2021年マイベストドラマ「大豆田とわ子と3人の元夫」が最高すぎて興奮が止まらない①

年の瀬なので、振り返りが続きますが、続いては2021年ドラママイベスト!

これはもう、「大豆田とわ子と3人の元夫」がダントツ!観てない方に簡単に紹介すると、松たか子さん演じる大豆田とわ子と3人の元夫と物語。いや、そのまんますぎるんだが、これ以上の説明がないくらい、そのまんま。そのね、3人の元夫にまつわる話が素敵すぎるんですよ。3人の元夫っていうから、どんなどろどろした話かと思ったら、カラッと明るいくて愛らしい元夫たちととわ子の関係がよくて、人生重ねるのっていいな、って思わせてくれたドラマなのだ。

これまでの私的ドラマベストは
「獣になれない私たち」
「カルテット」

だった。今年の始めの「逃げるは恥だが役にたつ」お正月スペシャルも、好きだった。(これはまた後日。)
以前から、人の日常を切り取った会話劇が好きで、登場人物の心の動きに自分の人生を重ねて観ることが多い。

それらに並んできたのがこのドラマ。同じく、人生の格言が満載のドラマだった。好きなポイントは3つ。

①連続ドラマの特性を生かした構成
②格言だらけのセリフ
③俳優たちの名演技

①連続ドラマの特性を生かした構成

映画と違う連続ドラマのいいところは、1時間で完結する物語がゆるく連続すること。ただ、どうしても途中から観る人を置いてけぼりにしないように、1話完結ものが多い。それはそれでよいのだが、「大豆田〜」はそんなことはお構いなし。ドラマならではの1話で完結させる部分もありつつ、人間性が少しずつ解き明かされていく。
象徴的だったのは第6話。それまで、それぞれの元夫の人となりが明かされてきたのだが、6話は前話の盛り上がりを最高に生かした展開で、半分以上待たないと主役が登場しない。連ドラでそんなことってある?満を辞してとわ子が登場したかと思えば、衝撃の展開で話題をかっさらって、終了。なんとも消化不良でなまま、7話にいくのだ。完全に視聴者置いてけぼり。もやもやしたまま1週間を待つ羽目になった。

最高。視聴者に媚びない、チャレンジングな構成で、とっても良かった。

さらに、印象的なのは9話。10話で最終回のこのドラマだが、まるで最終回かのような展開の9話だったのだ。うんうん、大満足。いい展開。っとなったところで、最終回の予告で大混乱。最終回にして初登場の大豆田とわ子の「初恋の人」が出てきて、さらにもう一人、初登場の人が出てきた。どうやって回収するのだ!?

前後半でいい流れでまとまるかと思いきや、もうひとやま持ってきたー!!!

最後の最後まで、予想をはるかに超えてきた。なんとなく、流れが読めてしまうドラマが多い中で、こんなにも裏切ってくるドラマがあっただろうか。それも9から10話への構成の遊びの中で、視聴者が踊らされたのだ。素晴らしい。


少々長くなってしまったので、まずはここまで。ネタバレしないように書くのって難しいのね、、

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