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情報社会に溺れないために大事なこと

情報社会になり、膨大な情報があふれる中、僕たちは有用な情報を自分で取捨選択しなければなりません。メディアやネットにある情報をただ鵜呑みにしていると、情報に踊らされ飲み込まれてしまいます。

情報の有用性、正当性を判断する上で、僕の中でいくつかの判断基準はありますが、中でも「ポジショントーク」「責任の所在」は特に意識して、一つ一つの情報を見極めるようにしています。

「ポジショントーク」とは、自分の立場に応じて、自分に有利な状況になるように発言することを指します。昔、就職活動の時などに行ったディベートなんかは、ポジショントークのわかりやすい例ですね。場を与えられて演じるディベートはわかりやすいかもしれませんが、世の中、こういった事例は無数にあると思います。

例えば、毎日一杯のコーヒーは健康にいい!という主張もあれば、コーヒーは体に毒だ!という主張もあります。ここでは何が正しい、間違ってるを議論するつもりはないですが、必ずその意見の裏側には、そう主張する、その人の都合も少なからず含まれてるのではないかということです。コーヒーを売りたい企業からしたら、健康主張を押し出して当然です。逆にコーヒーが売れたら売上が減る、例えばお茶屋さんなんかは、コーヒー害毒説を応援するかもしれません。
雑誌やテレビのニュースなんかも、”真実”よりも、”受けがいい”情報が多いように感じます。特にニュースは暗くてネガティブな情報が多いので、個人的にはあまり見ないようにしています。笑
このように意見や主張を聞くときは、なぜそう主張するのか、その人の都合や、その人にとってのメリット、立ち位置も考え、情報を吟味しています。

また、「責任の所在」とは、その情報、文献の責任がどこにあるのかを指します。責任の所在がはっきりしている情報は、書籍・論文などがそれにあたります。逆に責任の所在がはっきりしていない情報は、ネットの書き込み、噂話などがそれにあたります。その情報の根拠がはっきりしていないものです。特に、”みんなそう言ってる”というのは、情報だけが独り歩きして、尾びれ背びれがついて、正しい情報とはかけ離れていくので、注意が必要です。

このように、ただ与えられた情報を受け身で、鵜呑みにしていると、誰かの都合に踊らされたり、誤った認識のまま判断を謝ることもあるかもしれません。「ポジショントーク」と「責任の所在」、この2つを意識してくだけでも、状況を客観視し、本当に必要な情報を取捨選択していけるのではないでしょうか。

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