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メリット、デメリットの越・中比較

近年、オフショア開発はトレンドになって、もはやIT市場においては新しい用語ではないでしょうか。
インドのような分野でトレンドをリードしている国に加えて、ベトナムや中国などのオフショアを開発している国にも言及できます。

進歩、品質、技術的要件の一般原則に加えて、各国は長所と短所を持ち、この記事でそれらのポイント、つまり中国とベトナムの長所と短所を分析します。

オフショア開発という用語について何度も触れてきましたが、オフショアとは?
オフショア開発とは、海外の開発会社や海外の子会社へ、情報システムやソフトウェア、Webシステムの開発業務などを委託・発注する開発手法です。オフショア(Offshore)には、岸(Shore)から離れた(Off)が転じて「海外」という意味があります。

なぜトレンドになっているのか?

グローバル化やクラウドビジネスなどの増加・拡大により、IT技術者への需要が益々高まっています。急速に進み続ける日常生活のIT化やIT技術に対して、その開発を担うことができる技術者の数が圧倒的に不足しているのです。現在では国を挙げてIT教育に力を入れていますが、残念ながらこのIT技術者不足は今後さらに拡大すると考えられていて、2030年ごろにはその不足は40万人程度になってしまうと予想されています。

そこで、オフショア開発は情報システムやソフトウェア、Webシステムの開発業務などを海外の開発会社や海外の子会社で行うことで、大きなコスト削減を見込める手法となっています。

ベトナムと中国のオフショア開発の利点
中国
日本語能力の高さ 中国語は中国語の漢字を使用しており、日本語の学習に便利です。
スキルの高いエンジニアが多い 中国は人口が圧倒的に多い事で競争の圧力が生じて、優秀なエンジニアがいる為。
時差が小さい 日本と中国の時差は1時間しかありません。日本に企画チームを置いていても基本的にリアルタイムでコミュニケーションができるため、作業は非常に進めやすい環境です。

ベトナム
日本語話者が比較的多い ベトナムと日本の国際関係が良いということも影響してか、他のASEAN諸国と比較して、ベトナムには日本語学習者が数多くいます。
全体的にバランス良く スキルとコストのバランスは、多くの企業にとって優先事項です。この観点からすると、ベトナムは今もっともバランスの取れたオフショア開発国と言えるかもしれません。
休暇が少なく、時差が小さい ベトナムは休日の数が日本と比べてかなり少なく、平日がお休みになることは非常にまれです。日本との時差は2時間ありますが、ベトナムはそもそも朝の出勤時間が早い傾向にあります。

ベトナムと中国のオフショア開発の欠点
中国
価格が他の国と比較して高い 中国オフショア開発の平均人月単価は 38.13 万円。
人材の流動性が高い 中国企業は自分たちでサービスやシステムを作る企業も増えてきています。そのため、人材獲得競争は熾烈を極めてきています。

ベトナム
価格が他の国と比較して手頃 2018〜2019年のエンジニア一人当たりの単価は25万円〜50万円程度、平均して32.26万円となっています。
人材獲得競争が非常に過熱している 離職率も日本と比較すると高水準で、ベトナムのIT企業全体の平均で20%ほど。日系IT企業だと15%前後といわれています。優秀なエンジニアを安定的に確保することは、日本と同じく難しい状況と言えるかもしれません。

ベトナムオフショア開発!日系企業の悩みは?

1. 転職率?
ベトナムでは2〜3年で転職することも珍しくありませんが、日本では転職という考えはめったにありません。
エンジニアの案件に関与し、業務に慣れてくれてる場合転職であれば、たとえ他のエンジニアによりすぐに置き換えられても、プロジェクトの進捗に多少の影響があります。

解決方法:エンジニアに向きのサポートするための追加ポリシー:残業プロジェクトのサポート、幼児を持つエンジニアのサポート...

2. OKの定義が異なる
日本人は「神は細部に宿る」の精神でかなり詳細まで拘るため、外国人からすれば厳しいと感じるかもしれません。
同じ製品にもかかわらず、完璧さの概念は国によって違います。それで、「できました!」という内容のレベル感も異なります。

解決方法:仕事を行う各段階で明確で具体的な規制を決める事。「ほうーれんーそう」の原則を守る事。

3.チームワーク精神
「清濁併せ呑まない」ほうがプロ意識が高く正しいという見方もできます。逆に協調性を大事にしすぎる日本人のほうがプロではないのかもしれません。チームワーク重視というよりも、自分に与えられたミッションを完遂しようとします。

解決方法:各チームメンバー間でタスクを明確に分けます。割り当てられた作業の結果は、常に日、週、月ごとに報告してください。
お互いに信頼しあい、スムーズなコミュニケーションを取れる体制を作ることがオフショア開発成功の鍵なので、必ず抑えとく必要があります。

4.品質問題
プロジェクト要件の定義に従った実装はありますか?完全にテストを実行するかどうかにかかわらず、機能の欠如は品質に関する一般的な懸念事項です。
どんなプロジェクトでも、品質と結果はエンジニアの能力に見合う価値のある基準です。

解決方法:日本人マネージャーが主体となり全プロジェクトの仕様レビュし、PMOMTGを毎週行い、進捗確認、課題共有を実施し各プロジェクトの安定運営をサポートする事。
品質管理を実施し、開発品質管理保持を目的に活動を行う事。進捗状況や遅れチケットを毎週分析し、開発現場を管理する事。
終わりに

オフショア開発にはどんな国でも、課題や失敗がありながらも、試行錯誤による効率化によって、日本でのオフショア開発は規模を拡大しており、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の調べでは、日本企業の約45.6%が導入している、またはなんらかの形でオフショア開発に関与しているというデータもあります。

オフショア開発は、コスト削減よりも人材不足への対応や、品質の確保といった使われ方をされていく方向にシフトしそうです。

弊社では日本企業のニーズに応じて質の高い人材のオフショア開発サービスを提供しており、具体的はラボ開発、在宅開発となります。その費用を日本価格比の1/3に削減するというのは実施しておるサービスの利点であるのです。少しでもご興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。

株式会社コードラバーズベトナム
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