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【デッキ紹介】5cムザルミQ-END

 新式の、【Q-END】デッキが、完成したぞー! と言う事でデッキ紹介を行なっていきます。以下の動画は最速理論値の場合の架空デュエマになります。

A デッキリスト

 まずはデッキリストは以下になります。

 基本的な動きはブースト→《ヘブンズ・ゲート》で《ハイオリーダ》と《ムザルミ》展開→《Q-END》を龍解→《Q-END》効果で呪文連鎖をしてアドバンテージ差の獲得&山札を削る→ループして無限にEXターンを取りつつ相手の山札を削り切って勝つ、です。

B 採用カード

 それではどんどん採用カードを説明していきます。解説順はメインデッキ→超次元ゾーンの順にコストの低い順に紹介していきます。

・《フェアリー・ミラクル》


 初動。6マナ、8マナ、9マナでのビッグアクションがあることと、マナは15、6くらいまで伸ばすこともしばしばあるので他の候補を押し退けての四投。実戦上では《デドダム》を優先する事も多いですが、やはり2ブーストは魅力的。マナ回収手段はあるので、容赦なくカードをマナに埋めていって大丈夫。
 《デドダム》と比較するとやはり手札が削れるのは痛手ですが、マナさえ伸びていれば1枚からリソースを大きく伸ばせるカードも多いので、むしろ優先される対面も多い。

・《天災デドダム》


 初動。言わずと知れた手札とマナを両方伸ばせる最強。デッキ基盤が《ヘブンズ・ゲート》なのでやはり手札は大事です。手札の状況にもよりますが、5マナでのアクションも多いので3ターン目に使うカードとしては《ミラクル》より優先することは多め。一方で中盤以降になると、《Q-END》の能力で引っかかる呪文では無いことが足を引っ張り始め、マナに雑に置かれるようになります。マナ基板としても初動としてもサーチとしても優秀なので文句無しの四投。

・《スクリーム・チャージャー》


 中盤リソース札。4コストで4枚墓地を肥やして闇のカードを1枚回収。回収対象は《デドダム》《ロスト・Re:ソウル》《ザナドゥ》にこれ自身程度だが、手札の減らないブーストはやはり便利。また回収対象が手札に抱えたいカードばかりなのも優秀な点。6マナの場面でデドダムを拾って9に繋げる動きも強力だが、5マナの場面で《Re:ソウル》を抱える動きはこのデッキの中でも最高級に圧のかかる動き。

・《フォース・アゲイン》


 ループパーツ。クリーチャーの出し直しは結局強い挙動という話である。フィニッシュループの他にもザナドゥやロマイオンと組み合わせた無限耐久ループであったり、GRクリーチャーを出し直すための自壊札にしたりと使える場面は多い。殿堂カードなのでピン投だが複数使えたところで積んで2枚。

・《龍素知新》


 汎用札。墓地からコスト7以下の呪文を唱える能力はいつ使っても便利な物。墓地にある分には一向に構わないので軽率に使っても大丈夫。また1枚で《Q-END》の呪文連鎖能力を2回起動出来る上に、これ自身よりも名目コストの大きい呪文を使えるため、《Q-END》を立てた以降だとさらに強力に。殿堂なので採用は1枚。

・《呪術と脈動の刃》


 マナゾーンからトリガー呪文を引っ張れる便利札。1枚で2枚の呪文を唱えられるため、《Q-END》を龍解させるのにも《Q-END》の能力を起動するのにも便利ならば、ハンド0からでも《火噴く》などでリソースを伸ばすのにも使えるカード。1枚あれば使い回しは容易なためピンでの採用。

・《ドンドン火噴くナウ》


 除去トリガーブースト。なんでも出来る万能受け札。色良し効果良しコスト良しなので採用しない理由がない。強いて言うなら最高火力9コストは墓地より手札に加えたいカードである点ぐらいか。それを除けば弱い点がない。《ザナドゥ》が絡めば2面除去ができ、《ムザルミ》のEXライフ暴発から来れば《ヘブンズ・ゲート》の弾を引っ張ってくることも出来る。

