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あさきゆめみし

今私が一番通っている現場(主現場というにはまだ自信がない)こと神薙ラビッツさんのワンマンライブに行ってきました。

好き勝手な個人の感想がたくさん含まれるので寛容な方のみ読み進めていただきたいのですが、
とにかくとってもよかったので、noteを書くことにしました。



グループ結成時から武道館のライブを目指していることを掲げていて、
今年は2月のZepp Shinjukuに始まり、秋には渋谷クアトロ、そして来年にはZepp Yokohamaが控えています。

今回の恵比寿リキッドは、初のバンドセットライブ、約3年ぶりの新メンバー発表など、大きな挑戦や変化が告知されていて、
目標の武道館に向けての1つの大きなマイルストーンになることは間違いないです。


私は地蔵カメコなので、もちろん撮可優先エリアのPチケットを確保。
叩いた結果、片手で数えられる整番なのはいいけど、転職直後で人権(有給)がないので、誰かがチン出しをしない限り既に遅刻が確定していて悲しい。

でも私は最前じゃなくても楽しめる自信がありますし、恵比寿はよく知っていて駅から箱までの最短経路を心得ていますので、オールオッケーです。

待ってろ璃桜ちゃん!





会場に15分ほど遅れて到着。
開演してまあまあ間もないのに既に会場から出てくる人が数人いる。
きっと招待の人たちだったんだろうけど、過剰な招待特典で得た集客は付け焼き刃でなんだかなあという感想です。(なので今回は誰も招待してないです)

でも入場してフロアを見たら想像以上に人がたくさんでびっくり!
そりゃ人がたくさんの方が張り合いが出るし、いい雰囲気でライブができるし、招待制度が少なからず寄与しているんだろうから、まあ悪くないなと思うなどしました。(招待してない人間(オタクは人間ではない)に発言権はないです)


フロアを眺めながら上手前方に滑り込んで、ステージを見たら定番曲ちはやふるの途中。
璃桜はどこかな〜と探すが、ステージにいない。

まだ新メンバーが出てきていないのでステージには6人いるはずだが、どれだけステージを凝視しても璃桜がいないし5人しかいない。
けど声はする。

みなさんは楽しみにしていた現場で推しメンがいなかった経験はありますか?

私はなくて、頭が真っ白になりました。


今日は出れなくなったって公式から発表あったっけ?
璃桜はいないのにフロアをもう一度見渡すとメンカラの水色を振っている人はいるしなぜ?
声はするけど、神薙は欠席メンバーがいても他メンで補わず音源を流すシステムなので、何かやむを得ない事情で急遽欠席になったんだろう。
他メンがステージで歌って踊っているけれど緊急事態なのでスマホを開き公式Twitterを確認する。何も告知なし。
え、もしかして私にだけ璃桜が見えなくなったのでは??????







言うてたら突然見えるようになりました。

出てきてすぐ見つけてくれた(感謝)

なんか、気づいたら袖から出てきました。
あとから聞いたら早々に衣装破壊して退場してたっぽい。まじ焦った。
出てきてからキンブレ用意したりもたついてたのでステージほぼ見ておらず途中まで記憶なし___


意識を取り戻してからのMCからの煙葉硝花がめちゃくちゃよかった。
定番曲やからこそ、普段との違いがよく分かる。
メンバーも心なしか当社比ロックみ数割増しで歌ってる印象でした。

そして、璃桜の歌声が生演奏に映えすぎる。
いつも以上に声が通ってガツンと響いてそれがあまりにもかっこよすぎました。

続く夢々の唄はいつも通りパワフルで華やかでした。
その後の綺音さんのアチアチMCからの七星幻舞も煌びやかで好きやったなあ。
七星幻舞はいつも最後にやることが多いから、旧体制のステージ最後の曲として差し込まれることでとても効果的に使われていました。

この3曲はステージを追いかけるのに夢中になりすぎてカメラ構えられませんでした。
どんな高性能なカメラも肉眼には勝てませんからね。(うんうん)



