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COVID-19(コロナ)中等症2にかかって3週間休んでた話

TM1です。

これは7月~8月の3週間、例の病にかかりぶっ倒れていた時の日記的なメモをまとめたものです。

なお、あくまで本記事は私見と日記的な記録です

○初日(発症日)

仕事中突然身体が異様にだるくなり、頭が何も考えられなくなった。体温計ってみると37.5℃前後。これが原因かと思い、仕事を定時で切り上げる。

その日は38℃を超えなかったので明日かかりつけ医に相談すれば良いかと安易に考える。食欲は旺盛でハンバーグ300gくらい食べる。


○二日目

早速かかりつけ医に相談すると、大きめの病院を紹介されPCR検査(唾液)だけ受けられることに。かかりつけ医からは解熱剤を貰い、大きめの病院にて検査を受ける。

その日は体温38.5℃くらまで上がるが、食欲は旺盛、ピザがうまい。この時点で嫌な予感からポカリスエット1.5リットルを大量購入する。


○三日目

体温が39℃を超え、腰が痛くなる。病院からPCR陰性の判定を受けたが、じゃあこの発熱何よ?と怖くなる。

目に見えて食欲が落ちはじめた。ポカリが日に3~4本ペースで減る。発熱しても汗が出なくて身体がきつく、逆に解熱剤を使うと大量に汗が出て身体がべちょべちょになるのが気持ち悪い。


○四日目

かかりつけ医に再度連絡して診察して貰う。腰の痛みから腎臓の炎症を疑われ尿検査を受けるも、特に問題無し。

解熱剤を貰う。また、PCRの再検査を薦められる。いつの間にか背中が痛くなってる。


○五日目

体温は相変わらず39℃超え。かかりつけ医の言うように、今度はPCRを受けた大きめの病院に相談した(PCR陰性なのに熱が下がらない)ところ、他の検査を受けられることになった。

隔離された空間でCTと血液検査、尿検査をうけ、その結果細菌性ではない肺炎と診断された。決め手は背中の痛みで、膜まで炎症しているらしい。医師は触診で反射的に背中を痛がる反応をしたことで肺炎と判断したとのこと。

もう一度PCR検査をし、仮に陽性なら中等症1である説明を受けまた解熱剤をたくさん貰って帰宅。

家ではポカリの影響で口の中が甘くなったのか、塩気が強いものが食べられない。というか食べることが億劫に感じる。


○六日目

二度目のPCR検査で陽性判定が出て、この時点で中等症1が確定した。保健所から連絡を受けたので、肺炎が検査で確定している旨を伝え、入院を希望した。しかしこの日は受け入れ先が見付からず自宅療養となる。

息苦しさが増し、解熱剤の効果にタイムラグが出来たり、解熱剤が効いても体温が37.5℃より下がらなくなる。背中が痛みが増してきて、仰向けに寝られない。

生活空間が戸建てである強みを生かし、親と居住空間を分け、親はPCR受ける。また、職場等に連絡する。


○七日目

この日も入院受け入れ先は無い。保健所からパルスオキシメーターを送ると言われる。体温は解熱剤の効果が切れると40℃近くまで上がる。終日痰に血が混じるようになる。この日も背中の痛みがきつくて仰向けになれない。

食事は醤油をかけない豆腐とプロテインとサプリメント、カロリーはポカリ6リットルで摂取してる状態。とにかく食べることが億劫だが、食べられるだけ食べる。

親がPCR陰性(鼻の中ぐりぐりやられるやつ)で一安心。親は既にワクチン摂取出来てたのが良かったのかもしれない。


○八日目

状態は変わらず発熱、食欲無い、痰に血が混じる、息苦しい、背中が痛い。入院は難しいと保健所に言われるが、とにかくとにかく探してくれと返す。

ネットを調べ、少しでも楽になる方法を探すと、仰向けにならないほうが酸素的にいいみたいな記事を見つけ、終日横向きになる。どのみち仰向けだと背中が痛いので好都合だった。


