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【全文無料】第124回ネクストプレイ杯予選全勝 斬機FWコード・トーカー徹底解説

今回は第124回ネクストプレイ杯にて予選全勝を達成し、決勝トーナメントで惜しくも敗戦した「斬機FW(ファイアウォール)コード・トーカー」についてお話したいと思います。

まず、今回のデッキのコンセプトですが、従来の「コード・トーカー」ギミックに加えて「斬機」ギミックを多分に含んだ構成となっており、デッキ枚数を40枚にする事でコンパクトにして事故を極力抑えようと組まれた構築となっております。

さらにレギュラーパック最新弾である「サイバースートム・アクセス」の新規カードである「ファイアウォール・ディフェンサー」をはじめとした「ファイアウォール」モンスターや速攻魔法の「サイバネット・ロールバック」を採用する事で更に展開の幅を広げる事ができました。

この記事は全文無料で「コード・トーカー」の魅力・構築論・立ち回りなどについて余す事なく伝えていきたいと思っておりますので、お暇な方は是非最後まで読んでいただけると嬉しいです。
もし、お財布に余裕があって、この内容なら課金してもいいよという方がいらっしゃいましたら、投げ銭していただけるとめーーーーーちゃくちゃ嬉しいです!
よろしくお願いします。

1.構築

ネクストプレイ杯では前述した通り、「斬機」ギミックを多分に含み、新規の「ファイアウォール」モンスターを加えた複合型のサイバース軸の構築を使用しました。

以前、私は新規の「サイバース・セイジ」を構築に組み込んだ先攻エクストリンク+「夢幻崩界イヴリース」を目指す構築を使用していましたが、儀式ギミックを構築に組み込んでいる事による事故率の高さであったり、手札誘発の少なさ故に展開できない時に妨害なしでターンを返さなければない事がしばしばあったり、相手の「増殖するG」を弾けなかった時の止まりどころに悩まされた事によりCSなどの大会に持って行くに値しないデッキだと判断し、今回の構築にシフトしました。

以下の画像が以前使用していた構築

以前使用していた構築では相手の「増殖するG」と事故時のリカバリーが難しかったのが課題だった為、エクストラリンクを目指すという戦術を捨て、現環境で使えそうな手札誘発を出来る限り詰め込み、斬機ギミックを軸とする事で課題の克服に取り組みました。

また、大会におけるジャンケンやサイコロでの勝率が余りにも低く、今回のネクストプレイ杯でも5回戦中4回後攻スタートでした。

そこで考えたのがどうせ先攻を取れないのなら後攻でも例え「増殖するG」を通されたとしても手数でゴリ押せたら強いのではないかと思いとあるカードを仕込みました。

この後、各カードの採用理由と強みと弱みについて徹底解説していこうと思います。

※40枚デッキの場合、最初の5枚ドローで特定のカードを1枚以上引ける確率は1枚採用の場合は12.5%、2枚採用の場合は23.7%、3枚採用の場合は33.8%となります。
同カードが引けてない場合の後攻の最初のドローで特定のカードを引ける確率は1枚採用の場合は2.9%、2枚採用の場合は5.7%、3枚採用の場合は8.6%となります。

マイクロ・コーダー
×2

フィールドのサイバース族モンスターをリンク素材として「コード・トーカー」モンスターをリンク召喚する際に手札のこのカードもリンク素材にできるという『手札リンク』モンスター。

主に最強のカウンター罠「サイバネット・コンフリクト」やレベル4以下のサイバースを何でもサーチできる「サイバネット・マイニング」をサーチする為に採用しています。

フィールドからリンク素材になるとレベル4サイバースのサーチに切り替える事もでき、レベル4のサイバースが多いこのデッキでは非常に使い勝手の良いカードとなっております。

また新規の「サイバネット・ロールバック」がかなり展開を伸ばしたり、「アクセスコード・トーカー」でワンキルを狙うにあたって非常に強いカードとなっており、これらのカードをサーチできるこのカードは攻守の要となっております。

2枚採用にしている理由は「コード・トーカー」はリンク召喚が主体のテーマであるが故、通常召喚されたモンスターが何らかの手段で除去されると展開が止まってしまう事がある『着地狩り』に弱いデッキとなっております。

