アラウンド６０の見ている世界。そして、見ている世界はみんな違う。

片目だけ徐々に徐々に白内障が進んでいる。ぼやっとする。二重に見える。太陽の光が目にまぶしい。けれども、もう片方の目は正常なままなので、きれいに見える。輪郭までくっきり、はっきりと、見える。
両目で見ると相乗効果で、まあまあ、見える。
若いときはよかったなあ。両目ともきれいに見えて。
いつまたもっと見えずらくなるやもしれず、今見えている世界を堪能する。
空がきれいだ。雲がきれいだ。月がきれいだ。ビルの街並み、空を飛ぶ鳥たち。。
と、目が見えるありがたみを感じるアラウンド６０。

今まで知らなかった年取った人たちの世界。話には聞いていたけれど、自分事となると、これはまた違うもんだよなあ。

閉経。生理がなくなった。なんて、なんて、なんて、楽なのだ！
数十年もの間、毎月毎月中間痛にわずらわされ、いつ来ても大丈夫なように、かばんにナプキンをしのばせ、温泉旅行とかち合うと、お風呂に入れずブルーな気分になり、試験日と重なってもブルーになり、、、そんな日常とお別れしてから、いつでも安心して温泉に行ける日常に嬉しくてならない。

そして、ふと、思った。男の人ってこんな楽な日常をずーーーーっとずーーーーっと続けていたんだなあ。と。。こんなに楽な世界に暮らしていたなんて、、うらやましいぜ。

以上、アラウンド６０の発見でした。