衣食住の"衣"について

衣食住の"衣"の最大のメリットは、怪我や暑さ寒さから"身体を守る"という点にある。
そしてとりあえず着るものを確保したという状態からさらに"衣"充実させるためには、常に自分の服がなぜ素敵なのかを相手に言葉で説明できるように準備しておくと良い。
なぜなら服装はあくまで一瞬で終わる価値観の自己紹介だから、服だけでは伝えきれなかった大切に思っていることを、言葉のやりとりで補強して関係性をより深めることができるからだ。
上着であれば、プリントされているものの文化的価値や、作られた背景などを言語化できると良いだろう。
そうは言っても、相手によっては、例えばある種のロックバンドのツアーTシャツやブランドロゴの入った服などは、アンフェアな搾取的歴史の匂いがするという事で、説明すらさせてもらえずコミュニケーション拒否となる場合もあるかもしれない。

それでは、誰に対しても"価値観の説明"のチャンスを得られる服というのは無いのだろうか?
1つ考えられるのは、"自作の服"である。
自作といっても、型紙から作って縫製するハードルの高いものではなく、自作プリントTシャツだ。
Up-Tというサイトで、1枚約2000円から作ることができる。
https://up-t.jp/
画像や文字を中央に持ってきたい場合なども、ユーザインターフェイスがとても操作しやすいので、非常にありがたい。
おすすめの素材Tシャツは、価格の安さと透けないという点から、ジャパンフィットスリムTシャツの黒だ。
タイトな形なので、サイズは普段より2サイズアップで大き目を推奨したい。

繰り返しになるが、服装は一瞬で済む価値観の自己紹介だ。
そしてそれは、お互い気付かずそのまますれ違うはずだった他人の足を止め、コミュニケーションのきっかけを作るポテンシャルを秘めている。
ぜひ自作Tシャツを作ってみてほしい。


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