アートワークショップ:実践レポート
2023 年8月6日 千葉市美術館 市民アトリエにて
主に縁組・里子・ユースを対象としたアートワークショップを実施しました。
プロローグ:身近なもので自分らしく!気持ちをカタチで表現しよう🎵
今回は紙粘土をつかった立体を作成する事にチャレンジ。
作るもののお題は「気持ちをカタチで表現する」というもの。
気持ちが一番出てくるのって、人の表情だったりしませんか?
そこで、思い思いの顔を作って、そこにいろんな飾り付けをしていこう!
というのが今回のワークショップです。
さて、一体どんな気持ちが生まれてくるんでしょう??とっても楽しみ🎵
先ずは今回講師のミンズ&グリさんに登場いただいて自己紹介。
普段お二人が作っている作品も紹介してもらいながら、
今日みんなと一緒に作るものについて説明。
ステップ1:顔をこねこねつくる
グリさんレクチャーのもとで、まずはベースとなる顔を作っていきます。
好きな大きさ、好きな形でOK。
目はつける?鼻はどうする?口は尖らせる?耳はつける?
手を動かしながら考えて、考えながら手を動かす。
あー失敗しちゃった!!
大丈夫!紙粘土はまた潰してこねて、作り直せるよ!
時間のある限り、納得いくまで形を整えればいいじゃない🎵
ステップ2:飾りを選ぼう!
ベースとなる顔が完成したら、次は顔に装飾するための材料を選んでいきます。
使っても、使わなくてもいい
いっぱい使ってもいい
材料を見て、触って、切って、曲げて、色をつけて
材料を見ていると、ちょっとデザートブッフェみたいにも見えてくる。
ステップ3:顔にいろいろ装飾してみる!
選んだ素材を曲げたり、刺したり、くっつけたりしていきます。
表情の作り方も、飾り方もみんなそれぞれ違ってる。
作っている人も、それを見ている人も
なぜか自然と笑みが溢れてくる。
もしも考えている事が吹き出しみたいに可視化できるなら
みんなどんな気持ちで作っているのかを見てみたい!
完成!!:シェアタイム
完成した作品について、作品タイトルをつけてもらい、
その後全員で作った人から説明をしてもらいました。
説明が終わったら、作者に質問したいことを質問タイム!
「なんでその色を使ったの?」
「ふたりの関係は親子?お友達?」
「ビヨーンと伸びたものはなんだろう?」
質問もたくさん出し合って、
作ってくれた人の作品をより深く楽しむことができました。
みんなの作品を鑑賞しよう!
この子たちが同じクラスにいたらとっても面白いクラスになりそう。
そう思えるような個性あふれる気持ちを表した顔が勢揃い🎵
今の気持ちを表現してくれた人
こうありたい という気持ちを表現してくれた人
こんな表情を作ってみたい!と作ってくれた人
偶発的に気持ちを表現してくれた人
いろんな気持ちが完成しました!
気持ちを表現しているからなのか分かりませんが
顔を作っている時の紙粘土を扱う手が
包み込むように優しく 優しくカタチを整えてくれていて
作っている過程を見ていて暖かい気持ちになりました。
気持ちがカタチになると
普段は自分の気持ちについて素直になれなくても
作品という物を介してなら、
ちょっとだけ普段よりも素直に語ることが出来るのかもしれません。
みんなの気持ちを聞けて、とっても嬉しかったよ🎵
また一緒に何かをカタチにしてみようね!!
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