消しゴム


かいてはグシャグシャにしてかいては捨てて
いつだってゴミ箱は溢れかえってる
はみ出さないようにって震えるその手
″普通”になれないことが恥ずかしかった

「上手にかけない」とあなたは泣く
こんなに素敵なのにあなたには失敗作で
でも間違えたからこそ出会えたひとがいて
それを間違えだなんて呼んであげないで

ゴミ箱ひっくり返して紙くず抱きしめて
今までの全てを許せたらいいのにな

過去を消すことはできない
神様にもできっこない
修正したいことばっかりだ


小学生の頃 消しゴム忘れた日
間違えてはいけないと1日緊張してた
消しゴムは間違いを消すだけじゃなく
そこにあるというだけで心強かった

あなたがあなたらしく歩いていけるように
筆箱の片隅にそっと添えてくれたらいいな

銃弾は撃ち込めない 集団にも溶け込めない
修正したいことばっかりでも

あなたがあなたならばいい
神様にもできっこない
特別なことなんてしなくていい

「間違えてもいいよ」
っていつだってそばにいるような
そんな存在になりたいや

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