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#創作絵本 カロンシリーズカロン動物園へ行く 第3話「No.4の扉」
ランさんは、動物園の中へ入ると、順路の通りは行かず、みんなを 誰も近寄らないような塔の前に誘導しました。
その扉には、4という数字が・・・ランさんは、ドアのノブに手を掛けて ギィーッとゆっくりと扉を開きました。
一刻も早く 動物達を見学したいのに、どうしてランさんは、こんな場所にみんなを誘導したのかしら?
ランさんは、
「さあ、入りましょう! 皆さん 私の後ろをついて来て下さいね‼︎」
#創作絵本 カロンシリーズ カロン動物園へ行く 第4話 謎の人 現る⁉︎
ナンバー4の扉から入り、エスカレーターに乗って下のホールに着くと、
後ろから、見知らぬ人が 走って 皆に追いついて来ました。
そして、その人は
「カロン‼︎」
と、声高らかに叫びました。
皆は、はたと立ち止まり その人を振り返りました。
カロンは、一瞬 怯えたような感じで、ママの頭の上でよろけましたが、つぶらな瞳で じーっとその人を見つめました。
エスカレーターの方を見ると、もう一人
#創作絵本カロンシリーズ カロン動物園へ行く 第5話 エーツ?!!
背の高い見知らぬ人に、「カロン!」と呼ばれた瞬間、
カロンはママの頭の上でバランスを崩してよろけましたが、
その後 しばらくその人の顔をじーっと見つめました。
そして、一度だけ 「クーッ」と高い音で鳴きました。
ママもナオちゃんもランさんも カロンの声を聞いたのは初めてだったので、とてもビックリ仰天しました!
そして、カロンは
ママの頭の上から 飛び立ち、
その見知らぬ人の頭の上にふわりと
#創作絵本 カロンシリーズ カロン動物園へ行く 第6話 #フラッシュバック
カロンは、ママの頭から背の高い見知らぬ人の頭の上に飛び移った途端、
その人は、その仄かな温もりを感じ その後、ものすごい勢いで 様々な記憶が蘇って来ました。
その姿は あの魔女の図鑑に載っていた 伝説の少女でした。
その人は、自分とカロンが かつて共に暮らし、共に冒険をしていた日々のことを思い出しました。
その頃の様々な思い出や場面が
蘇り、懐かしさで気持ちが一杯になりました!
この
#創作絵本カロンシリーズ カロン動物園へ行く 第7話#さあ、ママへお帰り!
その人は、やっと我に帰りました。
そして、カロンを手の平に移して
こう言いました。
「さあ、お帰り、ママの元へ!」と、優しく言いました。
カロンは、その人の手から、ママの手へと ゆっくりと移動しました。まだ名残惜しそうでした。
タナもじっと見守っていますよ^_^
さて、実は この見知らぬ背の高い人は、ママのnote仲間のKさんでした。
Kさんは、偶然に この日 動物園に来てい
#創作絵本カロンシリーズ カロン動物園へ行く 第8話 #トロッコ
Kさんと入れ違いに パパがエンジェルを肩車して、こちらへやって来ました。
パパは、皆のことを心配して 先回りして動物園のベンチに座って待っていたのでした。
エンジェルは、すっかり甘えっ子になって嬉しそう!
皆の元気な様子を見て、パパは 安心しました。残念ながら、パパは お仕事があるので 皆に挨拶して、再びエスカレーターで去って行きました。
パパをお見送りしているエンジェルは、少し寂しそ
創作絵本カロンシリーズ カロン動物園へ行く 第9話 碧い月の世界
トロッコが終着した場所は、とてつもない大きな一本の立ち木と その枝に抱かれるように浮かぶ碧い月の世界でした!
ランさんを先頭にした一行は、シーンと静まり返った夜の世界に唖然としました。
ランさんに導かれて、皆は、トロッコ乗り場から更に地下へ下りて行きました。
地下に下りると、コバルトブルーの湖が現れ、湖には UFOのような形の潜水艦が、控えていました。
皆は、その潜水艦に乗り込みました