・《音奏ハイオリーダ/音奏曲第三番「幻惑」》


 コンボパーツ、上下面共に捨てるところのない便利札。上面は置きGR。単体ポン置きはあまり強くないが、《ムザルミ》とのセットでのGR召喚7回であればほぼゲームセットと言えるレベルのリソース差を生み出すことができる。そしてかなり強力なのが下面。手札交換と盾交換、墓地肥やしを同時にできる便利なカードであり、速攻対面での勝率に大きく貢献している。また、ループパーツの楯落ちケアや《ハイオリーダ》の能力起動役もできるためかなり便利である。

・《ヘブンズ・ゲート》


 受け札兼コンボパーツ。展開の要。《ムザルミ》《ザナドゥ》はいずれも単体で出しても強力であり、《ハイオリーダ》も2体同時に出せば流石に破壊力は高い。どの組み合わせで2体出してもゲームの流れを引き寄せるには十分。メインプランはコレから《ハイオリーダ》+《ムザルミ》を出してGR召喚7回、そこで捲れた《アカカゲ》効果で《ムザルミ》の6枚になっているEXライフシールドをブレイク、トリガー暴発して呪文を3回唱え《エビデシュタイン》を《Q-END》に龍解させること。

・《魔神轟怒”万軍投”》


 汎用リソース札。主な役割はループパーツだが、リソース札としても強力。また、天運に全てを賭けることとなるが、3ターン目に《「幻惑」》→コレを打って《アカカゲ》+《クリスマ》と捲ることで、ブースト札を使えなかった結果発生する遅れを取り返すことも可能。ただ獲得リソース量は不安定のため、プレイ優先度は低め。

・《目的不明の作戦》


 万能トリガー札。墓地に落ちた呪文を手札から唱えたり、《ザナドゥ》効果やSトリガーの暴発でEXターンを取りに行ったり、《ヘブンズ・ゲート》の5枚目として使ったり、《Q-END》の能力起動役として使ったり、汎用性の塊とも言えるカード。採用しない理由もほぼない。

・《ロスト・Reソウル》


 全ハンデス。結局どこまで行っても強烈な制圧札である。対面によっては擬似的なEXターンとしても機能する。デッキのメインの動きには不要だが、擬似的なEXターンとしての信頼性と有用性、黒単色が欲しい都合などが相まっての採用。対面次第では勝ち筋の一つ。

・《ひみつのフィナーレ!》


 ループのフィニッシャー。相手の山札を削っていける多色トリガーかつ7コストでしかも色の少ない黒と赤を持っているので採用。トリガーとしても最低限の働きは出来るのも高評価点。

・《der’zen mondo/必殺で つわどもものが 夢の跡♪》


 EXターン獲得手段にしてループパーツ。山札0なら無条件EXターンてのがヤバすぎる。基本的にこのカードでEXターンを取ることを目指してデッキを回していく。
 上面は軽量除去札として便利。特に天敵な《DGパルテノン》《とこしえ》を退かせられるのが優秀。墓地回収マナ回収共にあるのである程度は思い切り使って良い。


・《ルシファー》


 《ヘブンズ・ゲート》の5枚目兼万能受け札。基本的には暴発した時に《ムザルミ》《ザナドゥ》《ハイオリーダ》を展開できる札の5枚目という位置付け。ただ、相手のターン中に唱えればその時点でターンスキップをするため、《ザナドゥ》効果での盾送りがかなり有益。《COMPLEX》のような手合いも一発で止めれるため、生存能力にも大きく寄与している。

・《真邪連結バウ・M・ロマイオン》


 ループパーツ兼カードパワー。EXライフが剥がれた時とアタックする時に手札からコスト8以下の呪文を唱えられるというのがあまりにも便利。ループ時も《アゲイン》でこのクリーチャーのEXライフを剥がすところからループを始めるがそれ以外にも、《スカイジェット》と組み合わせた追加展開や《アゲイン》とセットの耐久ループなど使い勝手があまりにも良過ぎるカード。枠が無くての1枚採用だが許されるなら2枚積みたい。

・《頂上接続ムザルミ・ブーゴ1st》


 デッキの核にしてメインデッキにおける切り札。任意のドラグハートでゲームを掴みつつ、盾追加によって器用に動いていけるパワーカード。余裕のあるタイミングでは次のターン以降に備えて《エビデシュタイン》を、盤面処理がしたい時には《デッドアックス》《ガイオウバーン》を、墓地回収が必要な時には《ディアボロス》を、と言った具合に自在に戦える。その分パワーラインは低いが、《デッドアックス》で伸ばすのであまり問題はない。盾追加は基本的にはアドだが、相手の除去が飛んでくるかと自分の山札の枚数を見ながら使うことになる。

