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個人事業主が法人に切りかえて感じた 法人設立で得られるメリット 3選

こんにちは。かけだし社長の小寺です。
本日は法人をつくるメリットを考えたいと思います。

6年ほど個人事業主として活動していた僕ですが、去年末に法人設立を思い立ちました。

法人設立には各種準備にお金もかかりますが、その分得られるメリットもいろいろあると思います。
1つは代表取締役と名のれてカッコいい! というのがありますが、それは冗談として、、笑
社会的に得られるメリットも紹介していこうと思います。

社会的信用

個人事業主をやっていると、とにかく社会的信用が低いことを実感します。
これは個人どうこうというよりは、”個人事業主”というステータス自体が受ける社会的評価の問題のようです。

個人事業主の時に個人的に感じたのは、
・物件の契約がしづらい
・カードの審査がおりづらい
というところ。住む家も全然物件が決まらず苦労した思い出があります。。汗

逆に法人格になると、対外的な顔ができるので上記が解決する他に
・取引先が増えやすい
・雇用しやすい
というメリットもあると思います。

ただ、毎回の決算をしっかりと黒にして、実績を積んでおくことは大前提かと思います。

有限責任にできる

個人事業では、経営が悪化した際に
・仕入れ先への未払い金
・金融機関などからの借入金
・滞納している税金
などはすべて個人の負債として背負うことになります。

一方、法人化して株式会社や合同会社にした場合には、出資金の範囲内での責任になります。制限の範囲内での責任となるわけなので、個人の資産は守られるというメリットはあります。

節税対策

税金に関しては、個人事業主の場合、累進課税が採用されるため、所得が増えるほど税率もあがっていきます。

一方で、法人にかかる法人税は、上限が決まっており、どんなにあがっても一律約24%までなので、利益が増えてきたら法人に切り替えると、税金をおさえることができると思います。

更には住民税、消費税なども絡んできますが、だいたい所得が1000万を越えてきたら、法人化の目安かと思います。

個人事業主が支払うのは「所得税」

課税される所得金額 税率
195万円以下 5%
195万円〜330万円  10%
330万円〜695万円  20%
695万円〜900万円  23%
900万円〜1,800万円  33%
1,800万円〜4,000万円 40%
4,000万円〜 45%

法人が支払うのは「法人税」

課税される所得金額  税率
800万円以下  15%
800万円以上  23.4%

まとめ

今回は個人事業主から法人成りする場合のメリットをまとめてみましたが、個人事業主にしろ、法人にしろ、会社員の時よりも可処分所得は圧倒的に増えると感じています。

また先日の事業家給付金も記憶に新しいですが、各種制度を見ると、国も国力を高めたいために、優先的に個人より法人を優遇するルールになってるのではないかと思います。

脱税はダメですが、ルールの範囲内で適切に節税もしていくと、次の一手に先行投資できるお金をうまく確保していけるかもしれませんね。

参考文献:https://www.freee.co.jp/kb/kb-launch/incorporation-melit/#content1-2

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