その為、後攻時には例え『着地狩り』をされたとしても特殊召喚できるモンスターでケアしたいという考えから特殊召喚できる「斬機」モンスターを増やすべきだと思ったのと後攻時に「サイバネット・コンフリクト」をサーチしてもあまり役に立たないというのもあって、サイコロが弱い私にとって「マイクロ・コーダー」の優先度は他のカードに比べて低そうだなと判断し、枚数を削りました。

コード・ジェネレーター×1

「マイクロ・コーダー」の次に有名な『手札リンク』ができる優秀なモンスターです。

主にデッキから「ドット・スケーパー」を墓地へ送って展開を伸ばすといった役割りを担う事が多いカードではありますが、今回は「ドット・スケーパー」の採用は見送って代わりに後攻時に「アクセスコード・トーカー」や「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト」でワンキルを狙う為に「斬機マルチプライヤー」を採用しています。

「斬機マルチプライヤー」については後述するとして、今回「ドット・スケーパー」を採用しなかった理由は他のコード・トーカーの構築程、先攻展開を強くする必要性があまりないと感じたのと、例えば手札に「斬機ダイヤ」と「コード・ジェネレーター」以外のモンスターがいなかった場合に「デコード・トーカー・ヒートソウル」単騎でターンを返す場合が多く、引いたカードで妨害が増えるなら良いけれど、ライフを合計2000減らして2枚ドローして妨害札を引けなかった時が非常に弱いと感じた為、運に賭けるよりも残りの手札にすべてを託してガラ空きでターンを返した方がマシだと思ったので不採用としました。

正直、それでも「ドット・スケーパー」を採用した方がいいし、「デコード・トーカー・ヒートソウル」単騎は「コード・トーカー」デッキを使っている以上よくある事だという意見は正しいと思いますが、ネクストプレイ杯でのサイコロ勝率と戦績的にこの選択は間違ってなかったと思います。

ちなみに先攻のサイドチェンジを行う場合、このセットはほぼ抜きました。

また、「コード・ジェネレーター」の良さは「マイクロ・コーダー」同様、フィールドからリンク素材になった時に本来墓地に送られるカードを手札に加えられるという所で、この効果を上手く使えば、「マイクロ・コーダー」や「斬機サーキュラー」以外の「斬機」モンスターを手札に加えられるので、展開の幅を広げる事ができます。

ファイアウォール・ディフェンサー×3、ファイアウォール・ファントム×1、ファイアウォール・ガーディアン×1

これまでメインデッキで採用できる「ファイアウォール」モンスターは「ファイアウォール・ガーディアン」だけでしたが、最新弾の「サイバーストーム・アクセス」で新たに2枚のカードが収録された事により、カテゴリー化を果たしました。

「ファイアウォール・ディフェンサー」はリンク素材になると他の「ファイアウォール」モンスターをデッキから特殊召喚できるという効果を持っており、リンク値を伸ばすのに非常に優秀なカードとなっております。

「ファイアウォール・ファントム」を特殊召喚した場合はサーチ後に手札を捨てる必要はあるものの第2の「マイクロ・コーダー」として活躍でき、墓地のこのカードを除外すればそのターンのエンドフェイズに墓地のサイバース族モンスターをデッキに戻す事ができます。

この効果が非常に優秀でエクストラデッキのモンスターを戻せば「スプラッシュ・メイジ」などの複数枚あった場合に便利なモンスターの枚数を削るのに役に立ちます。

素引きした時はレベル5という事もあり、事故の要因になるのはご愛嬌。

「ファイアウォール・ガーディアン」に関してはこのカードも素引きして嬉しいカードかと言われるとたまに嬉しくない時があって、このカード1枚で「スプラッシュ・メイジ」を出せるものの、蘇生効果を使用したこのカードは除外されてしまう為、リンク値が伸びない事もあり、単体では弱いという事以外はかなり心強いカードとなっております。

また、自分と相手のリンクモンスター同士が戦闘を行う攻撃宣言時に墓地のこのカードを除外する事で、その攻撃を無効にし、その相手モンスターはターン終了時まで、元々の攻撃力が0になり、自身以外のカードの効果を受けなくなるという効果もあり、稀に使用する事があるかもしれないのでこの効果は忘れない様にしたいです。