・《電磁魔天イエス・ザナドゥ》


 呪文増幅器。出た時とアタックトリガーでSTを使える便利札。《ヘブンズ・ゲート》の連写やSTの盾への再装填、《エビデシュタイン》の龍解条件の達成など出来ることは幅広い。加えて呪文を唱えるたびに除去も出来るため、受け札としても優秀。取り敢えず《ヘブンズ・ゲート》から出すだけで2面は攻撃を止められる計算になる。また《アゲイン》と組めば無限耐久も可能。

・《龍波動空母エビデゴラス/最終龍理Q.E.D.+》


 置きドロソ。使うタイミングはそう多くはないがバリューそのものは高め。適当に出せるタイミングがあれば出すくらいで上等。ハンデス系を相手する時は優先しても構わないと言えば構わない

・《獄龍刃ディアボロス/破滅の悪魔龍ディアジゴク》

 墓地回収。このデッキにおいては唯一のクリーチャーのサルベージ手段。《ムザルミ》を経由することにはなるが、一つあるとないとでは戦略に大きな幅が生まれる。クリーチャー面の出番はほぼない。

・《邪帝斧デッドアックス/真なる邪悪ザ=デッドマン》


 サブ展開札にしてカードパワー。盤面除去と展開を一手で行えるためかなり強い。また《エビデシュタイン》を呪文3回唱えることなく龍解させられるため、そう言う意味でもサブプラン足り得る。クリーチャー面は殴るプランなら出番もある。

・《次元のモビル・フォレスト/次元のスカイジェット》


 全体SA付与要員。ゲームを引っ張れない対面の時に《ハイオリーダ》+《ムザルミ》と組み合わせて九打点あまりで殴り込む時に使う。デッキの性質上【青魔導具】【青黒魔導具】の様な早めのソリティアデッキに対しては不利が付くが、その不利をある程度緩和できる様になる。《フォレスト》面はほぼ出番はない。

・《超龍素要塞エビデシュタイン/ν・龍素王Q-END》


 切り札。フォートレス面は呪文のコストを1軽減し、自分のターン終了時呪文を3回唱えていれば龍解。クリーチャー面では呪文を唱えた時に墓地からそれよりコストの小さい呪文を唱えられると言う呪文連鎖能力。それを使って《ナンバー》を絡めた複数のEXターンを獲得するのがメインの勝ち筋。呪文アンタッチャブル持ちのため、打点としてもそこそこ優秀。

・《覇闘将龍剣ガイオウバーン/勝利の覇闘ガイラオウ》


 除去札。主に《デッドアックス》とのコンビで使うが、単体でも《ムザルミ》と合わせてパワーライン14000まで討ち取れるパワーカード。クリーチャー面はクリーチャー面でパワー10000以下のアタックを咎められるため受け札としてかなり強力。

・《恐龍界樹ジュダイオウ/恐・古代王サウザールピオ》


 ロック札。小型ビートダウンを一枚で詰ませるパワーカード。主な仮想敵は【青赤マジック】だが、小型を並べるビートダウンなら何であろうと勝ち確の状況を生み出せるため採用。仮想敵次第での入れ替え枠。

