【超獣理論値列伝】Part14 《零王の円卓》

 第十四回、今回のお題は《零王の円卓》。インフェルノ・サインの調整版呪文の一つでありながら、ろくに使われていないこの子。でもそれは、弱いなんてことは示さない。
 それでは早速名目スペック。

零王の円卓 呪文
5コスト 文明:闇
・Sトリガー
・墓地からコスト7以下のブロッカーを1体蘇生する

 インフェルノサインの調整版呪文。コスト論的には条件付きコスト7以下踏み倒し+STなので、《ドラゴンズ・サイン》《イメンズ・サイン》《ナウ・オア・ネバー》あたりと同等。実はとても面白いカードである。場合によってはドラサイよりも酷い状況を生み出すことができる。
 踏み倒し対象に収まっているのは、まずは能力を消せる《神聖龍エモーショナル・ハードコア》、紫電能力持ちのブロッカーである《爆誕‼︎ダイナボルト》《紫天連結ネバーシデンド》、ドラグハート戦術を取り込める《最終龍覇ロージア》などがいる。この辺はドラサイと両方対応しているので、STから踏み倒す方法がドラサイ、コレ、ヘブゲの3種類確保出来るようになる。その場合は、《スラッシュ・チャージャー》によって、墓地にカードを直接サーチしてからそのまま直に繋げられるのが他2種に対する強み。

 とは言え、ドラサイやヘブゲで踏み倒せるクリーチャーで遊んでもあんまり面白くない。ということで他のカードに目を向けると、まずはシステム系ディスペクター2種。《神将縫合ディアブロシンオー》に《魔素縫合アモデゴラス》が見つかる。ディアブロシンオーの場合、デドダムやスラッシュチャージャーから直通であり、次のターンには6マナになるので、《我我我ガイアール・ブランド》あたりに繋がり、マナからコスト8以下のクリーチャーを引っ張り出せる。コスト8以下のクリーチャーと言えば死ぬほどあるので、大概やりたい放題である。
 《蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》はアンブロッカブルを持った紫電ブロッカーのため、相手のターンにSTで踏み倒したら、確実に2回攻撃を通せる。最もこの用途ならネバーシデンドの方が良いが。
 《堕悪の覇王シャークウガ》は2面バウンスできるため、ブロッカーと合わせて3面止められるSTとして機能する。また、《Disアイチョイス》とは相互踏み倒しの関係にあり、墓地に落ちた向こうを起点に展開することで、盛大なる盤面展開を行える。
 踏み倒しという点では《阿修羅ンチュラ》も良い。スマッシュバーストであらゆるクリーチャーを墓地から踏み倒せるようになるため、次のターンからはやりたい放題に踏み倒せるようになる。

 というわけで今回はここまで。次回は《オンセン・ディス・カイザー》の予定。それでは。
 
つぎ

まえ


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