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インドでタトカルTatkal チケット買った話AgraからVaranasi編


概要

インドにはタトカルチケットなるものがある。
タトカルチケットとは、乗車日前日に売りに出されるチケットである。(タトカルとはヒンディー語で緊急を意味する。)
通常の予約枠とは別枠で、タトカル分の座席が確保されており、タトカルを購入できれば通常の予約した人と同じように乗車できる。
通常の予約では買えなかった人、緊急で鉄道を利用したくなった人にニーズがあるという。
正直よくわからんインド独自のシステムなのだ。
今回はそんなタトカルチケットを窓口で購入した。一例として参考にしてもらえると嬉しい。


タトカル対応かどうか

タトカルチケットに対応している列車としていないものがある。
IRCTCの鉄道アプリで列車を検索するとTatkalと出てくるものは対応しており、購入できる。
Tatkalと出てこないものは購入できない。
タトカル販売数の確定は乗車日の2日前にされるようで、これもIRCTCのアプリからいくつタトカルが発売されるか確認することができる。

タトカルの事前準備

タトカルの販売は前日の10時から始まるものの、事前に申込書を記入する必要がある。
申込書には係員が整理番号を記入する。
10時からタトカルが発売が開始されるが、番号の若い順から係員が取り合ってくれる。
私はAgra駅を8時半頃に訪れたが、申込書をもらった時には六番目であった。
私は六番目であったが、三番目(10時7分頃受付)五番目(10時9分頃受付)の人が売り切れておりチケットを買えていなかった。
※人気路線・人気座席はすぐ売り切れるので、注意が必要だ。
ネットで調べたところ、どうやらタトカルチケットはオンラインで買えるものの10時15分からしか受け付けていないらしい。

窓口は10時から開くので、絶対に買いたい場合は窓口が開く時間(7時ごろには空いていたと思う)に申込書をもらい、10時頃に戻ってくるといいだろう。

申込書の記入の仕方

チケットには列車番号、列車名、乗車日、クラス、乗車駅や降車駅など書いて行こう。
IRCTCのアプリを見ながら進めるとその通り書けるだろう。
わからない場合は駅員さんに聞いてみるといいかもしれない。

タトカルの申込書
タトカルの申込書

チケットの支払い・発行

9時50分から皆が並び始める。
三番目の人を受付中に前に並んでいた仲良くなったお兄さんが私の申込書を取り上げて窓口に提出してくれた。するとチケット代1665ルピーとだけ書かれて帰ってきた。他の人が手続き中に詳細な料金を教えてくれるみたいだ。(この値段はアプリで調べていた値段と同額であった)
タトカルチケットは通常のチケットより少し割高である。
チケット代を用意しておき、順番になるまで待つ。
その場で支払い、チケットを入手できた。
チケットにはTatkalと書かれており、通常と同じようにそのまま使える。

入手したタトカルチケット


支払い・発行の注意点等

窓口にはJCBとデカデカと書かれていたが、現金をお勧めする。クレジットカード決済でモタモタしてると後ろの人が痺れを切らすくらいピリピリしているのである。そもそも対応していないとの記載も他の人のブログにあった。
並ぶ際はあなた何番?と周囲に聞き、順番を抜かされないようにしよう。見ている限りインド人に順番に並ぶ、番号通りにやるという文化はあまりないようで、後ろの番号でも我先にと割り込んでくる。彼らも必死なのである。だが係員は窓口に申込書を提出さえすれば番号順に取り扱ってくれるので、頑張って窓口に申込書を出そう。

その他の代替案

旅行代理店に頼むのも一つの手である。
自分は今回の旅行は時間があり、安く済ませたかったので、自分で購入するに至ったが、ホテルを予約している方や帰りの飛行機がある方は旅行代理店に頼むのも手である。
実際に同じ列車の同じクラスの列車に乗った日本人に聞いたが、その方はHISでチケットを購入を依頼し12,000円したらしい。私は1665ルピーつまり3,000円だったので9,000円の差があるわけである。
この面倒臭さと入手の不安定さとの天秤にかけてどちらを選ぶのか考えてほしい。
ちなみにタトカルを購入していた10-15人のうち外国人は私だけであった。

またインドは都市間で飛行機が数多く飛んでいる。少し値は張るが空の旅を楽しむのも手だろう。


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