東京休日日和 5.100均とフランフラン

私の部屋は100均の雑貨と雑貨屋で購入した雑貨が喧嘩している。わ
東京に来る前は部屋へのあこがれが強く、食器やカーテンに思いをはせていたが生活の経済的な問題で100均を選択していた時に様子を見に来た母親に
「東京っていってもうちの地元と変わんないね。」と傷口を広げてきた。
何が悪い。家を出てからはお金を催促したこともないし、迷惑をかけたこともない。一人で生きてくとかっこつけるわけじゃないけどね。
フランフランに行くと高揚感と同時に落胆の波に襲われる。
前に一緒に買い物に行った自宅通いのお嬢様な友人が吸い込まれるように商品をかごの中に入れていくのを見たとき
なぜ彼女はワタシじゃないんだろうって思っていた。
かわいい歯ブラシ立ても、お皿も、全部全部手に入れらせたらいいのに。
その夜は息を細くして泣いた。
あれから20年もすれば心情も変わるもの。
今では無印良品というどシンプルライフにたどり着いたがたまに甘い小物が欲しくなるとフランフランを覗いている。
都心の雑貨の数とクオリティには圧倒される。
地元のひらがなで書かれた婦人服兼雑貨屋で文房具にときめいたのが恥ずかしいと思える。
懐かしい<恥ずかしい 方程式があるならこんな感じ。



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