プログラミングと推理小説

プログラミングでは、どうしても解けずに答えを見てしまってから、「なんだ、そういうことか!」となることがしばしばある。
これは、「叙述トリック」を駆使した推理小説の最終章を読み終えた時にも、同じことが言える。

推理小説の歴史は長く、日本には4大奇書と選定された、以下の
「ドグラマグラ」、「黒死館殺人事件」、「虚無への供物」、「匣の中の失落」
をはじめとして、無数の名作がある。

その中に綾辻行人の「十角館の殺人」という作品がある。
この作品がまさに「叙述トリック」というジャンルで、あえて読者の誤解を招くように書かれている。
詳しくは伏せるが、「そんなことはできないだろう」と読者が早々と容疑者リストから外した中に犯人が潜んでいるのだ。

そんな手強い推理小説をこれから読み始めたいが、どこから斬り込むべきか迷うという人に向けて、以下に作家たちとその代表作と言われるものを挙げていきたい。

ドグラマグラ 夢野久作

黒死館殺人事件  小栗虫太郎

魔都  久生十蘭

孤島の鬼  江戸川乱歩

虚無への供物  中井英夫

匣の中の失落  竹本健治

バイバイエンジェル  笠井潔

月光ゲーム  有栖川有栖

頼子のために  法月綸太郎

翼ある闇  麻耶雄嵩

十角館殺人事件  綾辻行人

占星術殺人事件  島田壮司

黒いトランク  鮎川哲也

乱れからくり  泡坂妻夫

コズミック  清涼院流水

すべてがFになる  森博嗣

戻り川心中  連城三紀彦

仁木悦子  猫は知っていた

都筑道夫  なめくじに聞いてみろ

ノートに、登場人物の様子や相関図、また建物の見取り図やふと気になった描写などをメモしながら読み進めると、面白さが大きく増すのでお勧めだ。

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