タスク管理の悩みを解決!その名も「タスクシュート」(TaskChute Cloud)
こんにちは!
みなさんはどのようにタスク管理をしていますか?
タスク管理というとTODOリストを洗い出して、優先度をつけてガントチャートを引いて、終わったものから消して行くというのを思い浮かべる人が多いのではないかなと思います。
という私も今年の3月まではGTDでタスク管理していました。
しかし、なんかしっくりこないなぁという違和感もずっとあり、本来やるべきことを整理するためにタスク管理しているのに、タスク管理ばかりに時間を使ってしまい、気がつけば手をつけられないタスクの山ができている状態となっていました。
今回の記事では、そんな状態を解決してくれた「タスクシュート(TaskChute Cloud)」について書きたいと思います。
タスクシュートとは
タスクシュートとは、シゴタノの大橋 悦夫さんが考案したタスク管理メソッドで、プラン、ログ、ルーチンの3つの機能を軸としてタスクの整理および実行をサポートするメソッドです。
タスクシュート協会公式サイトの説明は以下の通りです。
すごくざっくりとタスクシートのタスク管理の流れを説明すると、
今日1日のタスクを書き出し、実行順に並べる→プラン
タスク開始時に開始時間を記録し、終了時に終了時間を記録する→ログ
1日のログ(手をつけたタスク)から明日も実行するタスクをルーチンに登録する→ルーチン
といった流れを日々繰り返すというシンプルなものとなっています。
これをタスクシュートサイクルと言います。
TaskChute Cloudとは
タスクシュートを実践するためのツール(Web版とスマホ版がある)です。
以前はExcelファイルでタスクシュートを実践できるツールがあったようですが、今始めるならこちらのツールを使用するのが良いかと思います。
実はTaskChute Cloud2というものが開発進行中のようで、より使いやすいツールに生まれ変わるようです。
Taskchute LiteというiOSアプリもβテスト中となっています。(今後が楽しみ!)
上記サイトに掲載されているTaskChute Cloudのイメージは以下になります。いわゆるToDoに登録するタスク以外にも私生活の細かい作業も含めて1日のタスクが記録されているのがわかるかと思います。
私はここまで細かくやってないですが、朝食、昼食、夕食とかお風呂に入る、ストレッチするなど記録を習慣化する上で苦にならない程度のものを登録しています。これらはルーチンとして登録されており、これ以外にも日々やることに応じてタスクを追加していく(プランを作成する)感じになります。
英語で登録しているのは、日本語だと何となく画面を見られた際になんか恥ずかしいなと思ったので、私生活のルーチンタスクは英語にしています。
(note_ブログ執筆も今はルーチンに入れていて毎日コツコツ書いています)
えっ…面倒じゃね?
と思ったあなた!。ちょっと待っていただきたい。
確かに「毎日タスクを洗い出し、実行順に並べ、タスクを開始する際には開始時間と終了時間を記録するなんて…めちゃめちゃ面倒だ」と当時の私も思っていました。
当時は、「こういうのは几帳面な人ができるものであって、私のような面倒くさがりには向いてないな」と思っていました。ただ現状のタスク管理はうまくいっていなかったので、できそうにないなと思いつつもタスクシュートの情報について色々収集は続けておりました(藁にもすがる思いというやつですね)。
ある程度情報が集まってくるとタスクシュートってそこまで難しくないのかもという気持ちが湧いてきました。
特にタスクシュート認定トレーナー(タスクシュート協会が認定しているタスクシュートマスター)のぞのさんの記事がとても参考になりました。
上記の記事に書かれているように「いきなり完璧を目指してはいけない」ということが、私がタスクシュートを始めるための後押しになりました。
私は2023/3/23からタスクシューターになりましたが、この考えは今も重要視しており、「完璧である必要はなく、ただただ自分の行動に自覚的になる」というところに注力してやっております。
なので、これから始めようと思う方々もまずはプランを作成せずに、ログの記録だけをやってみましょう。しかも可能なものだけで全く問題ありません。1日に3つ程度(朝昼晩のご飯や朝起きたらちょっと体操する、お水を1杯飲むなど)で十分ですので、まずは記録することに慣れることを目指すと良いと思います。
また、タスクシュートの定着を支援する100日チャレンジというのもあります。
こちらはタスクシュート協会が行っている活動ですが、実は私も現在第5期生の100日チャレンジに参加しています(もっと早い時期に参加しておけばよかった)。
そしてさらにタスクシュート協会の理事であるjMatsuzakiさんと佐々木正悟さんの書籍が出版されることを記念して、先行予約特典というものも行われております。
特典内容は以下になっています。非常に豪華特典になっているので興味がある方はお早めに。私も第七期の100チャレ参加します。
TaskChute Cloud 2 β版先行アクセス
100日チャレンジ 第七期 出版記念特別編の招待
さらに追加の特典も考えているようです。
※キャンペーン対象期間は2023年12月4日(月)〜2024年2月18日(日)です。
※上記期間中に、Amazon.co.jpにて「先送り0」を予約した方々が対象です。
タスクシュートでなぜタスク管理の課題を解決できたのか?