「ファイアウォール・ディフェンサー」も「ファイアウォール」モンスターの効果破壊をこのカードを除外する事で肩代わりする事ができるので、これも覚えておきましょう。

斬機サーキュラー×3、斬機シグマ×2、斬機ダイヤ×1、斬機アディオン×2、残機サブトラ×1、斬機マルチプライヤー×1

現在マスターデュエルにおいて環境トップに君臨する「斬機」モンスター達の紹介です。

「斬機サーキュラー」は数多くのサイバース族の中で最もパワーのあるカードで、この効果を使用するターン、自分はモンスター1体でしか攻撃できないというデメリット効果がある代わりにデッキから『コスト』としてこのカード以外の「斬機」モンスターをデッキから墓地へ送る事で手札から特殊召喚が出来る効果とこのカード以外の「斬機」モンスターの召喚・特殊召喚成功時にデッキから「斬機」魔法・罠をサーチできるというまさに最強の展開要因と言えます。

このカードの①の効果で墓地へ送るのは主に「斬機シグマ」か「斬機ダイヤ」で、「斬機シグマ」はEXモンスターゾーンに自分のモンスターがいなければ特殊召喚でき、「斬機サーキュラー」と最も相性がいいモンスターで、この効果を使用したターン、サイバース族のモンスターしかEXデッキから特殊召喚できないという制約もこのデッキではほぼ関係ないし、「斬機サーキュラー」がいる状態で特殊召喚できれば「斬機超階乗」か「斬機方程式」のサーチができ、そこに「灰流うらら」を使われても「塊斬機ダランベルシアン」を出せばケアが可能という事で、この2体のモンスターは必須枠となっております。

また、忘れがちな効果ですが、「炎斬機ファイナルシグマ」を出したい時にこのカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができるので、いざという時に忘れない様にしておきましょう。

「斬機ダイヤ」は召喚成功時に墓地のレベル4サイバースを蘇生できる効果とこのカードが「斬機」シンクロ・エクシーズモンスターの素材になった場合に、そのターン中だけ相手の魔法・罠・モンスターの効果の発動を一度だけ無効にできる効果を素材先に付与できるという効果もあり非常に優秀なモンスターとなっております。

先攻展開時にこのカードを素材として「塊斬機ダランベルシアン」をエクシーズ召喚しておけばサーチ効果に対する「灰流うらら」や「無限泡影」などのケアや「原始生命態ニビル」を弾く手段として優秀です。

また、このカードが最も輝く場面は「斬機超階乗」を使用した時で、相手のターンに最強の「塊斬機ラプラシアン」をエクシーズ召喚する事ができます。

「斬機超階乗」を採用するなら必須枠と言えるでしょう。

「斬機アディオン」と「斬機サブトラ」はフィールドの表側表示のモンスター1体を対象に取り、自身を手札から特殊召喚して、対象のモンスターの攻撃力を「斬機アディオン」は1000上げて、「斬機サブトラ」は1000下げるという効果を持った展開補助に加えて火力補助にもなる優秀なモンスターです。

「斬機アディオン」の方が枚数が多い理由は単純にワンキル成功率を上げるならこのカードの方が優秀だからです。

このモンスター達は上記の「斬機」モンスターは全員光属性であるのに対して、彼らは炎属性なので相手の「深淵の獣(ビーステッド)」モンスターの標的にならないのも評価が高いです。

「斬機マルチプライヤー」はこのカードが墓地へ送られた場合にEXモンスターゾーンに存在するサイバース族モンスターを対象に取って、その攻撃力をターン終了時まで倍にするという脳筋カードで、主に「コード・ジェネレーター」や「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト」でデッキから墓地へ送って「アクセスコード・トーカー」の攻撃力を4600〜最大17600(トランスコード・トーカーと相互リンク状態かつリンク6のファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティを素材としている場合)まで上げる事ができ、「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト」の攻撃力を上げれば攻撃力11000のモンスターに2回攻撃できる化け物になります。

