レトルト文学カレー漱石を販売してくださるお店募集です。

 夏目漱石の誕生日2月9日に発売をしましたレトルト文学カレー漱石。プレイベントを二子玉川「本屋博」で行わせてもらえ、その模様が読売新聞の朝刊に掲載されるなど、好調なスタートを切ることが出来ました。そんな慌ただしい日々も過ぎ、見渡せば世は新型コロナウイルス騒動で一色、わずか一月ちょっと前の二子玉川蔦屋の喧噪が嘘のような窮屈な世界に生きています。

 小中学校も一斉に休校して二週間ほど、息子の友達に聞くと「もうゲームをするのもうんざりだよ」と。人も鳥も籠の中は窮屈なのです。とはいえ人の気持ちを変えるのは大変なことで、胸の内のことは慎重に接しないといけません。家に閉じこもるのも、閉じ込めるのも、それはその家の考え、一局の手というものです。

 落ち着いてきた今なので募集させてください。当店が発売したレトルト文学カレー漱石を扱っていただけるお店を募集いたします。当店では発売元ということで600円+税で発売させていただいてますが、食品なので定価はなく、700円+税というお店もあります。基本、本屋さんで売るカレーなので、新刊書店および古書店、もしくは夏目漱石と関係のあるところのみでの販売をお願いしております。さらに、原価が掛かりすぎ、送料を発生させると赤字になってしまうので、都内の本屋さんのみお願いしております。

 レトルトカレーとしては高価格と思う方も多いですが「本屋でのお土産品」と思えばそれなりの値ごろ感かと思います。日常ではなく非日常を持ち帰る、という感じです。詳細はメールもしくはお電話ファックスをいただけますでしょうか。 cocktailbooks@live.jp 03-3310-8130電話ファックス共通。担当狩野までお願いします。

 文学カレーは早くも第二段を構想中です。6月19日の桜桃忌にレトルト文学カレー太宰の発売に向けチームを組んで開発をしています。第三弾も海外の作家のカレーに挑戦しようと動いています。点を線にし、面として展開しようと動いています。

 コロナウイルスが最も罪深いのは、人と人が出会えなくなる、コミュニティを壊す可能性がある、ということかと思っています。こんな時期だからこそ、本という人の内面を豊かにするものはとても重要ではないかと思っています。本が読みたくなるカレーを当店のレトルトは目指しています。まさに「こんな」時代だからこそ手に取っていただければと思っています。

 

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