・《サファイア・ミスティ/13番目の計画》


 デッキ枚数追加。メインデッキが40枚では枠が足りないため採用。1枚で丸く収まったためその様に。

C 回し方

C-1 基本プラン

・序盤
 《デドダム》《ミラクル》《スクリーム・チャージャー》《ドンドン火吹くナウ》などを使ってマナを伸ばします。まずは《ヘブンズ・ゲート》の打てる6マナ、もしくは手打ちで《ムザルミ》を使える9マナを目指します。ただマナはあればあるだけ良いターボ系のデッキなので、伸ばせるだけ伸ばして仕舞えば良いです。
・中盤
 《ムザルミ》から盤面を並べて《Q-END》を龍解しに行きます。基本的には《ハイオリーダ》とのセットで《ヘブンズ・ゲート》から展開、《アカカゲ》によるトリガーの暴発も絡めて呪文を3回唱えに行きます。同時に《ハイオリーダ》効果で《カット》も捲れている筈なので、相手の手札から《Q-END》を除去する手段を叩き落としておきましょう。ただし対面と手札によっては《デッドアックス》による龍解を目指すのもアリです。現環境は水文明のクリーチャーに事欠く事もないため、それも容易です。
・終盤
 《Q-END》を建設できたら終盤です。《Q-END》効果で呪文を連鎖させて山札を削っていきましょう。《万軍投》→《火噴く》→《スクリーム》→《ミラクル》と連鎖させるだけでも大きく山札を削りつつリソースを大きく伸ばせます。同時にループパーツである《アゲイン》《必殺》《ひみつのフィナーレ!》《ロマイオン》を集めておきましょう。
・詰め
 《Q-END》の能力で呪文を連鎖して無限にEXターンを獲得し、《フィナーレ》で相手の山札を削り切ります。ループ手順は次項にて説明します。

C-2 ループ手順

 最終的な勝ち筋としては無限EXターンなのでその手順を説明します。

初期盤面:盤面に《Q-END》とEXライフが《ひみつのフィナーレ!》になっている《ロマイオン》、手札に《必殺》、山札は《フォース・アゲイン》1枚のみ、EXターンのストックが一つ
その状態でターンを終了し、開始時のドローで手札に《アゲイン》を加える。
4コストで手札から《アゲイン》を詠唱、《ロマイオン》を破壊。《ロマイオン》は破壊される代わりにEXライフが墓地に置かれる。つまり、《ひみつのフィナーレ!》が墓地に行く。
ロマイオンのEXライフが剥がれた時効果で手札から《必殺》を詠唱。山札は0枚なのでEXターンを獲得
《Q-END》の効果を解決。墓地から唱えた呪文《必殺》よりコストの小さい呪文《ひみつのフィナーレ!》を唱え、相手の山札の一番上を墓地に置く。そうして唱えた《フィナーレ》は山札の一番下に行く。ただし現在山札は0枚なので、実質的には《フィナーレ》が唯一の山札になる
《Q-END》の効果を解決。墓地から《フィナーレ》よりコストの小さい呪文《アゲイン》を詠唱、《ロマイオン》を出し直す。今回はEXライフがないので問題なく墓地に置くことができ、蘇生もできる。こうしてロマイオンについたEXライフは先ほど山札に戻った《フィナーレ》である。《Q-END》の効果で唱えた《アゲイン》は同様に山札の一番下、もとい唯一の山札になる
⑤の時点で初期盤面に戻るため、これで各ターンエクストラターンを一つ獲得し、相手の山札を1枚削るループが成立する


 基本はこのループを勝ち筋とします。相手が《悠久のフォーエバー・プリンセス》などをデッキに搭載している場合は、山札のラスト1枚がその系統のカードになる様に調整しましょう。そうでない場合はハンドを全て枯らしてから《アカカゲ》《カット》で全てのシールドを叩き割りましょう。

D 対面考察

・【青赤マジック】/【青赤カクメイジン】
 基本的にはイーブンから不利対面です。トリガーによる受けが前提ですが、最初の3点での《火噴く》、どのタイミングでも《ヘブンズ・ゲート》《ルシファー》が回答とはなります。しかし、以前の《「ラッキーナンバー」》の宣言を躱せば何とかなった時代とは違いメインのトリガー封じが《ファイナル・ストップ》の為、コレを撃たれたら詰みです。
 勿論素でトリガーが埋まっている可能性は然程高く無いので《「幻惑」》を使って埋めると運良く《ファイナル・ストップ》が絡まない場合の勝率を上げられます。相手がマナ置きなどから《単騎掃射マグナム》《「本日のラッキーナンバー!」》を探しに行っている場合は1ターンから2ターンは攻撃タイミングが後ろにずれ込むので、その猶予を使ってマナを伸ばすと良いです。また《ロスト・Reソウル》を打ち込めるとほぼ勝ち、《ジュダイオウ》の展開で相手を詰ませることが出来るのでそこを目指します。

