つれづれなるままに

人間の世界は
いい意味で一人ではないし
悪い意味でも一人ではない

どんなに頭の中で自分の進むべき方向を向いていたとしても、何かしらの関わりが足を止める元になる。

引き寄せの法則やら類友やら、高くジャンプする前の準備やら、言い方なんてたくさんあるだろうけど、そんな言葉でまとめられても、それもまた違う気がする。

あの人は私のこと全て受け入れてくれる、だから安心できる人

たまにこんなこと言う人がいる。
私もそう思っていた頃があった。

それはすごく良い出会いだなぁと思う反面、なんともわがままなのだろうと思ってしまう。
わがままが許されるということなのだろうか。そもそもその相手方はどうなのだろう。自分一人でも許容範囲を超えることだってあるのに他人のことも受け入れていたらパンクしてしまうんじゃないか。
余計なお世話なのだけども、自分の全てを受け入れてくれる人ならば、逆にあなたもその人の全てを受け入れる姿勢が欲しいよね。
余計なお世話の話。

主演私、監督なし、が充満する世界。
人それぞれにその人の世界があって、その世界の主人公は“自分”。だから悲劇のヒロインにもなれるし、タキシード仮面みたいなヒーローだってかわいいアイドルのような人にもなれる。それが悪いわけではない。みんなそうだから。だから、自分だけがヒロインなんて思わないで欲しい。あなたにとっての脇役はその人にとって主役なのだ。
みんなで主演を務めましょう。

人間の世界は
いい意味で一人ではないし
悪い意味でも一人ではない

ひとりぼっちだって、寂しさに打ちひしがれる時もあるけれど、周りの人がストレスになる時もある、なんて。
私はどれだけ自分勝手で傲慢なのだろう。

孤独が強さに変わる時もある。
周りの人が優しさを分けてくれる時もある。

人間の世界はわがままで出来上がるのか。


#エッセイ