まずタスク管理のどのようなところに課題があったのかというと、
タスクを洗い出したり優先度つけたりなどが面倒かつ、うまく回らない。
優先度つけてもタスクを消化できない(そもそも優先度が常に変わっているような感じがしてしまう)
というのが最も大きいのかなと思います。
上記の課題について、タスクシュートでなぜ解決できたのか以下に記載します。
タスクシュートは着手することにフォーカスしているため習慣化しやすい
世にあるタスク管理というのはタスクを終わらせるということにフォーカスしているように感じます。つまりタスクを完了することで達成感を得られたり、タスクが消化されていきます。
対してタスクシュートは、開始時間を記録し、タスクを終了(タスク自体が完了している必要はない)した時間を記録するだけなので、タスクに着手することにフォーカスしています。
どちらも着手して完了にするだけのように聞こえますが、ここには大きな違いがあります。
例えば、「ポートフォリオサイトを作りたい」となった場合の例で説明するとToDoリストの場合以下のようになります。
タスクシュートの場合は以下のようなタスクを作成したとします。
ポートフォリオサイトの作成というのは通常1日で完成するものでもないので、ToDoリストの場合は、1日経っても以下の状態で変化なしです。
対してタスクシュートでは以下のような結果となります。
22:00~22:56の間、ポートフォリオサイト作成を行なったというログが残ります。
どちらも同じ時間作業をしているなら同じなのではないかと思う方もいるかもしれませんが、タスクシュートの場合、1日の終わりに作業をやったという達成感(報酬)を得ることができます。
もちろん得られる達成感はすごく小さいですが、少しでも早く報酬が得られることで習慣化しやすくなります。
逆にToDoリストの場合はしばらくチェックがつけられない状態が続くと、「終わるのか?」、「自分にはできないのかな?」という自責の念が芽生えてきます。
※こっちのマイナス面の方が大きい気がします。
どちらも作業をしていることに変わりはないはずなのに、こうも感じ方に違いが出てきます。しかもこれを毎日繰り返すので、最初は小さいな差でも1ヶ月も経つと結構大きな差になります。
タスクシュートはタスクを洗い出す必要がない
ToDoリストでは大きすぎるタスクは、一向に完了にできないので、なるべく早く報酬を得る(タスクにチェックをつける)ためにタスクを細分化し、すべてのタスクを洗い出したりします。
試しにNotion AIにポートフォリオサイトを作成する際のタスクリストを書きだしてもらいました。(もっとたくさんのタスクが洗い出されていましたが、途中で省略しています)
抜け漏れやまだやらなくてよいこと等もあるかと思いますが、それっぽい内容を結構洗い出してくれましたね。
洗い出すと不思議と以下のようなことが気になってきます。
各タスクの優先度どうしよう?
各タスクの期限はどうしよう?
粒度が違うので揃えたい→大きいものは細分化する。
過不足ないかさらに別の視点から検討してみる(WBSとか作ってみる)
さらに追加、削除、優先度変更とかが発生すると。。。もう考えるだけで大変であることが目に浮かぶかと思います(まぁ、個人的なタスクであればそこまでしっかりやらなくても良いとは思いますが)。
でもタスク管理ってそういうもんでしょ!?と言われてしまえばそうかもしれませんが。。。
ではタスクシュートの場合はどうでしょうか?
タスクシュートは1日にフォーカスした計画を作るだけなので、上記のようにタスクを全て洗い出すということはしません。
今日やることさえ考えればよいので、「今日はポートフォリオサイトのデザインを考えよう」であればそこだけタスク登録し、他に登録したタスクとの順番だけ整理すればよいのです。
以下であれば「日記更新した後に30分だけ進めよう」という感じですね。
実行する際には開始時間と終了時間を記録し、終わらなければルーチンに登録し、明日も引き続き実施する。
「ポートフォリオサイトのデザインを考える」が完了したら次にやるべきことを登録すれば良いだけです。
たったこれだけの管理ですが、やってみるとわかりますが、驚くほど柔軟で、ストレスフリーなタスク管理となっています。
タスク管理の課題解決まとめ
タスクを洗い出したり優先度つけたりなどが面倒かつ、うまく回らない。
タスクシュートでは、そもそもタスクを全て洗い出したりしない。
今日やることのみに集中し、それが次の日も続くようであればルーチンとして対応する。タスクの作業が完了したら、次のアクションを検討し、1日のタスクとして登録するを繰り返すだけ。
洗い出さないので管理が楽。
洗い出さないことでずっと先のタスクについて気にすることがなく、今のタスクに集中できる。
優先度つけてもタスクを消化できない(そもそも優先度が常に変わっているような感じがしてしまう)
タスクを洗い出さないので優先度を考慮する必要がない
その日に次にやるべきことを見定めて、それを実行することにのみに集中する。
タスクを実行した結果から、より先にやるべきことが見えてきたらそれを次のタスクとして登録するだけ。
優先度の高いタスクがわかった段階で柔軟かつストレスなく切り替えができる。
タスクシュートサイクルに則ることで、実行が習慣化されるため先送りすることがなくなる。
あとがき
タスク管理は、十人十色で人によって好みがあると思います。
その中で自分が納得できるやり方を見つけるのが良いと私は考えます。
そういう意味では、今までのタスク管理がしっくりきていないという方は一度タスクシュートというメソッドに取り組んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事が参考になれば幸いです。
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