○九日目

別アプローチとして親経由で保健所以外の相談窓口に連絡する。幾つかの相談窓口と問診を経て、結果入院こそ出来なかったが、幾つか診察が出来そうな病院を紹介して貰えた。

この相談のなかで、いつの間にか上唇が紫色になっていたことに気付く。また、パルスオキシメーターが届いたので早速使うと血中酸素濃度が91~93%。中等症2までいっててそら息苦しいよなぁとぼんやり考える。


○十日目

状況は昨日と変わらない。血中酸素濃度は90~93%。90%を切ったら一気にやばくなるらしい。このまま重症になったら、ちゃんと119で入院出来て治療出来るのか不安になる。一週間入院先か見付かっていないのも不安のもとである。


○十一日目

相変わらず血が混じる痰を吐き、背中が痛いから横向きで寝て、解熱剤を4時間置きに飲み、食事は取れない。

いつ血中酸素濃度が低下するか怖くてたまらない、解熱剤が無くなりそう。一応解熱剤の追加は言えば貰えるらしいと聞く。


○十二日目(入院初日)

なんと半ば諦めてた入院先が見つかったと保健所から連絡を受ける。慌てて荷物(病院からはありったけの下着類、お金、保険証、常用の薬を指示された。他は自ら、スマホ、業務端末と充電器、サプリメント、カロリーキープ用のナッツ類)を用意して、保健所が用意した車で入院先に移動する。

病院に着いた途端車イスに乗せられ、CT検査を受けたらそのままダッシュで隔離病棟へ入り、個室でレントゲン血液尿PCR(鼻の中ぐりぐりされて凄い痛い!)などをまとめて受ける。その後やって来た担当医師が言うには、コロナとしては収まってきつつあるものの肺炎の影があるため、主に肺炎治療(投薬)をすることになった。

なお点滴や酸素吸引は無し。血中酸素濃度が下がったらするということになった。

検査が終わり夕日を病院から窓の外を見なが、ああ自分もしかして助かったのかなぁと安堵した。退院後に親も凄い安堵したと言っていた。

夕食はお椀一杯の米と野菜とそぼろ、汁。だが嚥下する度にすごく疲れてしまい、結局40分かけて食べきれない(米3割残し)だった。一週間まともに食事してなかったためだろうと適当に考えた。

相変わらず汗がたくさん出るので、結局病院着を2回くらい変えた。


○十三日目(入院二日目)

血中酸素濃度は相変わらず90~93%だが、体温が38℃が下回り、身体が少し楽になる。

個室から多人数部屋に病室を移された。肺炎の薬は副作用がある薬だったが、ネットにも記載されていた治療薬だったのと、どのみち肺炎が収まらないとどうにもならないので飲む。

食事は時間はかかるが完食できるようになっていた。薄い味付けが逆に食べやすい。

買い物は自分ではできないので看護士にお願いするシステム。毎日水4リットルを買ってもらい、一晩で飲みきった。

看護士さんはみな優しい。担当医師はさばさばしててわかりやすい説明をしてくれた。本当に感謝しかないです。


○十四日目(入院三日目)

体温が37.5℃以下になり、身体がより楽になる。血中酸素濃度も94%という数値が見えるようになる。

肺炎の薬の副作用で、ちょっとした動きでしゃっくりが出るようになる。このしゃっくりは一度起こると5分近く止まらず、5分してから水を飲んで息を止めると収まる。特に水を飲む→尿意からトイレ行く→トイレ行くと高確率でしゃっくりが出る→水を飲む→尿意……と繰り返されるのが辛かった。


○十五日目(入院四日目)

平熱に戻る。担当医師が明日平熱でレントゲン撮って肺炎落ち着いてたら退院と言われる。しゃっくりは出るが、頻度は落ちた。シャワーが気持ちいい。


○十六日目(入院五日目)

平熱を維持し、無事退院。ただ、医師からは一週間は静養しろ(働くな)と言われる。

少し歩くだけで疲れ、階段乗り降りが辛い、頭はぼーっとして回らない状態、血の痰はまだ出る、薬は数日分ある(飲みきる必要がある)状態では社会復帰は難しいと感じたの一週間休むことを会社に連絡する。