「アクセスコード・トーカー」は「無限泡影」などによって効果が無効になるとせっかく自身の効果で攻撃力を上げても元の2300に戻ってしまい、折角「アップデート・ジャマー」を素材にしていてもワンキルに失敗する恐れがありますが、「斬機マルチプライヤー」の効果で攻撃力が4600以上になっていれば「斬機サーキュラー」の①の効果の誓約で「アクセスコード・トーカー」でしか攻撃できない状況であっても相手のライフポイントを最大9200削る事が可能となります。

上記の理由により、後攻時にはワンキル成功率を上げる要因となっていたので事故要因になり得る事以外は馬鹿にできないカードでした。

また、自分フィールドのサイバース族モンスターのレベルを8にできる効果により「炎斬機ファイナルシグマ」を出しやすくなるので、ネクストプレイ杯ではその場面はなかったものの、フリー対戦時に後攻ワンキル成功の役に立ちました。

ここからは『手札誘発』と魔法・罠カードの紹介になりますが、あまり多くを語る必要のないカードも多い為、紹介するカードを抜粋してお伝えしたいと思います。

D.D.クロウ×2
主にティアラメンツとピュアリィを意識して採用しましたが、この枠は「深淵の獣」モンスターを弾ける「屋敷わらし」の方が優秀だったと思いました。

とはいえ「D.Dクロウ」も妨害としてはそこまで悪くなかったので、「屋敷わらし」と一緒に1:1で採用するか「D.Dクロウ」をサイドデッキ枠にして「屋敷わらし」を2枚にしても良かったかもしれません。

サイバネット・マイニング×2

本当は3枚あっていいカードではあるけれど、手札コストを要求するカードであり、相手の「灰流うらら」で1:2交換されるリスクがある為、枠の都合もあり2枚採用。

サイバネット・ロールバック×1

展開補助と後攻ワンキル成功率アップを狙って採用しました。

使い方としては展開中に除外された「斬機シグマ」や「ファイアウォール・ファントム」、「ファイアウォール・ガーディアン」、「プロテクトコード・トーカー」の効果で除外されたリンクモンスターなどを特殊召喚したり、後攻時には「アクセスコード・トーカー」の『弾』となったリンクモンスターを呼び戻して戦闘要員を増やすのに使いました。

流行りの「深淵の獣」モンスターのケアになるのも優秀です。

また、ネクストプレイ杯では「エクソシスター」相手に3ゲーム連続で「ディメンション・アトラクター」を使用されたので喉から手が出る程欲しかったカードだったのですが引けず。

結果的にマッチには勝利しましたが、このカードがあればという事がありました。

斬機方程式×1

「斬機」専用の死者蘇生。

蘇生した「斬機」モンスターの攻撃力を1000上げる効果もあるので、攻撃力が5300の「アクセスコード・トーカー」+このカードの効果で攻撃力が3000になった「塊斬機ダランベルシアン」で合計攻撃力8300になるので展開手段だけでなくワンキル成功率を上げるカードにもなり得ます。

サイバネット・コンフリクト×1

言わずと知れた「コード・トーカー」最強のカウンター罠ですが、「コード・トーカー」モンスター単騎だと相手の「クシャトリラ・フェンリル」や「ダイナレスラー・パンクラトプス」などに戦闘破壊されると妨害にならなくなるので注意が必要です。

前述談で「デコード・トーカー・ヒートソウル」単騎の危険性を語りましたが、これがこの構築の欠点です。

ちなみに後攻のサイドチェンジをする際は後手捲りのカードを優先したい為、真っ先に抜きます。

斬機超階乗×1

「斬機」版「鉄獣の抗戦」です。

主に相手のターンに「塊斬機ラプラシアン」をエクシーズ召喚して多重妨害を狙います。

光属性の「斬機」モンスターをターゲットとして「深淵の獣」モンスターでケアされる事もありますが、EXデッキに「塊斬機ダランベルシアン」がいなければ残りのモンスターは特殊召喚されて処理が終わるので、妨害に失敗してもこのターンの生存率を上げる事ができるので優秀です。

