」
スプリングSでは重馬場を違う脚でぶっこ抜いて「あらま、結構イケるね」
今回はエフフォーリアと同枠を引けた事もあり、巻き返しは濃厚。

鞍上池添兄も気合十分だと思うし、何より大舞台でも決め打ち出来る強心臓は頼もしい。
特にエフフォーリアをマークしやすい枠から出走できるのは大変にプラス。余裕があればちょっかいを出して若造に競馬の厳しさを教えるいいチャンスですね。

共同通信杯ではエフフォーリアの爆発力に後塵を拝しているが、あれはスローだったからノーカン。距離とペースが変われば肉薄は可能(あくまで肉薄)
エフフォーリアのスロー抜け出しの脚は異常だったので、直線350m地点で共同通信杯のリプレイ映像を見ることになるかもしれない。

■グラティアス
レッドジェネシスに続き、地味なお馬。皐月賞はどれだけやれるか楽しみだったが、外枠から思いのほか頑張っていた印象。
ちょっと前にツイートしましたが、今年の京成杯は例年以上の評価が必要。
この馬もキレるタイプではないものの、最後まで伸び続けられるはず。

しかし、前有利とはいえ、なんだかんだある程度の決め手は求められるので、展開がハマりにハマれば、という評価。今回はどうかも、どこかで大仕事してくれると思っている。今回でもいいよ、松山さん。

■ヨーホーレイク
まさかの鞍上スイッチ。乗り替わりでは勝てない、というのがダービーの通例。ただ、乗り替わりでも馬券内にはバシバシくるので注意。
「もしもカミノタサハラがダービーに出ていたら」という事で少し期待をしている。

期待するのは、何となくワンアンドオンリーやマカヒキと被るところがあるから。
今回は先行大好き川田先生という事で、オークスに続き勝負掛かりのゴリゴリ競馬を披露してくれる、かもしれない。

ただし、クロウキャニオン一族はまさに「帯に短し襷に長し」。後ろから競馬しても差損ね、前で競馬しても最後甘くなる、というモヤモヤ競馬になるのが通例。
ただ、この馬は例外である可能性があるので、軽視したくても出来ない、困った馬。余裕があったら買えばいいんじゃない。

■シャフリヤール
毎日杯の衝撃レコードの実績が光る。でも、アルアインの全弟だからねぇ…。
と、こういう先入観はかなり良くない。めっちゃ脚が速いわけですからね。単純に考えると1:43.9に36秒足すと2:19.9ですからね、世界レコードですよ。
ただし、経験の薄さが露呈する可能性はある。新馬はともかく少頭数競馬のみ、初のワンターンと距離延長は不安。そして、どちらかというと根性で競り落とすタイプなので、ポジ取りで負ければ絶望、ポジ取れても最後甘くなりそう。故に、兄と同じ轍を踏むと思っている。

■グレートマジシャン
シャフリヤールに負けてしまったが為に出走が危ぶまれましたが、何とかなりました。
体型的に距離延長は問題なさそうだし、ある程度のポジションから良い末脚を使えるのは心強い。
しかし抜け出すとソラを使うし、多分並走が好きなタイプ。

というわけで、枠もちょっと外すぎる印象なので、買うかどうかは趣味の範囲。
個人的にはちょっと強いタンタアレグリアみたいなもんだと思っているので、5着くらいだと思いました。


■サトノレイナス
オークスはただ貰いと思っていたわけですが、まさかのダービー出場でした。
走力としてはメンバー内でも上位。そして経験値もメンバー上位。
実は本命候補だったわけですが、流石に外枠過ぎた感はある。

ただし▲2kgのアドバンテージ、馬群を捌けるセンスと機動力、激戦の桜花賞の経験、何より明らかに東京向きの末脚は無視することが出来ない。
「10番手くらいから進め、ポジション探りをしながら押し上げ、残り2Fでそのままブチヌキ」が出来れば、というところでしょうか。

しかし、前述のプランを容易に実現させてしまうのがルメール騎手。すごいですよねぇ。
軸にしないにしても、三連系のヒモには入れないと痛い目を見る公算は大きい。鞍上が○○騎手とか××騎手とかだったらノータイム消しだったんですけどねぇ…

■タイトルホルダー
ロゴタイプみたいなもんだと思っています。今回は同型が多いので、自分の競馬が出来れば4着くらいに頑張れる。逆に、中途半端な騎乗をしがちな騎手なので、軸には出来ない。そして、願わくば、中途半端な競馬をしてほしい。

■ワンダフルタウン
前走は青葉賞1着。例年と異なり、年明け初戦が青葉賞勝利だったため、邪険な取り扱いは厳禁。
しかし、右手前での伸びが怪しいため左回りはそんなに得意では無い気がする。故に、最後が甘くなりレフティ達に遅れを取る可能性も否めない左回りでも一定のパフォーマンスは発揮しているし、TS持続は優秀なので馬券内は全然アリ。決め手に屈して5着くらいになっちゃう?シャフリヤール辺りにお掃除されそう。

