見出し画像

やってみたら超簡単だった!商標登録出願

いや〜
実際にやってみると、いろいろおもしろかった。

というわけで、顛末を書いておこうと思います。

早く商標登録しておいた方がいいですよ!絶対!

「早く商標登録しておいた方がいいですよ、絶対。一刻も早く」

ある方とお話ししている中で言われた一言。

その方は、最近知財に関することを学ばれたのだとか。そこで、独自の名称を使う場合に商標登録しておくことの必要性を痛感されたそうです。

う〜ん、そうなのか。確かにな、、、

ということで、空き時間を見つけて、商標登録に挑戦してみることにしました。

いざ!調査!

「商標登録」で検索してみると、さっそく特許庁のページがヒット!

おっ!けっこう丁寧に書いてくれている!

ふむふむ、まずは「先行商標調査」ってのをやるのね。

特許情報プラットフォーム|J-PlatPat [JPP]

そこは、元ITエンジニア。こういう情報検索は得意。

どうやら、先行商標はなさそうです。

さて、どうやって出願するか

では、出願書類の作成だな。

「インターネットを用いて出願する方法」ってのもある。やったね!

しかし、よくよく読んでみると、まずWindowsしか対応していない。なんでMacに対応してないんだよ!

それに、なんだか証明書を得るために、費用がかかりそうだ。ダメだな、これは。

うーん、なんとか電子出願が簡単にできる方法はないのか!

と、探してみたら、あった!

うちから30分強で行けるところに窓口がある。しかも、専門家のサポートが無料で受けられる!

これは行くっきゃない。まずはその前に出願書類はどんな風に作るのか調査。

出願書類作成

商標登録願の様式をダウンロードして。
J-PlatPatと「商標登録出願書類の書き方ガイド」 を参照して。

【商標登録を受けようとする商標】
【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】
 【第  類】
【指定商品(指定役務)】   

こんな項目を埋めていかないといけません。

【商標登録を受けようとする商標】は、登録したい名称ですね。

【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】は、特許庁が出している「類似商品・役務審査基準」と言うのを見ながら書くようなのですが。う〜ん。なんかもひとつよくわからん。

他の似たような出願の内容なんかも確認しながら、なんとか作ってみたけど。いまいちポイントがつかめない気もしました。

知財総合支援窓口を予約

では、いざ専門家のサポートだ!

ということで、知財総合支援窓口の予約を取ることにしました。

「電子出願したいんですけど。どうしたらいいですか」
「マイナンバーカードとUSBメモリでWordのファイルを持ってきてください。書類を印刷したものも持ってきてくださいね。それを見て確認しますので」

ファイルを持っていくのはいいけど、おそらく内容を見て修正が入るのだろうな。そうすると、その場で修正して出願したい。

んー、MacBookを持って行ってもいいのだけど、これ持ち出して万が一のことがあると業務に差し支えるし。どうしよう。

お!ひょっとして、iPadでUSBメモリ使える?!

ということで、AmazonでLightning端子からUSBメモリを使えるアダプタがあるのを発見。1,399円。いいじゃない。注文して、翌日に入手。

いざ、窓口へ!

作成した出願書類をUSBメモリにコピーして、翌日には、いざ、知財総合支援窓口へ!

15時に窓口を予約していたのですが、なんと、よりによって電車が人身事故で運行停止。

あちゃ〜

運行停止になったのが、12時40分。

経験則では、ここの電鉄会社は人身事故から1時間少々でいつも運行再開してくれるので、ギリギリ間に合うか?!

ということで、運行停止中の中、少し早めに家を出ました。

駅に着くと、運行再開の予定が数分後と表示されていました。思惑通り。

まずは、各停が出て。次の準急を待っていると、、、

来ない。なかなか来ない。

30分ほど待って、ようやく準急到着。

間に合うかなぁ。ちょっと遅れるかなぁ。

終着駅に到着してから徒歩で窓口に向かいながら、「電車が止まっていたため10分ほど遅れそうです」と連絡。「気をつけてきてください」と言ってもらえました。

5分の遅れで無事に窓口に到着。

小部屋に案内されて、受付書類にサインして、担当の方を待ちます。

さすが専門家!

しばらくして担当の方が来られて、出願書類を渡しました。

書類を参照しながら、何やら20分位いろいろ調べられているのをひたすら待ちます。

担当の方の調べものがやっと終わって、解説していただけました。

特許庁が出している「類似商品・役務審査基準」に掲載されているものであれば、審査が通りやすいということだそうです。

役務というのは、サービスのことです。

ところが、世の中にあるすべてのサービスが記載されているわけではありません。おそらく、過去に登録されたものから、これは基準に載せておいた方がいいんじゃない、というものを掲載されているのでしょうね。

また、基準に掲載されていないものについては、審査の上でオッケーということになれば、通してもらえるという仕組みらしいです。ただ、もちろんそのためには、審査期間が余計にかかるとのことです。

ですから、こだわりがないものについては、できるだけ基準に掲載されている文言のまま出願するのがよいとのことでした。

そこで、担当の方とご相談しながら、わたしの思いとそれに合致する文言探しをしていきました。

こんな感じで記載されているのですが、膨大な文言集の中から自分に合うものを選んでいくのが、ひとりでは大変な作業です。今、改めて見直してみると、これを書いておけばよかった、と言うものがまだ見つかります。

いよいよ電子出願!

担当の方の指示通りに、iPadで修正を進めていきました。

また出直してくるのだろうと思ってらっしゃったようなのですが。

「修正したので、電子出願できますか?」

「でも、USBメモリが使えないでしょう?」

「大丈夫です。今、5分もあれば、修正したものをUSBメモリにコピーできるので」

驚かれたようでしたが、了承していただけました。

「元々、ITエンジニアなので」

「こわっ!」

担当の方、PCの操作はお得意ではないそうで。

電子出願用のPCがある部屋に移動。

マイナンバーカードとUSBメモリをPCにセットして、いざ、電子出願!

最初は書類に不備がないかのエラー・チェック。いくつかエラーが出たので修正して再度チェック。ここまでは担当の方がやってくださっていたのですが、途中から作業を変わって、自分でやらせていただきました。その方が早いし。(笑)

途中、電子出願のエキスパートの方もいっしょに手伝っていただきながら、何度かエラーの修正を繰り返し。なんとか、電子出願完了まで到達することができました。

受領証や出願費用振込の書類などを印刷とUSBメモリにコピーして、作業終了。

ここまで、窓口に到着してから約2時間半でした。

終業時間を過ぎて、他の担当の方がみなさん退出される中、残業して付き合っていただき感謝です。これが無料のサポートだったのですから、本当に感謝、感謝です。

出願費用は、1件あたり2区分だったので、20,600円。

出願費用の振込も、スマホのネットバンキング・アプリで無事に完了。

あとは、審査が無事に終わるのを待つだけです。楽しみ!


具体的な出願書類作成時のノウハウなど、追加情報も記事にしました。


ホームページはこちら↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?