墓地に「斬機」モンスターを3体用意する必要はありますが、「塊斬機ラプラシアン」の効果が決まった場合、非常にアドバンテージ
を取りやすいので採用しました。

「サイバネット・コンフリクト」同様に後攻のサイドチェンジでは真っ先に抜くカードです。

次にEXデッキのモンスターを紹介します。

ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ×1

「サイバーストーム・アクセス」で登場したリンク6の新しい大型リンクモンスター。

ネクストプレイ杯では一度も出す事はありませんでしたが、①②の効果はどちらも強力でどちらもダメージステップ時にも使用する事ができます。

この枠は2枚目の「アクセスコード・トーカー」や「スプラッシュ・メイジ」などにしてもいい気がしますが、リンクマーカーが前方三方向に向いている事から相手のモンスターの戦闘破壊を狙い易いので、是非②の効果の応用を狙ってみてください。

ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト×1、サイバース・ディセーブルム×1

あの「アクセスコード・トーカー」を凌駕する脳筋リンク5モンスター。

「ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード」も一緒に採用したかったのですが、リンク5モンスターの割には性能が怪しかったので泣く泣く不採用にしました。

「斬機マルチプライヤー」をデッキから墓地へ送って攻撃力を2500上昇させて地属性を追加した後、攻撃力を倍にする事で攻撃力が11000まで上がります。

さらにこのカードは③の効果で自身の属性の種類の数だけモンスターに攻撃でき、バトルフェイズ中に相手が発動したモンスターの効果を無効化できる為、この構築の天敵である「深淵の獣ドルイドヴルム」を戦闘破壊したとしても無力化できます。

また、「サイバーストーム・アクセス」の新規である「サイバース・ディセーブルム」を墓地へ送れば、自分のフィールドにリンク4以上のサイバース族のモンスターが存在していればこのカードを除外する事で、相手の魔法・罠カードの発動を無効化できるので、攻守においても優秀なカードとなっています。

流行りの拮抗勝負や三戦の才のケアに使いましょう。

ただし、このカードは闇属性なのでやはり「深淵の獣」モンスターには注意しましょう。

ファイアウォール・ドラゴン×1、プロテクトコード・トーカー×1

プレイメイカーこと藤木遊作のエースモンスターにしてリンク環境初期から中期にかけて環境を荒らしに荒らしまくった極悪禁止カードでしたが、数年の時を経て禁止カードから効果がナーフされて制限復帰を果たし、今では無制限で使える良調整カードとなりました。

①の効果は展開・妨害・戦闘すべてにおいて優秀で、「深淵の獣」モンスターのケアにも役に立ちます。

②の効果を活かして「ファイアウォール・ドラゴン」のリンク先のモンスターを墓地へ送る事で手札からサイバース族モンスターを特殊召喚できる効果を活かして普段は展開の補助だったり、戦闘時にはリンク先の相手のモンスターを戦闘破壊して手札のモンスターを特殊召喚して追加ダメージを相手に与える応用もネクストプレイ杯ではしてました。
ナーフされても強いです。

「プロテクトコード・トーカー」は「サイバーストーム・アクセス」で登場した新規の「コード・トーカー」モンスターでリンク4以上のモンスターは相手の効果の対象にならず、戦闘からも守る事ができます。

自身に耐性がないのが弱みですが、「ファイアウォール」リンクモンスターが存在していれば、リンクマーカーの合計が3になるように、自分の墓地からリンクモンスターを任意の数だけ除外する事でこのカードを特殊召喚する事ができます。

相手のターンでも使えるので、「ファイアウォール」モンスターを2度戦闘から守る事ができます。

アクセスコード・トーカー×1、アップデート・ジャマー×1

サイバース族のモンスターの頂点に君臨する最強のモンスターです。

「アップデート・ジャマー」や「斬機マルチプライヤー」、「サイバネット・ロールバック」などと合わせて使う事でワンキル成功率を格段に上げる事ができます。

その補助要員である「アップデート・ジャマー」は①の効果が戦闘時に限りられるものの御巫キラーを名乗っていい性能しており、御巫使いを虐める事ができます。

御巫とマッチングした際はこのカードをリンク素材にせず、嫌がらせに使いましょう。

トランスコード・トーカー×1、デコード・トーカー・ヒートソウル×1

「コード・トーカー」モンスターで最も優秀な展開補助効果を持つカードです。

初見の人には①の効果はあまり知られておらず、よく効果を聞かれます。

自身のリンク素材として墓地に送った「アップデート・ジャマー」を蘇生して合計攻撃力8100の連続攻撃したり、「アップデート・ジャマー」の②の効果には使用制限がない為再びこのカードをリンク素材にして「デコード・トーカー・ヒートソウル」を出せば最大12200のダメージを相手に与えられます。

