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Next SPARKLING!!のある呪縛から解放された人間のお話

Aqours、約束の地へ再び

先日行われた、Aqours 6th LoveLive! ~KU-RU-KU-RU Rock ‘n’ Roll TOUR~」<WINDY STAGE>@東京ドームに二日間参戦してきました。同じく現地で参戦された方、配信を見たという方、お疲れさまでした。
一言で言い表せない色んな想いがあるのですが、ただひとつはっきりと言えるのは、約束の地で見たAqoursは本当に輝いていました。
「Aqoursが東京ドームにもう一度立つ瞬間に立ち合う」という、ここ数年で一番とも言える切なる願いを叶えてくれたAqoursには、感謝してもしきれない思いです。本当にありがとう、Aqoursちゃん。

Next SPARKLING!!という名曲


WINDY STAGEの中盤で歌われたNext SPARKLING!!は、劇場版ラブライブ!サンシャイン!!Over tne RaimbowのEDを飾る曲で、劇場版の流れを意識してセトリが構成された5th LoveLive!においても一番最後に披露された曲です。
松浦果南、黒澤ダイヤ、小原鞠莉の三年生が卒業しても、「Aqours」として活動し続けると決めた一、二年生たちの決意の歌であり、ずっとAqoursは「9人」であることは変わらないと彼女ら自身が心に刻んだ歌でもあります。
また、この曲は、AqoursからAqoursの十人目のメンバーたる我々ファンに対して、「活動が終わったとしても、Aqoursは皆の心の中にずっといるよ」というメッセージがあるように、個人的に感じていました。

「最後の曲」であるという勝手な呪縛


前述した個人的解釈と、アニメ世界線で描かれたAqoursの最後の曲であること、以上の理由から、私の中でNext SPARKLING!!が現実で活動するAqoursが最後に歌う曲だ、と思い込んでいました。μ'sの僕たちはひとつの光のような立ち位置の曲だと。故に、Next SPARKLING!!をライブで次聴くときは、Aqoursの最後のライブになってしまう、と無意識に自分に刷り込み、それが呪縛のようになっていました。追いかけているものの終わりへの恐怖を感じていたのかもしれないです。

東京ドームでAqoursが示してくれたこと


そんな呪縛を知らぬ内に抱えたまま、参戦した東京ドームでのライブ。中盤でNext SPARKLING!!のイントロがかかったとき、すぐ理解が出来ず固まってしまい、ブレードも振らず立ち尽くしていました。そして、そのままAqoursの歌声を聴きながら気づきました。「まだAqoursは走り続けてくれる、勝手にこの歌とAqoursの活動の終わりを結びつけていた自分はなんてバカなんだ」と。
Next SPARKLING!!は序盤で述べた通り、アニメ劇場版の中で、三年生がすぐそばににいなくとも、Aqoursが「9人」であることはずっと変わらないと彼女ら自身が強く思い、Aqoursを終わらせることなく活動を続けていくことを歌った曲です。それは現実で活動するAqoursのこれからにもリンクしていました。本筋であるアニメ世界線でのAqoursの物語は劇場版で完結をしたとしても、「Aqours」は終わらない。アニメのAqoursを背負った上で現実で活動するAqoursを続けていく。走り続けることを伝えてくれたAqoursに対して、ありがとうという想いが溢れ、涙が止まりませんでした。Next SPARKLING!!をあのタイミングで歌ったのは、私が抱いていた「最後の曲」という呪縛を打ち消してくれるのには、最適だったのかもしれません。
Aqoursとして歩みを止めることはない、しっかりついてきてねという強い思いを、Next SPARKLING!!を二回目の大舞台東京ドームで歌うことで、Aqoursは私に示してくれたように思います。

最後に


Aqoursは新しい輝きへと手を伸ばしています。まだまだやりたいことが彼女たちにはたくさんあるのでしょう。それを今回の東京ドームで示してくれました。
やり残したことなどない。そう言いたいね、いつの日にか
そうAqours、そして私が言える日まで走り続けられたらと思っています。
ここまで拙文を読んでいただいた方、本当にありがとうございました。

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