食にこだわる美食家の話

「食を好むというのは、何より生きることに執着することだ。それは素晴らしいことだ。片手に干からびたパンをもち、食する時間も惜しいというように金をかせぐ者、それは生にしがみついているとはとても言い難い。……なるほど、それは金がないからだと言うことも一理ある。しかし、食を疎かにするものに、満足な金を稼げるものか。それは負の連鎖だ。ああ、だから私がいるのだよ! 人生に迷いし人々に、美食を提供するこの私が! 私がいる限り、この街は間違いなく繁栄する! さあ、生きるように食したまえ!」

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