ここで幕間に入り生バンドが音を繋いでくれます。
このタイミングで最前に隙間があったので入ります。

幕間後からは写真撮るぞ!と意気込んだところでライブ再開。

特別衣装になったメンバーが1人ずつ登場して、それに続いてぬるっと新メンバーも1人ずつ登場。知っている子じゃないことを確認し安心する


新体制1曲目はなんだろうと身構えたら、ライブ名と同じタイトルの新曲
そういや今回は新曲披露もあるって話でしたね。
神薙ラビッツさん新曲のリリース頻度が高すぎて、いい意味で特別感は薄れつつあります、、

グループのコンセプトの"和"感よりはバンドセット寄りの曲調でかなりかっこいい。
冒頭の璃桜のパート、今までにない歌い方で、こんなテクニック使えるんやを毎度更新してくるのすごすぎるな。
新メンバーは早速ラップやサビパートがあって、くらいついてくるのすごいな。
既存メンバーは今まであまりない組み合わせの歌唱パートがあったりして新鮮でした。

というか、ずっと思ってたけど舞組が歌えるのすごくない??(※神薙ラビッツは歌とダンスの担当が分かれています)
私の三次元オタクはダンス&ボーカルユニットDream5から始まっているので、この貴重さがよく分かるつもりです。
なんか舞組は当然のように歌ってて、唄組は踊ってて毎回びっくりしちゃうんですよね。
新メンバーはおそらく、春鴒(しゅり)が舞、澪奈(みおな)が唄なんでしょうが、まだ公表されてないし、これからはあえて担当を分けないのかもしれないですね。知らんけど

すげーと思って見てたら撮影忘れてました。
気を取り直してカメラを構えます。


その後は先日公開された新曲あゝ浮世恋絵巻
この曲はTHE和のスルメ曲って印象で生演奏の想像がつかなかったからこそ、バンドセットとの親和性が高かったのが意外でした。

続く飛んで!文明開花!は終始細かい音符がハイテンポで駆け抜けるカロリーの高さがエネルギッシュなバンドセットにぴったりやなあて思いました。
Cメロ終わりの璃桜がセンターに駆け込んで歌う「運命の花咲かせ」がいきなりとても伸びやかで、その瞬間に一瞬雰囲気変わってめちゃくちゃ好きなんよね。

その後の世界一天晴れウサギ!は"遊び"が多い曲だからこそ、生演奏にぴったり。
文明開花とは違った理由で親和性が高いですね。
この曲は璃桜の表情がコロコロ変わるから見てて楽しい なんか落ち着きなくぽてぽてしてるのもかわいい。


バンドセットアレンジが楽しい曲が続いたあとに、綺音さんのMCから入るのは万々歳々

Aメロの歌割りが唄組2人で分けられていて、舞組が前方で踊る中後方で2人で向かい合って歌詞を確かめ合うみたいに歌うのが印象的な曲。
卒業した唄組の七燐鈴がステージに立たなくなっても、璃桜はたしかに七燐鈴を見て歌っていて、
他の曲の多くは舞組の誰かが七燐鈴パートを担当するようになっても、万々歳々のAメロの空白は埋まりませんでした。

今回から、その穴に澪奈が入りました。
ちょうど璃桜の表情がよく見える場所で見ていると、あまりにも璃桜の表情が明るくて目に光が宿ってて生き生きしてて、不覚にも目頭が熱くなってしまいました。

現場の雰囲気や楽曲やグループの世界観を理解して自身の感情を乗せて、それをパフォーマンスで分かりやすく表現してくれるから、璃桜のライブでの姿は何回見ても飽きないし新たな発見や感動があります。
特に遠くを見つめる表情と夢とか希望を歌うときの表情がめちゃ好きなんだよなあ、、(キモ感想)

上記のこと抜きにしてもこの曲自体がとっても大好き。神薙らしい言葉遣いを含みながらもメッセージがシンプル。

万々歳々!声上げて! みんな一緒に生きていこう
悲しみだらけの苦しい世界でも
万々歳々!声上げて!みんなみんな愛してる!
どんな時だってボクらいるから
悲しい世界には愛を燦々
輝く世界は万々歳!
笑顔が溢れる未来へと
ボクら連れていくからね

万々歳々/神薙ラビッツ

神薙は「歌詞見ても何を言いたいのか理解しにくい"雰囲気かっこいい"曲」の印象がどうしても強いけれど、
そうじゃない曲もたくさんあって、歌詞がすごいあたたかかったり優しかったりするのが、パックジュース折り畳んだときに"ありがとう"のメッセージ見つけたときみたいな、そんな気持ちになります。伝われ。