また、「アクセスコード・トーカー」の効果などでよく除外する機会があるので「サイバネット・ロールバック」でカムバックさせる事がしばしばあります。

このカードは必須枠です。

『フリーチェーン』でライフポイントを1000支払う事でデッキから1枚ドローできるこちらもまた優秀な「コード・トーカー」モンスターです。

属性が異なるサイバース族モンスター2体以上という条件で出せるモンスターなので、「コード・トーカー」と「マイクロ・コーダー」でうっかり出さないように注意しましょう。

また、ライフポイントが2000以下の時にこの効果を使うと自身を除外する事でEXデッキからリンク3以下のモンスターを特殊召喚できるので、戦闘時に使えば追加攻撃であったり、特殊召喚するモンスターによっては展開が伸びるので器用なモンスターと言えます。

また、自身のリンク先のモンスターの数×500アップする効果も優秀で状況次第では戦闘要員としても頼もしい存在です。

ただし、単騎での運用は例え「サイバネット・コンフリクト」を伏せていたとしてもあまり強くはないです。

コード・トーカー×1

『手札リンク』の効果により出す事が多い必須枠です。

①②の効果はあまり知られていませんが、リンク先にモンスターがいれば攻撃力が上がりつつ、戦闘・効果の破壊耐性を得るのでその効果を相手が知らず殴られて生き残る事が多々あります。

スプラッシュ・メイジ×1

リンク値伸ばしに定評のある優秀なリンク2モンスターです。

最近は「深淵の獣」のケアを考えて出来るだけ光・闇属性のモンスターを蘇生する事を控えています。

もちろん、必須枠です。

リングリボー×1

罠カードキラーかつ「ファイアウォール」モンスターの変換枠です。

もっとリンク1のモンスターを採用したいとは思っていますが、枠の都合でリンク1はこのカードだけにしてます。

「烙印深淵の獣」戦では「烙印の獣」のケアに役に立った他、展開によっては拮抗勝負のケアにもなるので、サイドチェンジ後はこのカードをあえて残してもいいのかもしれません。

炎斬機ファイナルシグマ×1

ネクストプレイ杯直前になって採用した本当に必要なのか最後まで迷ったカード。

ほぼマッチ戦負け確の状況だった「エクソシスター」戦で相手を奇跡的にサレンダーさせたMVP

エクシーズ素材が残った「エクソシスター・ジブリーヌ」を「斬機超階乗」で「斬機ダイヤ」を絡めて出した「塊斬機ラプラシアン」で墓地送りにした事で、前の相手のターンに相手が「金満で謙虚な壺」で残りの「エクソシスター・ジブリーヌ」をすべて裏側除外してくれていた事もあり、何とか勝つ事ができました。

塊斬機ダランベルシアン×1

取り除いたエクシーズ素材の数だけ効果が変わるこのデッキにおける必須枠。

主に2つエクシーズ素材を取り除いた時の「斬機」カードをサーチする効果をよく選択します。

②の効果はよく使用する事があり、「ファイアウォール・ドラゴン」や「ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ」のリンク先に置いた自身(エクストラモンスターゾーンの下か「ファイアウォール・ドラゴン」の横になる様に置くのがおすすめで、置く場所はとても重要なのでよく考えて出しましょう)か他のモンスターをリリースする事で、「斬機」モンスターを墓地から選んで蘇生できる効果の使用後に、「ファイアウォール」リンクモンスターの効果を使用する事で展開を伸ばせたりします。

