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私にとってのハーブティー

私がハーブティーのブレンドを始めたのは3年前。
ハーブティーはもともと好きでしたが、ハーブを学んでからより一層好きになりました。
とても深くて、ひとつひとつが素晴らしい薬効を持つハーブ。
優しく穏やかに作用し、心と体を自然にメンテナンスしてくれる。
みんながハーブを気軽に楽しめたらいいのに。
もっと身近なものとして使えたらいいのに。
徐々にそう思うようになりました。
ハーブはいろいろ使えるけど、ハーブティーなら取り入れやすいのではと考えたのが、ブレンドを始めるきっかけでした。
たくさんの人に飲んでほしくて、ネットショップ(cocoHerbs)を開設。

その時cocoHerbsが目指したのは、ハーブティーが好きな人はもちろん、苦手意識がある人も毎日続けて飲めるハーブティー。
cocoHerbsのハーブティーで、それまでのイメージを変えられた方もいてとてもうれしく思っています。

その後1年間、イベントやカフェコラボ等でたくさんのお客様に出会い楽しく活動させていただいてましたが、少しずつ違和感が出てきました。
なにかが違う。だんだん楽しくなくなってしまったんです。
モヤモヤは主に以下の4つ。

①「心と体に良い」を前面に出すと、もっと体の仕組みやハーブがどう作用していくのかを伝えていく必要があって、私はまだまだそのレベルに達していないのでは?というモヤモヤ。
②誰もが飲みやすい、万人ウケするものを求めすぎた結果「これ!」というものが作れないモヤモヤ。
③売ることがそもそも得意ではないモヤモヤ。
④ハーブティーは体質改善のために毎日続けていくことが望ましいけれど、私自身、心からそう思えているのか?というモヤモヤ。

そのモヤモヤをずっと抱えて動けなくなるのは嫌なので早速①は「学ぶ」という行動に移してみたものの、モヤモヤ自体は変わらず。
払拭できると期待していた分落ち込みも激しくて、次の行動に移すまで10ヶ月近くかかりました。
この間、何か答えが出るのではと、いろんな本を読みまくっています。が、結局はインプットするだけで何も変わらず。
この後、キャリアコンサルを受けて徐々にモヤモヤを払拭していきました。

②ターゲットを決めることで解決。
ひとりひとりに合ったものを作るため、オーダーのみ受ける形に。
③「(お客様と)親しくなってしまうとお金が受け取りにくい」という弱点あり。イベントで仲良くなってしまうと全く商売にならないため、今後イベントには出ないことにしました。
④「私毎日ハーブティー飲んでないし。飲む時ってどんな状態だったっけ」ということを考えたら
「あーちょっと今日は胃の調子がイマイチだな」とか「生理痛で体が重だるい」って時だったり、「ただ心地よく、ゆっくり自分の時間をとって、ホッとできる瞬間」のお供だったり、「イライラしてるけど、ちょっと一息入れてリセットしようか」のお供だったりが多いかも。
もちろん学んでいるので効能を伝えることやアドバイスはできるけれど、健康指導がしたいわけではないんだよなぁと。(→①のモヤモヤにもつながる)

家族に作ってあげるときも「鼻がグジュグジュしてるからこれ飲んでみる?」とか「少しゆっくりしたら?」の意味で「お茶する?」と淹れてみたり。
飲むことが習慣化するのが一番だけど、こういう時に飲めたらいいよねってわかってればいいし、飽きっぽくてもまた気がついたら飲めばいいし。

ショップのリピーターさんはお友達へのギフトで購入してくださる方が多いのですが、それだって「子育てに奮闘している友達へ」や「新しい道へ進む職場の方へ」など、「がんばって!」や「応援してるよ!」の想いをハーブティーに託してプレゼントしているんです。

私はこの、人の想いをハーブティーにする作業がとても好きです。
私にとってのハーブティーは、人の想いを繋げるもの。
「あなたのことが大事だから」「こころもからだも大事にしてほしいから」「応援してる!」「大丈夫だよ」そんな想いを伝えたり、受け取ったりできるものだと思っています。

そんな素敵な想いを伝えるものだから、やっぱりハーブにはこだわりたい。
前回の記事にも書いたけど、ちゃんと行って自分の目で見て確かめて、作ってる人の想いもちゃんと解りたい。
今回近江おごとハーブガーデンさんにお伺いして、日々の大変なことや想いを込めて作業されてることも深く知ることができました。
ハーブのお話をたくさんしましたが、
「ゆっくりお茶を飲む時間を取ることって大事ですよね」としみじみおっしゃっていたのが印象的でした。
ハーブってそのほんの少しの心の余裕にもちゃんと作用するんですよね。
お話しながら体質改善ブレンドをいただきましたが、すぐに体が温まり、心と体がリンクしてることを改めて実感したひとときでした。

今日も読んでいただきありがとうございました!


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