2024/5/22

1日分の鉄分とか、ヨーグルトとか、そういう健康に気をつかった何かをよく口にするようになった。
グリコの冷蔵商品がシステムの導入で入荷されなくなってからは、アーモンド効果が飲めずにもどかしい気持ちを抱えている。

銀行員のお姉さんが、銀行業務とは関係ない、サービスとしか言えないような雑務に笑顔ではきはきと対応していた。その後ろでは他の従業員たちが談笑していた。私の対応もしながら、他のお客さんの対応もしながら、押し付けられた雑務処理に嫌な顔一つしないお姉さんは、よほど立派な人に見えた。子どものころは、パイロットとか、おいしゃさんがかっこよく見えたけど、今となってはこういう人のほうが、かっこよく映るものだなと思った。
私にほとほと仕事に懲りているように、自分の手に他に職がないことを少し残念そうにして見せてはいたけれど、彼女は自分を強く持って仕事に当たっていることはわかった。

私は、役に立てているんだろうか、とときどき考える。役に立てていないかもしれない。いや、これはかもしれないじゃない。任されたいものだなと思う。いや、こんな承認欲求はどうしようもないので、私は、私に何かを任せたいなと思う。やる気の永久機関になりたい。

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