さらに②の効果の良いところが選んで蘇生という性質上「深淵の獣」モンスターによって蘇生先を後出しで決められるのも優秀です。

塊斬機ラプラシアン×1

前述で散々解説しているので①の効果の解説は省きますが、②の「斬機」モンスターを自身のX素材を取り除く事で効果破壊から守れる効果もあるので、覚えておくといいと思います。

以上がメインデッキとエクストラデッキの紹介となります。
サイドデッキは要望が多ければ解説したいと思います。

2.展開例

・ファイアウォール・ディフェンサー+手札2枚
①「ファイアウォール・ディフェンサー」を通常召喚
②ファイアウォール・ディフェンサー」を素材に「リングリボー」をリンク召喚
③「ファイアウォール・ディフェンサー」の効果で「ファイアウォール・ファントム⑴」か「ファイアウォール・ガーディアン⑵」をデッキから特殊召喚
⑴のルート
④「リングリボー」+「ファイアウォール・ファントム」を素材に「スプラッシュ・メイジ」をリンク召喚
⑤「ファイアウォール・ファントム」の効果で「サイバネット・マイニング」をデッキから手札に加えて、手札を1枚捨てる
⑥「サイバネット・マイニング」を発動し、手札を1枚捨てて、「斬機サーキュラー」を手札に加え、その後「斬機サーキュラー」の①の効果のコストとして「斬機ダイヤ」をデッキから墓地へ送り自身を手札から特殊召喚
⑦「スプラッシュ・メイジ」の効果で「斬機ダイヤ」を墓地から特殊召喚して、「斬機サーキュラー」の②の効果を発動。「斬機超階乗」をデッキから手札に加える
⑧「斬機サーキュラー」+「斬機ダイヤ」を素材として「塊斬機ダランベルシアン」をエクストラモンスターゾーンの下以外の位置にエクシーズ召喚し、「塊斬機ダランベルシアン」の効果で「斬機アディオン」をサーチ
⑨「斬機アディオン」の効果で自身を手札から特殊召喚し、「スプラッシュメイジ」と自身を素材に「デコード・トーカー・ヒートソウル」を「塊斬機ダランベルシアン」とリンク状態になる様にリンク召喚
☆最終盤面
デコード・トーカー・ヒートソウル(攻撃力2800〜3300)+塊斬機ダランベルシアン+斬機超階乗(効果無効が付与された塊斬機ラプラシアン)+1〜2ドロー

⑵のルート
④「リングリボー」+「ファイアウォール・ガーディアン」を素材に「スプラッシュ・メイジ」をリンク召喚し、「ファイアウォール・ガーディアン」を自身の効果で墓地から特殊召喚
⑤「スプラッシュ・メイジ」の効果で「ファイアウォール・ディフェンサー」を墓地から特殊召喚
⑥「ファイアウォール・ディフェンサー」+「ファイアウォール・ガーディアン」を素材に「塊斬機ダランベルシアン」をエクシーズ召喚し、「塊斬機ダランベルシアン」の効果で「斬機サーキュラー」をデッキから手札に加える
⑦「斬機サーキュラー」の効果で「斬機シグマ」をコストとしてデッキから墓地へ送って自身を手札から特殊召喚
⑧「塊斬機ダランベルシアン」の効果で自身をリリースして、墓地の「斬機シグマ」を特殊召喚し、「斬機サーキュラー」の効果で「斬機方程式」をデッキから手札に加える
⑨「斬機方程式」の効果で「塊斬機ダランベルシアン」を墓地から特殊召喚し、自身と「スプラッシュ・メイジ」を素材に「トランスコード・トーカー」をリンク召喚し、「トランスコード・トーカー」の効果で墓地の「スプラッシュ・メイジ」を墓地から特殊召喚
⑩「スプラッシュ・メイジ」と「斬機サーキュラー」を素材に「プロテクトコード・トーカー」をリンク召喚し、「プロテクトコード・トーカー」と「斬機シグマ」を素材に「ファイアウォール・ドラゴン」をリンク召喚。その後、「プロテクトコード・トーカー」の効果で墓地の「スプラッシュ・メイジ」と「リングリボー」を除外し、自身を「ファイアウォール・ドラゴン」のリンク先となる様に墓地から特殊召喚

