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満月

いつからだろうか。
月の満ち欠けを気にするようになったのは。

小学生の頃、獅子座流星群が観れる、といって友達と夜の河川敷で集まったことを思い出す。
母親とベランダから夜空を眺めていたこともあった。

始めて流れ星を見たのはやっぱり獅子座流星群だった気がする。
途中まで頑張っていた母親も寝てしまい、私は1人、真夜中の夜空を見上げていた。
数は多くないが、一瞬にして消えていく星を何回か見た。
もちろん願い事なんてすることもできず、私はただ1人興奮し、次の日の朝に母親に自慢していたことを覚えている。

しばらく、夜空を見る機会は減っていた。
占術家、細木数子氏が「女は月を見るもんじゃない」と言っていたらしく、私は母親に言われた「月を見ないほうがいいらしい」という言いつけを成人過ぎるまで守っていた。


それが、yogaとの出会いが私を変えていく。

私がやっていたyogaは新月と満月は練習がお休みになる。
月の満ち欠けにより体やこころが変化するためである。

月と太陽の引力の影響を受ける地球。
満月を迎えるにあたり、エネルギーが高まり、活発になり落ち着きが無くなる。そして新月を迎えるに従い、落ち着きを取り戻し、次第に体は休もうと、動きたくなくなるそう。

それは人間だけではなく、地球に生息するすべての生き物が同じような状態になるそうだ。

また、思考も変わっていく。
新月の際に、願い事を書くと叶いやすい、というのは聞いたことがあるだろうか。
yogaのクラスでも何度か聞いたことのある話である。
太陽が月に反射していない分、地にエネルギーが注がれるそう。
新月は種まきの時期なのである。

また満月はエネルギーが活発になる時期。
思考も新月での決意に疑問を持ったり方向性に悩んでしまう時期だそう。
モヤモヤし始めたら大抵満月を迎える頃だ。

私は月の満ち欠けに大きく左右されてしまう。
しかし、月のせいでも月のおかげでもない。
ただ単に、今日が満月だったのか、あ〜新月だったのか・・・
と、思うだけ。

いつもは何も思わない他人のニオイに敏感なのも、ただ満月を迎える時期だから。

ただそれだけ。


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http://maeyoga.com/archives/973

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