心の穴

もう10年弱暗闇トンネルの中を抜けられていない。それまでも、自分の人生を生きていない感じがしていたし、ずっと自分を探していた。
いつからか順風満帆に思えた人生にも、亀裂が入り、それに気付かないふりをして生きてたら、メンタルが崩壊した。
崩れたものを組み立てるなんて最初は簡単なことだと思っていた。けれど、一度壊れたものを作り直すことは容易ではなかった。

私はまず、自分を苦しめているものが何なのか分からなかった。ただひたすらに毎日泣き続けることしか出来なかった。心が叫びを上げても誰も手を差し伸べてくれる人はいなかった。
というより、私は困った時にどのように人に頼っていいのか分からなかった。弱さを全く見せない私を周囲は"大丈夫だ"と決めつけていた。

私の人生には、生きる為の道具が全く足りていなかったのだ。
全部自分1人で抱え込んで、追い込んで生きていた。
人を信用していなかったのだろう。

私はたくさんの壁にぶち当たった。
いつからか普通に生きるということが物凄く大変になっていた。
文字は読めない、人と会話が出来ない、涙が止まらない、とにかく具合が悪い…もう何も出来なかった。何をしても笑えなかった。何を食べても美味しくなかった。
見える世界が灰色だったのは今でも覚えている。

毎日死なないように生きるって日々が続いていた。

心に穴が空いている状態では、入ってきた喜びや感動も留めて置けることができない。
辛かった。

そんな私は、一から自分を見つめ直して、自分を苦しめているものは何なのか毎晩夜通し考えた。想像以上に年数がかかってしまった。
そして、たくさんの人にしがみ付いて助けてもらい、色んな価値観を手にしていった。
私は今、生きることができている。

でも、まだトンネルは抜け出せていない。
けれど、確かに光は見えてきた✨
いつの日か心から楽しいと思える日がやってきて欲しい。

メンタル崩壊からどのようにして生きてきたのか、少しずつ書いていきますね。

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