現代の座売り

 近代的な百貨店の始まりは1905年に「デパートメント宣言」をした三越呉服店だと言われている。単に物を売るだけではなく、様々な文化的な催しも行い、様々な体験をしなら物を買う、というアミューズメント施設を兼ね備えた百貨店だったのだろう。物の売り方も江戸時代から続いていた「座売り」から、商品を自由に手に取って選ぶことが出来る「陳列販売」へと大きく変わっていった。

 座売りというのは、顧客は店員のいる座敷に上がり、そこで店員と会話を交わしながら商品を選ぶ方法で、自分と商品の間に店員という「人」と「会話」というコミュニケーションが介在し、面倒で時間がかかると売り方で買い方だった。

 しかしこの座売り、現代でも形を変えれば有効に機能するのではないかと思っている。というか中国のネットサイト「アリババ」では、客と店員がチャットしながら販売している、というのを聞いたことがある。これなぞ、ネットを介した座売りだろう。ということで、コロナ渦の今こそ求められている、当店ならではの座売りを近々開催します。

 著者を二名お呼びして、それぞれ最近出た著作の話をしてもらいます。よくあるトークショーを想像してください。著作の読みどころや、苦労話など、著者から直接聞けば、読もうかな、と思い方も多いはず、もちろん今回はサインを入れての販売です。その他、参考文献や、この本を一緒に読んだら著作の世界が広がるお勧め本、最近読んだ面白いお勧め本まで、沢山の本を持ってきてもらい、その場で販売します。もちろん、コロナ渦なので、ネットで配信します。you tubeかzoomでご覧いただけます。販売は「日本の古本屋」でどうぞ!

 いかがでしょうか、現在の座売り。著者にメールで説明しようと思ったのですが、このnoteを読んでもらおうと思い書きました。開催が決まりましたら、こちらでも告知します。

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高円寺にある古本屋と居酒屋がいっしょになった店、コクテイル書房を営んでいます。文学をテーマにしたおつまみやお酒を提供しています。店の外には本の交換が出来る「まちのほんだな」があり、お金を介さずに本を手に入れることが出来ます。2月9日には文学カレー「漱石」をレトルトで発売します。
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