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やっぱり株式会社!

逡巡しながら商工会さんにお伺い

株式会社にしよう!と決めて動いてみたものの、株式会社を継続するだけの売上をあげられるのか、揺らぎました。

本当に株式会社でいいのか?

まずは頭の中を吐き出そう、ということで、事業計画書や資金計画書、利益計算書に落とし込んでみました。以前ご相談した地元の商工会さんから(※初回商工会さんにご相談した時のことは後日記事にします)、事業報告書ができたら、まずお話ししましょう、とお声がけいただいていたので、事業計画書と資金計画書、利益計算書を携えてお伺いしました。

すると、「まあ、株式会社でいいんじゃないですか」とのこと。え?いいの?というくらいあっさりしたお返事。個人事業主がいいですかね、合同会社がいいですかね、と聞いて印象に残ったことを書きます。

会社の形を決める要素

①取引先が求める形は何か⇒私たちはドライフルーツを農協さんなどの企業に売ることも視野に入れています。以前農協さんにご相談したところ、法人であれば法人対法人で取引のテーブルに載りますよ、という言葉がありました。農協さんと取引したいなら、個人事業主ではNG、となります。

②株式会社か合同会社か⇒商工会の方が見ている中では、合同会社よりも株式会社で始めた企業の方がうまくいっているケースが多い、とのこと。感覚ベースとのことですが、こういう、数値化はできていない部分の経験をベースにした話は貴重です。

改めて仕組みの違いを整理すると、株式会社は出資者と経営者が分離しており、合同会社は出資者と経営者が同じ。合同会社は株式発行による増資ができない。今後、事業内容によっては増資をしたり、出資はしない取締役を迎える可能性もあるので、株式会社かなあ、と思います。定款認証が要らないので、合同会社の方が設立時のお金はかからない、というメリットはありますが。

なお、一般社団法人は何となく検討しませんでした。(一般社団法人は剰余金の分配を目的としないという特徴があります。収益事業をしてもいいので選択肢としてはありでしたが、非営利のイメージがあり何か違う気がしたので)

③個人事業主か法人か

・助成金の対象になるか?起業にまつわる助成金を受けたりするにあたっては個人事業主でも株式会社でも変わらないそうです。

・かかるお金はどんな違いがあるか?法人にかかる税金や利益が出た時にかかる税金のかかり方が違うとのこと。利益が出なくても法人になるとかかる税金は以下の2つ

・消費税(単純に売り上げの10%ではないそう。)・法人住民税(均等割り:最低7万円)

利益が出たら以下3つかかります。・法人税・法人事業税・法人住民税(税割り)

このサイトがわかり易かったのでリンク張りますhttps://kato-kaikei.com/post-194/

税金のことを考えると個人事業主でやるメリットがあります。

また、決算時の負荷が個人事業主と法人では違うとのこと。法人は決算を締めてから2ヶ月以内に申告と納付をする必要がある。決算処理のために、税理士さんに年間でお願いするなら月2万円、決算時のみお願いするなら10万円でやってくれるところもあるかと、とのこと。年間の利益から税理士さんの費用も考えないといけない、ということですね。

・あとは、信用が違う。⇒法人は、定款がある。定款があるということが信用につながるそうです。また、個人事業主でやるより、有限責任の法人のほうが安心感がある。「とにかくまあ、法人のほうが信用がありますね」とのこと。例えば何かを買う時、会社か個人事業主どっちが安心かといえば私も会社のほうかなあ、と思います。

現時点の結論

私たちが運用したい形は、株式会社の方が合っていると思いました。あとは、どう利益をだすか。商工会の方は、このご時世だから売上を伸ばす視点というより経費を削減する視点をもったほうがいい、とおっしゃってました。いずれにしても、株式会社でいく、そのために利益を出す方法をもっと考える。改めて気持ちの整理がつきました。

業にする、といってくれた取締役の本日の言葉。

「計画通りになんていかないよ、でも行き当たりばったりじゃどうにもならない。よく考えてうまくやりなさい。」

がんばります!

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