オンライン会議

コロナ禍のこの1〜2年。仕事のリアルな打ち合わせがかなり減った。かなりというより、ほとんどなくなったと言った方がいいくらいかもしれない。その代わりによく使われるようになったのが、ZOOMなどのオンライン会議システムだ。

考えてみれば、その場所に出向かなくても、在宅あるいはオフィスにいるだけで相手と繋がり、顔を見ながらリアルタイムで話ができるのは便利だ。しかも資料の共有さえ、オンラインで画面に表示できる。便利な時代になったもんだと最初は驚きととともに嬉しささえあった。

しかし、現実に使ってみると便利な半面、意外なこともわかった。まず、こちらは実際に会うのと同じつもりにならないと。自宅で自分のPCに向かって、オフィシャルな顔をするのがけっこう辛い。私など、そもそも在宅で仕事をしているので、そういうオフィシャルな気分に切り替えるのは慣れているはず。それなのに画面に顔が出るのはまた違う緊張感がある。

さらに、オンラインでは、何となくリアルで会うのと違って、導入部の軽口というか、コミュニケーションのとっかかりのような会話が、割と省略されてすぐに本題に入る傾向がある。こんにちは、今日はよろしくお願いしますと最初に話すと、では今日の議題ですが的な流れに即なってしまう。

もちろん、その方が手短に済むのだが、会っているときの気軽な会話があまりないので、何だか妙に緊張してしまうのだ。そして会議や打ち合わせが終わると、ドッと疲労感に襲われる。事故のないように緊張していたがゆえだと思うが、これなら会った方がいいのにと思うことも一度や二度ではなかった。

オンラインの取材はもっと緊張する。気遣いがさらに倍加する気がする。なので、終わった後の疲労感がハンパない。便利なオンライン会議のツールは疲れるツールでもあったわけだ。これからコロナの影響が万一完全になくなったとしても、オンライン会議は増えていくのだろう。複雑な気持ち。

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昨日、ノエルの爪切りを決行。みごとやられた。大して痛くはないが、猫にひっかかれたのは、本当に久しぶり。ノエルはいろんな意味で、今までの猫たちとは違っている。よく鳴くところも含めて。ふ〜

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