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ファスティング備忘録

6月に生まれて初めてファスティングをしました。その時は1日半でしたが、野菜ジュースを食事の代わりに採り、それ以外はノンカフェインのハーブティーを飲んで過ごしました。

咀嚼をしないせいか頭がぼんやり低血糖で身体は冷えるし、アフリカの飢餓の子供達を思い出して泣いたりとほろ苦いデビューでした。しかしながらファスティングを終えてからその効果に気付くのです。
翌週は妙に頭が冴えて仕事がどんどん捗りました。それに味を占め翌月から毎月一度はファスティングを続けています。

それが、年始は46.5kgと私の身長では普通体重だったのが、先月測ると41.3kg、体脂肪率が12.9%と見たことない数値が出てビックリ。肋骨が浮いて流石に美しさとは程遠くなりました。ヨガのダイナミックな動きは筋肉がついてこそポーズも決まるので、自分の生真面目さ、何事もやり過ぎてしまう性格を反省しました。更に頸椎を傷めてしまい、十日ほどヨガもお休みしています。

実は15歳の頃、摂食障害でした。きっかけは些細な一言。兄貴の「大根みたいな足やな」でした。父方に似てふくらはぎがししゃもみたいなフォルム。今でこそヨガのポーズを取るのにこの筋肉が役立つと好きになりましたが、当時はダメで何とか体重を落としました。そこから食べ吐きが始まり以降18年間闘いは続くのです。長かったし、女性が一番青春を謳歌する時期を食べ物との向き合いで費やした事は今でも辛い思い出です。ファスティングは痩せて喜んでた過去の自分の感覚に少し似ています。そう言う意味では摂食障害の完全な克服はまだなのでしょう。

ヨガは身体の変化が目に見えて面白く、心も鍛えられる気がします。職場の男性から「自転車やっていそうな足ですね」と言われたのが悔しくて昨年始めたヨガでしたが、今年はRYT200も取得出来たし、今現在はそこから派生してMBSRを外国の先生から習っています。25年前、アメリカ留学していた頃の杵柄でまだ英語を聴き取れる自分が誇らしいです。自分に丁寧に向き合う事、限界より手前に留まる事など当たり前の事が出来ていなかったのだと改めて気付かされています。

明日も早朝からマインドフルネス瞑想に参加してきます。朝っぱらからシュールだなと、俯瞰で観る訓練をすると笑える自分がいます。これが私、これで良いんだ、と呟きながら11月もゆっくり歩みます。


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