女性アスリートと妊娠・出産 ③
この夏のパリオリンピックで、どうしてノルウェー女子ハンドボール代表チームが金メダルを手にしたのか。
そのことについて、スポーツカウンセリングの視点から考えていました。
※ここから先は、あくまでもわたし個人の考察です。直接本人インタビューをしたわけではありません。
行き着いたひとつの答えが「自己決定感」です。
メンバーの中に、結婚、妊娠、出産というライフイベントを経ている選手が多いです。
ライフイベントを経るたびに「それでも競技を続けるのか?それでもオリンピックで頂点を目指すのか?」という問いが、自分の中にあったのではないかと思います。
そのたびに「YES.」という決定を自分でしてきていると思います。
今回キャプテンをしていた選手。
彼女は、このオリンピック限りでの引退を公表していました。最近、ドイツ代表の選手と入籍しています。
これから先の自分の人生に「それでも競技を続けるのか?」という問いに「NO.」
そして「この大会を現役生活最後の大会にする。」という決定を自分でしていたと思います。
それぞれの選手が「自分で選んでここにいる」という感覚を持ち合わせていたことは、世界一を狙うチームとって、プラスに働いていたと思います。
アスリートが高みを目指す過程で、難しく感じること、慣れないこと、自分にはどうにもできないことが、ゼロになることは難しいでしょう。
そんなとき「それでもわたしはやりたいのか?」を自分に問い、周りの人の意見や空気を一旦すべて無視し、答えを確認しておけるといいなと思います。
「自分で選んでここにいる」という感覚については、
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