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うつ病恋愛マニュアル の出版うら話

 うつ病恋愛カウンセラーとして活動してから、もう2年になります。
 これまでに450件のご相談にお応えしてきました。

 この本を書いたきっかけは、うつ病の彼との恋愛に悩む女性のご相談者の苦しみから出たことばです。

 「もう、どうしていいかわからない。うつ病の彼との恋愛マニュアル」があればいいのに…」


 正直にいってこの言葉を聞いた時に3つの感情がありました。

 1つ目は、これまでうつ病の彼氏の気持ちをずっと考えて接してきたのにうまくいかない、願いがかなわない辛さを何とかしてあげたい

 2つ目は、恋愛にマニュアルなんかない。マニュアルにあてはめてうまくいくなら苦労しない。

 うつ病の彼の症状や状況や状態、元々の性格やうつ病の発症のきっかけなどによって、それぞれの付き合い方が違うということ。

 3つ目は、僕がこのマニュアルを語ることの怖さです。

 1作目の本「うつ病の恋人を支えるためあなたに伝えたい愛の言葉」はおかげさまでたくさんの方に読んでいただきました。
 その次に「うつ病恋愛マニュアル」の本を出版することはとても怖かったです。
 うつ病と恋愛というテーマにマニュアルをご提案していいのかすごく悩みました。

 それに、僕が今まで恋愛カウンセラーとして積み重ねてきたノウハウを公開することに正直抵抗がありました。


 ずっと考えているうちに、ご相談者の悩みが解決しない日がどんどん過ぎていきました。

 何とかしたい。
 自分の持ってるノウハウなんか全部さらけ出してもまた積み重ねればいい。もっとカウンセラーとしての知識を磨いてお役に立ちたい。

 うつ病の人の心理を自分の経験からだけでなく、きちんとした論理、心理学的側面から見て理解したい。

 そんなことを考えて決めた「公認心理師」の受験。ただ、ここに大きな問題がありました。

 僕は福祉系の大学を卒業しておらず、経営学部の大学を卒業後、働きながら通信制の社会福祉士養成学校を卒業して社会福祉士になりました。

 僕が「公認心理師」の受験するためには、社会福祉士の資格でGルート
 ・5年以上の実務経験があること
 ・公認心理師現任者講習会に受講する
しかありませんでした。

 仕事をしながらまた、通信で公認心理師現任者講習会を完了しないといけない。一番きつかったのが、Gルートは2022年7月の第5回公認心理師国家試験が最後で、来年からは受験することができないという現実。


 最初で最後の1発勝負、本業の福祉業務と受検勉強、さらにうつ病恋愛相談と家庭に育児…

 かなり心配症で消極的な性格、そして依頼を断ることが苦手な僕ですが公認心理師の資格を取ることが、うつ病恋愛カウンセラーとしての知識をさらに深める。そして、ご相談者のお役に立てるアドバイスができると信じて一時的にうつ病恋愛カウンセラーの相談受付を休止することにしました。

 その休止中にご相談者に少しでもお支えできるためにと願って公認心理師の受験2か月前に出版したのがこの「うつ病恋愛マニュアル」です。

 この本の中にも書いているのですが、公認心理師を受験することを宣言しています。うつ病の彼との関係に悩むご相談者に応えることができない不器用な僕なりの償いの意味を込めていました。

 繊細で敏感なぼく、心配症なぼくにとっては、ものすごくリスクを背負う行動でしたが、本の中で宣言したおかげで必死に勉強することができました。

 そして、試験の結果は「合格」でした。

 公認心理師の資格は名称独占資格なので、登録した後に正式に名乗れますので登録完了後になりますが、近く公認心理師の肩書を入れたいと思います。

「 うつ病恋愛マニュアル」の本も公認心理師が名乗れるようになれば、さらに時間をかけて内容を磨き加筆を加え、表紙とサブタイトルを一部改訂して出版する予定です。

 今の状態、すこし粗削りながらもめずらしく熱がこもったうつ病の恋愛へのご提案を書きあげた状態を読めるのは今だけになりますので、よろしければお読みいただけるとうれしいです。

 そして、もう一つ重要なお知らせがあります。

 さらに、続編の第3作目を11月中に出版します。こちらも心を込めて書きましたので、こちらもぜひよろしくお願いいたします。




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