見出し画像

#小さな空間から都市をプランニングする【読書メモ】

一日休暇を取得したので、朝から小さな空間(ベランダテント)でゴロゴロしながら流し読みました。書き留めたキーワード眺めて自分なりに思考してからもう一度ゆっくり読み返そう。

以下、キーワードメモ

まちなかを巡る楽しみは、単に観光スポットを歩き回るのではなく、まちの雰囲気に浸って、暮らすように過ごすことにある。

些細なまちへの期待。

ゆっくり時間をかけてまちと向き合う覚悟。

急にできたまちの魅力は急にダメになる。

消費されつくされることのないまち。

生産者がつくるまちのコンテンツの身の丈に応じて消費者が集まるという順序が大切。

まちは生産と消費の交換の場だからこそそのバランスの健全さが心地よさにつながる。

まちを暮らしから遠ざけてはいけない。

暮らしの延長線上にプランニングを位置づける。

私と公のあいだの仕掛けを支える。

新たな価値を創造する「余白」

空間は都市と人の関係をつくる場所であり、まちに対する期待を高めること。

都市のツボ
断片を集めてつなぐ
不連続統一体
外れ空間
場を生み出すプレイヤーが同一人物ばかりでは、実践疲れが起こってしまう。
実践がまちの将来ビジョンにどう結びついていくのか。

「なにかしたい」という意志に寄り添い、実践が停滞しない場であること、そしてその気持ちや実行力を妨げない制度やルールを整えていくことが、都市生活を楽しくする場を生み出していくエッセンスだと考える。
アーバンアーカイブ、空間遺産。
過去の時間の延長に未来の時間がある。
過去から未来へとつながる時間を連続的に捉えて、過去の蓄積のうえに価値をどう積み上げていくかを示し、未来の変化に期待が持てるプランニングが求められている。
短期間ですべてをつくりあげるような事業では、均質で排他的な空間になりやすい。
魅力的な都市は突然出来上がるものではない。
空間的な「余白」と制度的な「余地」
空間にかかわる市民や事業者が、そこにいる仲間とともに「過ごし、楽しむ」といった価値を日々実感できる状況を整えることである。
都市計画法の理念は、行政に公平かつ公正な振る舞いを求めている。一部の空間・地域で動き始めた固有の資源や魅力を磨いていこうとする人々の動きに対する、行政の「公平かつ公正」というスタンスはこれらの動きにブレーキをかけることになってしまう。
異なるタイムスケールで地域の将来を考える。
行政だからこそ長い時間軸で考えることができる。
個々の活動が総体として地域の新たな魅力となり続けるように、個々の動きを誘導していくような大きな道筋を通すことが行政の役割といえる。
多様性への配慮=包摂性、多主体の並置される全体
新しい時代の計画の持つべき価値観は、いろんな手間を切り捨て、実行のたやすい計画で多くの少数派を排除するものではなく、この少数派の困難を社会全体として救済するものであってほしい。
決定しないまま残しておくコトどもを持ち越しながら、臆せず事業を開始すること。

使用開始後も、継続的に多主体の関わりしろや異なる発意や意思、利害のあいだで計画を考えること。そして対話に基づく調整を続け、改変を続ける意思こそ、多様性を認める次の世代に求められる計画なのだろう。
環境や空間の漸次的変更可能性
都市空間の存在効果、利用効果、媒介効果

日々の些細なことを記録し留めるためにnoteを活用しています。