仲間にしますか?

「私はルフィナ。見ての通り旅芸人よ。本題だけ言うけど、私をあなた達の仲間にしてほしいの!」
「えー」
「絶対無理」
「どうでもいい」
「びっくりするぐらい消極的な回答ね!?」
「俺達3人で戦力は事足りてる。今更余所者が入るなんてやりづらくてしょうがないだろ」
「わ、私、回復できるわよ! 戦闘でも役に立つと思うわ!」
「だから、僧侶の俺でできてるって」
「えっと、えーと…あ、そう! このパーティ、華が足りないんじゃない? 私が入れば潜入ミッションもできるわ!」
「私じゃ不足してると言いたいのかしら。潜入依頼は何度かこなしてるし不要よ」
「うっ……あ、路銀! 路銀稼ぎは大の得意よ! 私が入れば必要最低限は困らないわ!」
「おお、それは魅力的。なあ、仲間にしねえ?」
「おい…! あっさり手のひら返してんじゃねえよ!」
「ちょろいにも程があるわよコーン! もう少し考えてちょうだい!」

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