・【ガイアッシュ覇道】【4cドラグナー】
 五分〜有利対面です。勝ち筋はループの成立、負け筋は《ラフルル・ラブ》。彼方の方が《メンデル》《インフェル》基盤の為速度は上ですが、そこから雑に殴ってくる場合は盾で受けられる上に打点はあまり多く無いのでカモです。《クラッシュ”覇道”》のEXターンが《ルシファー》で処理できるのもそれに一役買います。また、相手が《ヘブンズ・ゲート》や《ルシファー》を警戒して溜めつつ《ラフルル》を探すプレイに入った場合は《ロスト・Reソウル》が刺さります。
 《ロッド・ゾージア》のポン置きに対しては《ムザルミ》+《デッドアックス》+《ガイオウバーン》のセットで処理を行い、龍解した《ガイラオウ》によって《ラフルル》で刻むプレイを咎めます。ある意味盤面展開の餌かつ、相手の手札があまり強く無い証左でもあるので謹んで頂きましょう。
 《ガイアッシュ》や《ロージア》は盤面0で置かれた場合の脅威度は低いですが、それらを残した状態でターンを渡すと一気に敗北が近づく為、必ず除去をしておくべきです。なので、《ヘブンズ・ゲート》やGR召喚は可能な限りハンデスを差し込めるタイミングで撃つ必要があります。
 盤面を広げたタイミングで脅威となる禁断解放に対しては《必殺》で山札そのものを削り切ることによってケアします。それ以外の受け手段は全て単体、多くて2面の為過剰打点を形成すればゴリ押しでも押し切ることが可能です。

・【黒赤バイク】
 有利対面です。殴る対面の一角であるため、《ヘブンズ・ゲート》で受ける事が可能です。しかし、天門で受けた後のプレイングがある種の鬼門になります。基本的にはゲームを引っ張って禁断カウンターを決められない様にループによるフィニッシュを行うのが安牌です。ただし【バイク】というデッキには《ブラックゾーン》《レッドゾーン》という強烈な除去札が搭載されている都合上、盤面に殴れるクリーチャーがいる状態でターンを返すのはあまりに危険である為、《ジュダイオウ》を置けない場合は盾を増やしながら素直に殴るのが吉です。
 能動的に動くプランは《トリッパー》《ニンギョ》《テスタ》のメタ達があまりに重いのでほぼ介在する余地はないです。

・【白緑天門】
 不利対面です。同じ【天門】基盤のコンボデッキでありながら彼方の方が展開するターンが早いです。その上《エモーショナル・ハードコア》《ゲンムエンペラー》両フィニッシャーが重くのしかかり、《ペルフェクト》の行動制限も致命傷たり得ます。また《ウェルキウス》などのそれ以外のブロッカーの面々を処理するのも難儀します。
 勝ち筋は最速でのループ、もしくは継続的なハンデスです。どちらも先行が前提になってしまいますが、【天門】のビッグアクションは4ターン目なのでギリギリで間に合わせることが可能です。

・【白黒赤ドルマゲドン】
 不利対面です。まず第一の原因は《デス・ザ・ロスト》の全ハンデスです。手札の細いデッキなので全ハンデスが重く、それに対する返し筋が少ないです。さらに《アルカディアス・モモキング》と《ドルファディロム》の呪文ロックが重い。両方立った状態で使える呪文は《ルシファー》だけであり、それは強力ではあっても盤面を切り返せるカードではありません。盤面を崩せるカードは《ムザルミ》だけですが、《デッドアックス》か《ガイオウバーン》のどちらかは必須な上にスター進化やEXライフの耐性との組み合わせによって非常に厄介というかほぼ詰みの相手です。
 受けに回った場合は《ドルマゲドン》を構えつつ《アルモモ》+《ドルファ》の盤面で詰ませられるため、積極的に殴りに行く必要がありますが、ここで立ちはだかるのが禁断カウンター。盤面を広げて殴るため《ゾージア》のロックが重く、少しでももたつくと封印が残り1枚になってしまいます。かなり受けの厚いデッキのため、その状態になったらほぼ確実に封印が解放され、全体封印によってこっちが死にます。

E 終わりに

 ここまでお付き合い頂き有難うございました。これを読んだ貴方も、是非《Q-END》を利用したデッキを使ってみてくださいね。


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