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#中動態の世界【読書メモ】

私が何ごとかをなす
意志の実現
心身をめぐる何らかの耐えがたさ
意志の概念
意志が主観的に感じられた能力としては存在していること
社会的必然性
主語は過程の内部にある
言語は思考に素地を与える
やりたいことをしているのかしていないのか
欲求を伴う知性
思考を伴う欲求
未来は過去からの帰結であってはならない
選択は過去からの帰結としてある
意志と選択の違い
脳内で起こることをすべて意識できるはずがない
「する」と「させる」の境界
権力は行為を算出する
権力は相手の行為する力を利用するが、暴力は行為する力そのものを抑え込む
「される」なのに「する」
「する」のに「される」
能動性と中動性の関係でこそ、権力は説明できる
権力は一致して行為する
暴力によってはそのような一致はもたらしえない
仕方なくソバにいる=非自発的同意
強制はないが自発的でもなく、自発的ではないが同意している
選択が常に不純であるように、同意も常に不純であろう
非自発的一致
「自然の勢い」が中動態の根底にある
非-意志
放下-委ねられた状態
意志と無思慮
出来事は能動的でも受動的でもない存在の様態
出来事に先立って主語=主体は存在しない
自分自身で自分のところを訪れる
スピノザ エチカ
神即自然
「される」ではなく「なる」
「変状する能力」が本質である
刺激を受け、変状し、自らに影響する
一定の変状が、すなわち欲望が起こり、それが行為や思考という結果として現れる
能動と受動は二者択一ではなく度合いを持つもの
思惟能力
中動態の哲学は自由を志向する
引きつけられるがゆえのねたみ
鋭い知性に裏付けられた愛=ねたみへと変換
相手に自分をみる時、人はねたむ
「人間は自分自身の歴史をつくる」に、「だが、思う儘にではない」
徳は犯罪を阻止するだけでなく、善が行使する暴力をも罰せねばならない
徳は法をもってこれを遂行する
完全に自由になれないということは、完全に強制された状態にも陥らないということである。
中動態の世界を生きるとはおそらくそういうことだ。

日々の些細なことを記録し留めるためにnoteを活用しています。