■ステラヴェローチェ
横山神に久々のG12着を進呈してくれた功労馬。皐月賞は直線でインを選択して3着も、どちらかというと外回った組の方が強く見えた。
共同通信杯では直線進路が塞がれるシーンがありながらも、地力は見せていた。坂が苦手そうなので、東京替わり+距離延長は歓迎。過小評価っぽいので、馬場の良いところを走れれば上位進出可能だとは思うが高速馬場の場合にどれだけ対応できるか。高速決着の実績はあるけどね。消耗戦になればズンズン進めると思います。ちなみに6/11は新垣結衣さんのお誕生日、ステラは星、なんの因果か2週連続で吉田隼人さんが6枠11番となんか面白い。

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ダービーの結論
◎エフフォーリア
令和のシャドーロールの怪物。ロベルト的爆発力は同世代で比肩する馬なし、超好枠を引き当てたが、詰まる心配はなし。何故ならこの馬はノーザンファーム生産だから。いずれやって来るロベルト王朝の筆頭種牡馬として何としても勝たせたいはずだし、そもそもの勝つ資質は十分に備えている。
スタートだけよろしくお願いします。

○グラティアス
悩みに悩んだものの、どう考えても強いよなぁ、と思って対抗まで印上昇。競馬はしやすい枠だし、皐月賞の困難なポジションから6着まで押し上げたのは実力が無ければ出来ない。
消耗戦ではゲキツヨ(だと思っている)なので、強気の競馬でお願いします。

ただ、色々見ていると穴人気しそうな雰囲気なので、三連系は人気ほどの恩恵は受けられない可能性あり。狙う方は複勝重めを推奨。3.0くらいになりそうだが、それでもオッズはよろしいですね。

▲ステラヴェローチェ
適応性に優れていると思っています。恐らくどんな競馬場でも馬場でも好走できる馬。
高速マイルでも結果を出し、トラックバイアスの恩恵はあったが皐月賞3着と、優等生的な戦歴は忘れてはならない。
ただ、器用貧乏感はある。

△レッドジェネシス
地味ながら走るごとに実力を付けている。前走の走破時計は優秀、キレるタイプではないが、ドシドシ伸びる事が出来る。
本当は○だったが、脳内イメージをいくらしても最後差される光景しか思い浮かばなかった。

△バジオウ
Baji O ってカッコイイやん。T M Opera Oみたいやん。血統背景としてはスタミナありそうだし、超強気競馬してくれたら面白いやん。
ワイフは嵐の大野君好きだし、大野が大仕事してくれたら喜んでくれるかもしれんやん。

△シャフリヤール
スピードは折り紙付き。ワンターンもしくは小回り1周向きな気がしますが、何かあった場合に馬券内もあったりしますかね。

△ワンダフルタウン
例年の青葉賞馬と比べて余裕のあるローテという事になるが、例年とは違うだけでそのまま好走に繋がるという事にはならない事に注意。
加えて右手前が弱いので、本質的には右回り向きな気がしています。
でもいい馬なので、気が向いたら買いたい。

△ヴィクティファルス
1週間前は○でした。ただ前売りでここまで人気が無いのが逆に怖い。共同通信杯2着が光っているものの、現在複勝12番人気は奇妙。
連戦の疲れ、輸送などがあるかもしれないが、状態次第で当日○まで上がります。要注意。

8頭もあげちゃいましたが、全頭は買わない予定。
三連系を買わない宣言しちゃいましたが、◎○の三連複2頭軸とかは買っちゃうかも。枠連とかもいいですね。
外しても目黒記念でゴールドギアが何とかしてくれる。よろしく。

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改めてダービーの映像を見てみたが、今年はやっぱり粒揃いな印象。
サトノレイナスは距離というより左回りが影響した印象。エリ女ならメンバー次第でいけるんじゃないですかね。

シャフリヤールは追いかける展開かつ高速決着になれば強い。今回はドンピシャにハマったし、直線でヴィクティファルスの後ろではなく即座にワンダフルタウンの後ろに付けた鞍上の好判断があってのもの。恐らく、10回やったらシャフリヤールが勝つのは2回くらいだと思う。

タイトルホルダーは戦前の予想通り中途半端な競馬になってしまった。
セントライト記念に出て来た時にちょっと取捨を迷う。案外加速ラップ得意な差し馬にコロッと負ける可能性も高い。

ステラヴェローチェは自在性ならぬ適応性の高さで3着。距離、馬場、左右関係なく走れそうな所を見ると、もしかしたらこの馬はとんでもない化け物になる可能性はある。新潟記念に出ても余裕の本命に出来るレベルだと思います。

グラティアスはグラティアスなりの競馬は出来ているが前が流れて欲しかった。
今回馬券にならなかったものの、この馬もどこかで大仕事する可能性は高い。
特に小回りコースでは軽視禁物

ワンダフルタウンは右回りで見直しましょう。もうちょっとやれるはず。
ヨーホーレイクは不運な内容だったけど、やっぱりクロウキャニオンな感じ。スムーズだったら4着。前付けしたとしてもいいとこ4着だったと思います。
この一族からG1馬出る日は来るのだろうか…

バジオウは地味ながら自分の競馬は出来ていた。現状左回りの方が良さそうで、先行力もあるし、ダートを走れるパワーもありそうなので、今後がちょっと楽しみ。

エフフォーリアは98点くらいの競馬していると思います。ただ福永さんが100点満点を出してしまった分のハナ差10cm。当然力負けではないし、馬場を考慮しても走破タイムは優秀。
問題はどれだけ馬の鮮度を保てるか。萎むのも早そうな気がしなくもない。

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