最終盤面
相互リンク状態のトランスコード・トーカー+ファイアウォール・ドラゴン(モンスター2体までフィールド・墓地からバウンス)+プロテクトコード・トーカー

・斬機サーキュラー(+斬機モンスター)
⑴のルート
①「斬機サーキュラー」の①の効果を発動し(自分の手札に「斬機サーキュラー」以外の「斬機」モンスターがあり、相手がチェーン2で「増殖するG」の発動してくる可能性をケアする場合は⑵のルートへ分岐)コストとして、デッキから「斬機シグマ」を墓地へ送って自身を特殊召喚
②墓地の「斬機シグマ」の効果を発動し、自身を墓地から特殊召喚、その後、「斬機サーキュラー」の効果により「斬機超階乗」をデッキから手札に加える
③「斬機サーキュラー」と「斬機シグマ」を素材に「塊斬機ダランベルシアン」をエクシーズ召喚し、自身の効果で「斬機ダイヤ」をデッキから手札に加える
※エクシーズ素材となった「斬機シグマ」は自身の効果の誓約による除外を免れ墓地へ送られる
④「斬機ダイヤ」を通常召喚し、自身の効果で墓地の「斬機シグマ」を特殊召喚、その後その2体を素材に「スプラッシュ・メイジ」をリンク召喚
⑤「スプラッシュ・メイジ」の効果で墓地の「斬機シグマ」を特殊召喚し、その2体で「トランスコード・トーカー」をリンク召喚
⑥「トランスコード・トーカー」の効果で墓地の「スプラッシュ・メイジ」を特殊召喚し、その「スプラッシュ・メイジ」と「塊斬機ダランベルシアン」で「デコード・トーカー・ヒートソウル」をリンク召喚
⑦「斬機アディオン」か「斬機サブトラ」が手札にあれば、特殊召喚して「トランスコード・トーカー」か「デコード・トーカー・ヒートソウル」と一緒にリンク素材にして「ファイアウォール・ドラゴン」をリンク召喚
ドローを取るか相互リンクによる対象耐性+攻撃力500と取るかはお好みで

最終盤面
相互リンク状態のトランスコード・トーカー+デコード・トーカー・ヒートソウル+斬機超階乗(効果無効が付与された塊斬機ラプラシアン」+12ドロー
⑵のルート

①「斬機サーキュラー」の効果のコストとして「斬機ダイヤ」を墓地へ送り、自身を特殊召喚。相手が「斬機サーキュラー」の効果にチェーンして「増殖するG」を使用していた場合はその処理で1枚ドロー
②手札から「斬機」モンスターを通常召喚し、「斬機サーキュラー」の効果で「斬機超階乗」をデッキから手札に加える(ここで「灰流うらら」や「無限泡影」で「斬機サーキュラー」の効果が無効化されてもケアが可能)
③「斬機サーキュラー」+「斬機」モンスターを素材に「塊斬機ダランベルシアン」をエクシーズ召喚。相手は「増殖するG」の処理で2枚目のドロー。「塊斬機ダランベルシアン」の効果で「斬機」カードをデッキから手札に加える(「斬機サーキュラー」の効果で「斬機超階乗」のサーチに失敗した場合は「斬機超階乗」を選ぶ)

最終盤面
塊斬機ダランベルシアン+斬機超階乗(効果無効が付与された塊斬機ラプラシアン)
※増殖するGによるドローを2枚に抑えて最大4:1交換が可能、更に手札にマイクロ・コーダーがあれば相手の手札が3(実質2)増えるが「コードトーカー」+「サイバネット・コンフリクト」+「斬機超階乗」でターンを返す事も可能
また、「マイクロコーダー」を使用する前に「灰流うらら」でサーチをストップされていた場合、ほぼ確実に「サイバネット・コンフリクト」を構えられる
これにより「斬機超階乗」にの発動に対して「深淵の獣」モンスターの効果を使用されても「サイバネット・コンフリクト」でケアが可能

3.最後に


如何だっでしょうか。
もし、何かご質問・ご要望があれば私のTwitter(@code_talker882)のリプライかDMまたは質問箱(https://peing.net/ja/me/home)にて受け付けます。
最後までご覧頂きありがとうございました!

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