さらに、Cメロの璃桜パート「長い夜もここから明ける」が伸びやかで頼もしくて説得力があって泣けちゃうんですよね。
「必ず明ける」でも「乗り越えていこう」でもなくて「ここから明ける」なのが結構ミソだと思ってて、
暗い現状であることを否定せず受け止めて、でもこれからよくなっていくよと明るい歌詞なのが泣ける。ちょい泣いた。


このエモ万々歳々からのあさきゆめみしはまずいって。危機感持ったほうがいい。

まず歌詞めちゃいいんですよ。フルはぜひこちらから確認してください。

もう夢は見ないなんて言うなよ
顔を上げれば日は昇る

浅い夢でも
さぁさぁ夢見ましょう!
飛びっきり派手な夢
一生食べ切れないくらいの
今日もこうして日は昇る
浅い夢だって
強く生きて
あぁ、生きるんだ
昇れ初日の出

あさきゆめみし/神薙ラビッツ

要約すると、お前ら夢を見ような!って内容なんですけど、曲中で夢は願えば叶うとは言ってないんですよね。
むしろ「夢は叶うとは限らないけど、どうせ生きていかなきゃいけないんだし、儚くてもでっけえ夢を見ようぜ」ってメッセージだと私は解釈してます。
いろは唄に出てくるあさきゆめ(浅い夢)も「儚い夢」という意味みたいですし。

万々歳々と同じく、優しくてそれでいて力づけられる歌詞なんですよね。

璃桜のパートに負けないように被せてみんなが力を込めて歌う「浅い夢でも」から入る大団円の大サビが好きすぎるから、人数が増えてより好きになったし、
璃桜と旭が背中を合わせたあと向かい合って手を取り合って歌う「強く生きて」も気持ちがこもりすぎてて好きすぎる。

そして大サビの最後の璃桜パート「あぁ、生きるんだ 昇れ初日の出」のオケが無音になって璃桜の声だけになるところが、ほんっとにいい。何度見ても純粋に感動します。
(ぜひ生かYouTubeなどで見てほしい)
昇る初日の出を追いかけるみたいにして上を見るのもめっちゃいい。
デカ箱いっぱいにバンドと歌声が広がっていつも以上に感動しました。


てっきり最後と思ってたからその後の花咲く空にはなんで??って感じやったな。あさきゆめみしで終わらせてくれよ。いい曲とは思うけどね。記憶なし。


そのあとよく分からんアンコール発動があり(いつも現場の中心におられる方が率先しないとやる人おらんやろ)、僕という花が始まります。

僕という花も歌詞がいいよな。

僕という花の綺音さんのCメロと大サビの最後にやる手ひらひらの振りがめちゃくちゃ好きなんやけど、今回は大サビは振りをせずにロングトーン歌いきってたのが印象的やったな。めちゃぐっときた。


そんなんで満足感たっぷりの公演は終了しました。

ほーりを探せ!(★★★☆☆)




自分でもこんなに感想が出てきたのがびっくり。

書きたいことが次々出てくるくらいには、璃桜のパフォーマンス見落としたくなくて集中して観てるしその結果地蔵になり、きっと望ましいオタクのフロアでの振る舞いはできてないんでしょうけど(度々物販でご指摘を頂戴します)、
ライブ終わりに汗まみれ喉ガサガサ、翌日以降に筋肉痛になるようなライブの楽しさも知っているからこそ、神薙はゆったり地蔵で見るのがしっくりくるなあと思ってます。

カメコはなんだか喜んでくれる気がしてるし(オタクはアイドルのリップサービスを間に受けるな)、床に向かってmix打つよりは璃桜のことよく見れるし、やっぱり地蔵カメコは今の自分のスタンスにはあってる気がします。

肉眼が一番いいのは変わりないけど。

これからも他人と比べず、自分なりの楽しみ方で現場には通おうと思ってます。オタク余生なのでね。



初めての囲みデジショ 我ながら良すぎる
いい笑顔



基本的に璃桜としか現場では話さんのに1分の接触でふざけてしまうから真面目に感想を書くの新鮮すぎた。
それくらい楽しかったですよ、ということでした。

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