○十八日目

リハビリがてら家の近くを歩き始める。少し身体動かしただけで頭のなかが真っ白になる。体力の落ちが激しく、手足が細くなった。

まだ血中酸素濃度が、95%以上にならない。本日で薬飲みきった。会社の人と話をして、少しずつ頭を社会復帰へ向かわせる。


○二十日目

この日、朝に大量の黒い痰を吐いて、以後血の痰は出なくなった。ありがとうデカドロン。

運動を始める。ブランクで画面が見えない。


○それから数日(現在)

一週間経って社会復帰する。ただ頭を使う体力が足りず、一日持たないので時間がかかりそう。血中酸素濃度も95~96%くらいと少し低いまま、上唇もまだ紫色が残っている。

ほか後遺症らしいものは今のところ感じない(倦怠感、味覚障害、頭痛などは無い)けど知らない後遺症が出ているかもしれない。


○今後する必要がある事務手続き

医療保険等の申請のため、自治体の保健所に必要な書類を申請する。コロナの場合自宅療養も含めた期間が保険範囲なのは重要。

今回の入院自体の費用はかからないが、入院着(定額✕日数)や入院中で買った飲料代などは別料金なので、請求が来たら支払う。


○今回感じた私見色々(あくまで私見です)

・とにかく検査を受け、事実を集める

今のご時世何かしら発症したらとにかく可能な限り検査を受けた方がよいです。数値や診断結果の事実は、主張が出ると感じました。

・熱は常にはかる(血中酸素濃度も可能なら)

解熱剤で体温が乱高下するので、体温は常に測った方がよいです。朝起きて37.5℃だから楽かな……と思った一時間後に39.5℃になっていたとか当たり前にあります。解熱剤も39.5℃とかだと効きにタイムラグが出てたりしました。

血中酸素濃度はパルスオキシメーターが来てから一時間おきくらい見てました。常に90前半だったので、正直怖かったです。

・入院は中々できない現実

早い段階で肺炎持ち中等症1が確定しましたが、結局1週間自宅療養でした。保健所からは他にも患者が多く今日も自宅療養で…と毎日返されました。入院出来たのも、保健所以外の各相談窓口への働きかけの影響はあったかもしれませんが、最終的には運が良かったのだと思います。受け入れてくれた病院や探してくれた相談窓口には感謝の言葉しかありません。

・生命線ポカリ

ポカリ1.5リットルで375カロリーと電解質、そして水分が取得できます。特に食欲が落ちてカロリー取れなくなっていたのでポカリは重要でした。なお、アクエリアスだと2リットルで380カロリーのため、多めに飲む必要があります。

購入はカクヤスのような酒屋などで配達をお願いするなどするといいと思います。重いので。

・シャワーを浴びる場合タイミングに注意する

自分の場合、解熱剤で大量に汗が出た後、温度の低いシャワーに短い時間で入るようにしました。

汗が出てない時間帯にシャワーすると体温が上がりきつくなる、解熱剤使った直後だとシャワー入った後に汗がぐっしょりになる、熱いシャワーを使うと出たあとで汗が止まらない、等の失敗がありました。

このやり方は入院先でも役立ちました。

・入院の際は下着をありったけ持っていく

入院中は入院着を支給されますが下着は持ち込みです。洗濯も難しいのでありったけの下着(パンツ)を持っていったほうが無難です。※一応、病院によっては使い捨てパンツがあります。

なお、シャツは病院着があるので何とかなります。

・感染対策の油断

今回経路で思い当たる節としては、詳細は省きますが飲食ではない場所で15分程マスクを外した時がありました。時期的にも合致しているので、そこかと思います。

親の仕事に外での作業があるので、感染対策は家で話し合い、マスクや消毒用品を用意して考えつく対策をしていただけに油断で罹患したのは悔しさと後悔がありました。

今のデルタ株はとても罹患しやすいと聞きます。例え確率を0に出来なくても、減らすためにも感染対策は続ける必要があると感じました。





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